2010/05/30

Acclaim Releases Now Available

けっこうソールドアウトになったものがあるので、現在入手可能な Acclaim Releases を更新しときます。更新にあたり、説明もところどころ訂正しました。順番は型番どうり。

SHADES OF GREY - Freedom / Incarceration LP (ACM026) - 2010

Shades of Grey はスウェーデン・ストックホルムの現代的なアナーコクラスト・バンドだ。demo CD、split LP/CD w/Massmord を経て、待望のファースト・フルアルバムが完成。彼らは、Sakke (drums)、Diana (guitar, vocals)、Maria (bass, vocals)、Martin (guitar, vocals) という4人のメンバーで構成される。楽器も兼任する Diana と Maria の2人の女性がメイン・ヴォーカルを務め、悲しげなメロディと力強いスウェディッシュ・スタイルのDビートがミックスされた、怒りに満ちたクラストコア・サウンドをプレイする。そして突進するような勢いを保ちつつ、ドラマチックなパートのその融合も見事だ。本作ではさらにダークネスな要素が加えられており、曲構成にもさらに壮大な詩的要素が加えられている。また、Agrimonia、Massmord らのメンバーがバックアップ・ヴォーカルで参加、そのサウンドを盛りあげる。歌詞の内容はアルバム・タイトル──"Freedom" (自由) / "Incarceration" (監禁) がすべてを物語っている。「個の監禁」は、学校制度・男性支配・宗教・軍国主義・その他あらゆる「システム」に内在している。彼らが本作において言及しているように。つまりこのことは次の彼らの言葉によって多くの意味を持つことになるだろうか: 「私たちが今日の政治/経済システムを注視するなら、私たちはどこに立つのか? 個の自由は他者の監禁に依っているのか? 私たちは共存しているのか、競争しているのか?」。16ページ・ブックレット付。Sadness of Noise (アイルランド)、Contraszt! (ドイツ)、Pain of Mind (ドイツ) との4レーベル共同リリース。

NAGÄF / FROM THE DEPTHS - split CD (ACM025) - 2009

コロンビア及びアメリカのアクティビスト・ポリティカル・ハードコア/パンク・バンド。両者共にニュー・バンド。前者 "Nagaf" は、ex-Reaccion Propia。後者 "From the Depths" は、ex-Catharsis/Requiem。世界中の9つの D.I.Yポリティカル・パンク/ハードコア・レーベルによる共同リリース。

KHATARINA - Roaaaaarrrrr! CD (ACM024) - 2008

フィニッシュ・フェミニスト・Dビート・パンク "Khatarina" の自主リリースされたデモCD-R、 Acclaim からリリースした "s/t" 7"、そして彼女らの現時点での最高傑作との呼び声も高い "Ala Eparoi, Vaan Aparoi / Don't Hesitate, Be A Bastard" 12" を収録した全22曲ディスコグラフィーCD。日本語訳付。

CHICKEN'S CALL - Maintenant ou Jamais 10" (ACM018) - 2008

2002年
の "s/t" demo CD、2003年の "La liberte ne se donne pas, elle se prend" 7" に続き、実に4年ぶりとなるフレンチ・アナーコパンク・バンド "Chicken's Call" の4曲入り片面新作10"。正式な作品としては数えるなら、本作はセカンド・シングルと言ってもいいかもしれない。また、本作はそのファースト・デモ、ファースト7" までに参加していたヴォーカリストが退した後の3ピース新体制による録音。既に9年も活動している彼らのサウンドは、メロディアス&ウルトラ・キャッチー、そしてシンガロング全開。それは以前の作品までの延長線上にあるが、よりアグレッシブになり勢いが増した。しかし、彼らの魅力はそれだけではない。幾つかの曲では、アコースティック・ギターを巧みに導入し、実に「心の太い」サウンドを聞かせてくれる。歌詞には、「@パンク・バンド」と名乗るからには必要不可欠な政治的背景がある。歌詞のテーマもそれぞれ次のようなものだ: 働くことが実際にみじめだということよりなにか他のものを取り囲む「労働概念」・社会主義から資本主義へと連なる「我われの受動性」・資本の所有者の特権としてのみ機能する「国境」・学校ー仕事ー引退という「計画された未来」──といったように彼らのその「明確な政治的背景」が如実にうかがえる。「明確な政治的背景」とはいわゆるシステムという名の「奴ら」をあいまいにしないことと認識してもらえたらと思う。だが、「奴ら」とは根本的に一体何なのか? 「奴ら」が都合のいい抽象概念でなくなったときにのみ「以上のこと」が起こりえるということを、このバンドの歌詞から感じ取ってもらえれば幸いだ。日本語訳付。シルクスクリーンで印刷されたジャケット及びピンク・ヴィニール仕様。

VUUR - Vuurviolence CD (ACM013) - 2008

ベルギーのポリティカル・ハードコア/パンク・スクリーモ・バイオレンス・テラー "Vuur" のィスコグラフィーCD。本作には前ヴォーカリスト在籍時のすべての音源が収録されている。収録は、split 7" w/ Seein'Red (2001)、split 7" w/ Amen Ra (2003)、4 way split CD w/ Gantz / Amen Ra / Gameness (2003)、"Decide On Change" benefit comp LP (2001)、さらには未発表の Born Against "Mary And Child" のカバー (2003) を含む全10曲 (ちなみに、split 7" w/ Amen Ra、4 way split CD、未発表の Born Against のカバーの6曲は元々フランスの Stonehenge からリリースされる予定の Vuur / Inertie split のものだった)。また、ボーナスCD-ROM付で、ベルギー/オランダでのライブ映像も収録。彼らの音は、Born Against、Rorscharch ら初期 Vermiform 周辺のバンド、そしてこれらのバンドにインスパイアされ「90's ジャーマン・ハードコア」と言われるスタイルまで生みだした ACME や Systral、あるいは Dropdead などの US・クラスティー・ファストコアの影響までも感じさせる。それらを混沌とミックスさせた破壊力に満ちている。ちなみに「Vuur」というバンド名はオランダ語で "Fire" (炎) という意味。余談になるが、Acclaim が、US のアナキスト・コレクティブ "CrimethInc." の恋愛の抵抗の具現化を壮大に説いた "Join the Resistance ー Fall in Love" (抵抗に参加せよ - 恋に落ちて) を初めて知ることになったのがこのバンドだった。彼らが split 7" w/ Seein'Red のブックレットにこのテキストの冒頭部分を転載していたからだ。このことで彼らのことがますます好きになったことを今でも鮮明に覚えている。彼らの歌詞にもその影響がありありとうかがえるし、パッショネイトな歌詞とはなにか? をしっかりと示してくれている。しかし、きみが今の世界に生きづらさを少しでも感じているなら、"Vuur" (炎) はたんにきみの中にある。歌詞対訳付。

EASPA MEASA / SILENCE - split LP (ACM012) - 2007

アイルラ
ンド・ ダブリンの Easpa Measa は、Acclaim からリリースした split 7" w/ Nemetona に続く待望の全3曲収録 (新曲2曲 + 1st demo CD-R "Renounce & Dethrone" から "Morrigan Song" を再録)。新曲作りに時間がかかるバンドだけに、こうして今かれらの新曲を世に出すことができて、Acclaim としても本当に感極まりない思いだ。今回も「Disaffect meets Unhinged meets The Dagda」といった様相だが、非常に顕著なクラスティー・メロディック・ハードコア・サウンドはさらに力強くなっている。しかも男女ツインヴォーカルが叫ぶ歌詞も本当に独特だ。 支配階級 - 組織的なシステムが俺/私たちの心を毒すことに対し、激しい憎悪を剥き出しにする。注意力と創造力を取り戻せと叫ぶその様には鼓舞されることは疑いない。方や、ポーランドの Silence も Acclaim からリリースした split 7" w/ Burning The Prospect に続く新曲3曲収録。かれらは今作においてもっとも「壮大な」サウンドを創作してきた。 本作は、「Tragedy あるいは From Ashes Rise のような~」と単純には説明できない Silence サウンドの集大成と言っていい。そしてそのサウンドの上で、 「テクノロジーの盲目の突進の上の俺たち」・「自分自身ではないだれかに日々代用される俺たち」・「作られたよりよい未来を信じる俺たち」といったテーマで書かれた歌詞が叫ばれる。Silence の Skubol が運営する Sadness Of Noise との協同リリース。1000枚プレス。

PROTE
STERA / GOTCHA - split 10" (ACM006) - 2010

スウェーデン (イェーテボリ) 及び日本 (福岡) の "スーパー" アナーコパンク・バンド。Protestera は、2006年、同郷の Halvfabrikat Records よりリリースされた近年の名作 "Granslosa Land" 7" と同セッションの新曲3曲 + 2001年リリースの
split 7"/MCD with @patia No に収録された "De maste bort" の未発表バージョン (a.k.a. 2002年バージョン) を収録。新曲3曲内1曲の "Historien om en forsvunnen svensk journalist" (The story of a missing Swedish Journalist) はその "Granslosa Land" 7" にも収録。この曲は、2001年9月23日、祖国エリトリアの民主化を唱えたために、現在もエリトリア政府によって公平な裁判もされず投獄されているスウェーデンのジャーナリスト "Dawit Isaak" の解放を歌う曲。かれは1987年にエリトリアからスウェーデンに亡命し、1992年にスウェーデン国籍を得ている紛れもないスウェーデン市民だが、スウェーデン政府もまたかれを自由にしようとしない。Gotcha は、同郷の Control との split tape (Self-Released)、"Nine-states Chain Strength" comp CD-R (殺シノレコード) 以来の新曲で、"Punks Against G8" split CD (Acclaim) 以前に録音された構想2年以上に及ぶ入魂の全4曲を収録。また、本作に収録されているこれら両バンドの曲は、Protestera が "Insurrektion" (蜂起) 、Gotcha が "Feel, Taste, Love, Life By Ourselves" とそれぞれタイトルがつけられた「ワン・コンセプト・ソング」でもある。ちなみに、Protestera のフロント・カバーには、かれらの意向によって「Protestera」 (To Protest) の日本語の意味の「抗議」の文字が使われている。Protestera は日本語訳付。600枚プレス (500 Black Vinyl / 100 Red And Black Vinyl)。

BURN AG
AIN - Excuses For Apologies CD (ACM005) - 2006

フィンランド・Oulu の Burn Again のディスコグラフィーCD。本作は、東京の Acclaim、神奈川の Reset Not Equal Zero、山形の Urban Resistant のジャパニーズ・3 DIY レーベル共同リリースによるスペシャル日本盤。収録は、同郷の Lahdon Aika との split 12"、そして 1st demo CD-R の全14曲。Tragedy/From Ashes Rise の影響がベースにあるサウンドだが、よりスカンジナビア的なDビートが強調されており、独特のメロディを持っている。そのバンド名が示すとおり「燃える」ような突進型のダークかつメロディアスなDビート・クラスト/スラッシュをプレイ。アングリーでポリティカルな歌詞は、ブッシュ・ナチズム・キリスト・チェチェンの惨劇・労働・この世界における自分たちの宿命/崩壊などのテーマを扱っており、足元を見失わず自身の「目」で書かれている。個人的には同じパンクスとして非常にリアリティを感じられたし、パンク/ハードコア・ミュージックは「他人」という概念をブチ壊してくれるものだ、ということもあらためて強く感じさせてくれた。英語・日本語の各歌詞カード、帯付。

EASPA
MEASA / NEMETONA - split 7" (ACM003) - 2006

アイルランド・ダブリン出身の Easpa Measa (ちなみに、バンド名の「Easpa Measa」は、現在、アイルランドで
は既にほとんどの人々がこの言語を話さないという伝統的なアイルランド語で、"Lack Of Respect" (尊重の不足) と英訳し、「アースパマーサ」と発音する) は、スーパー男女ツインヴォーカルがフロントのポリティカル・ハードコア5ピース。Tragedy がベースにある Disaffect meets Submission Hold と言ったクラスティー・メロディック・ハードコアをプレイする。彼らのこの split 7" の収録曲は、"Renounce & Dethrone" デモから、"Dead Inside (内側の死)" 及び "Maggots & Worms (ウジ虫と虫)" を再録した全2曲。そのデモよりもさらにファスト&ラウドになっている。歌詞もその視点とライティング・センスが素晴らしい。扱われるテーマは、"Dead Inside" がますます支配力を高める警察、"Maggots & Worms" が強欲・暴力・権力に基づくこの世界における私たちの闘争といった内容。そして地元では、Ladyfest や "aLAR" と呼ばれるレズビアン・アート・フェスティバルでもライブを行なうなど、その活動スタンスも実に刺激的。本作のアートワークは、The Dagda の Gyln が担当。方や、横浜の Nemetona は、狂気のフィメール・ヴォーカリスト "Ascum" がフロントに立つレイジング・クラストコア・バンド。彼らは Doom を基本とした攻撃的なクラストコア・サウンドをプレイする。また、彼女の存在感のあるパワフルなシャウトと詩的な歌詞が実に魅力のバンドだ。彼らの音源はベーシストが正式に加入後のバンドとしても初の本格的なレコーディングとなる "For Freedom?"、"Unnecessary"、"Grey Sky" の全3曲。Acclaim Collective としても初のジャパニーズ・バンドのリリースとなる本作が熱い女性パワーを感じさせる作品となったことは今後の当レーベルの可能性をさらに拡げてくれた。両バンドの日本語/英語の歌詞カード付。

REACCIO
N PROPIA - Inercia Somatica CD (ACM002) - 2005

Reaccion Propia はコロンビアはボゴタ出身のポリティカル・パッショネイト・ハードコア・バンド。彼らのまさに情熱的なそのサウンドは、いわゆる「南米タイプのハードコア」ではなく、非常にメロディアス&エモーショナル&メタリックなもの。多彩な音色のギター、多様なドラミング、詩的な展開がその独創性を如実に表現している。コロンビアのアナキスト・レジスタンス・ムーブメントの一端をアクティブに担っている彼らの歌詞もそのサウンド同様に怒りと愛に満ちた情熱的なもの。支配階級/資本主義システムが自分たちを日々どのような存在にしているか? に対する考察、それらから自分たちの自由・尊厳・生を取り戻す意志が激しく叫ばれる。この CD は、彼ら自身のレーベル "Persistencia Records" からリリースされた2004年のファースト・アルバム (全部で10曲) のジャパニーズ・バージョンである。16ページ・ブックレットには、オリジナル・バージョンにはなかった歌詞の英訳が追加されている。いわば「インターナショナル・バージョン」とも言える内容だ。もちろん日本語訳も付。さらには、アートワークも完全ニュー・バージョンで、"Resistencia Visual" による素晴らしいポリティカル・グラフィクスも見どころだろう。Acclaim は、このバンドがもう一つの素晴らしい南米ハードコアを知ることのできるバンドだと思っている。そして、あなたがこのバンドを手に取り、このシステムとは別の「新しい世界」を見つける切っ掛けとなれば嬉しい。山形の新興DIYレーベル "Urban Resistant" との協同リリース。

2010/05/29

Angry Punk Song: DOOM - Nazi Die

DOOM - Nazi Die (ナチ死ね)

ナチ死ね


人種的憎悪が若者に育つ

愛国心は言いわけにならない


ナチ死ね


汚れた先入観 (偏見)、ちっぽけな偽り

こんな怒りや暴力、俺は軽蔑するぜ

This song was taken from split 12" w/ No Security
 


(Peaceville) 1989

Youtube

ハンマー presents "魂の叫びvol.1"

明日はこれです。Protestera / Gotcha - split 10" も持っていきます。

ハンマー presents "魂の叫びvol.1"


Scuttle
Bugging Life
NK6
Voĉo Protesta
ハンマー

2010 / 5 / 30 (Sun) Tokyo Uguisudani Bar What's Up

Start. 19:00

Door. ¥1000

2010/05/26

Protestera / Gotcha - split 10" (ACM006): Review

PROTESTERA / GOTCHA - split 10" (ACM006)

" Acclaimからの強力リリース! これまでにもテープや反G8 Compに参加していた福岡のGOTCHAと、スウェーデンの女性Vo HC、PROTESTERAによる"スーパー"アナーコパンクバンド・スプリット!!

PROTESTERAは、ドラマチックな展開も絡めて、悲痛に、パワフルに進行していくサウンドに、メイン女性Voが力強く唄うのは不当に制限された権利や、飴のように伸びてしまった資本主義、階級への真っ向からのアンチテーゼ。丁寧に訳された日本語対訳つきです。

対する福岡のGOTCHAは、以前から注目を集めていましたがコレが初のレコード音源。黒いレコードに針を落とすと、淡々としたピアノの伴奏をバックに聴き手に問いかける、シンプルかつメッセージ性の強いナンバーや、ノイジーで混沌とした破壊的な音の渦のなか、ツインボーカルで強烈にアジテーションするナンバーなど聴き応えのある4曲を収録しています! リリースの企画から4年以上の歳月を経て、遂にリリースされた両バンド、そしてAcclaim渾身の作品です! "


- Punk And Destroy

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Protestera / Gotcha - split 10" (ACM006): Review

PROTESTERA / GOTCHA - split 10" (ACM006)

" 福岡の男女vo. anarcho punk GOTCHAとSwedish 男女vo. anarcho hardcore PROTESTERAのsplit 10" from ACCLAIM records(2010)!

GOTCHAはCONTROLとのsplit TAPE, 殺シノレコードのcomp.CDR以来の音源で初のvinyl作品! 美しく物悲しいピアノの弾き語りからSEとnoiseが交錯する実験的コラージュナンバー, 激しいanarcho noise chaos punkまで, CRASSや後期FLUX OF PINK INDIANSの世界を思わせる4曲を収録!

PROTESTERAはエネルギッシュで激しいfemale vo.とラフでnoisyな哀愁Euro hardcoreのコンビネーションが非常にカッコ良く,ツボを突くメロディアスpunkrockナンバーもありの4曲!

独自の存在感を放つ両者によるオススメのナイスsplit盤, LTD.600枚! "


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Protestera / Gotcha - split 10" (ACM006): Review

PROTESTERA / GOTCHA - split 10" (ACM006)

" Acclaim Records新作は福岡のアナーコ・パンク GOTCHAとスウェディッシュ・ポリティカル・ハードコア PROTESTERAによるストロング・アナーコ・ポリティカル・パンク対決Split!! GOTCHAはCONTROLとのSplit以来の音源で、レコード作品はこれが初。まさしくCRASS直系の前衛的なパンクで、サウンド・コラージュのようなナンバーやノイジーなロウ・パンクを土台にメッセージを叩きつけます!! PROTESTERAはノイジーで激しい印象が強かった以前よりも、女性Vo.の悲痛なメロディーが強く出たサウンドで、東欧の女性Vo.ポリティカル・パンク・ファンにもオススメ!! 限定600枚!! "


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2010/05/20

Acclaim New Releases: Protestera / Gotcha - split 10" (ACM006) Out Now

本日無事にリリースです。

来週初めには各レコードショップ/ディストロから入手できることと思います (この作品を機に新たな取り扱い店も増えましたので後でこのブログ上でお知らせします)。しかしたくさんのオーダーをしていただいた
レコードショップ/ディストロの方々、予約していただいた方々には感謝の念でいっぱいです。どうもありがとうございました。

いやあ、印刷物関係が一番緊張するね。届いて現物見るまでドキドキだよ。しかし完ぺきな仕上がりで100%満足いく作品となりました。ひさしぶりの Acclaim 単独リリースだったし、チェックに一週間ぐらいかけたからなあ (笑)

この split 10" を企画したのが2005年11月。実に4年以上もの歳月を経て、今ここに完成品を見ることができるのは本当に感無量です。リリースに際し、協力してくれたみんなもどうもありがとう。

よけれ
ば聞いてみてください。

PROT
ESTERA / GOTCHA - split 10" (ACM006) ¥1,500

スウェーデン (イェーテボリ) 及び日本 (福岡) の "スーパー" アナーコパンク・バンド。Protestera は、2006年、同郷の Halvfabrikat Records よりリリースされた近年の名作 "Granslosa Land" 7" と同セッションの新曲3曲 + 2001年リリースの split 7"/MCD with @patia No に収録された "De maste bort" の未発表バージョン (a.k.a. 2002年バージョン) を収録。新曲3曲内1曲の "Historien om en forsvunnen svensk journalist" (The story of a missing Swedish Journalist) はその "Granslosa Land" 7" にも収録。この曲は、2001年9月23日、祖国エリトリアの民主化を唱えたために、現在もエリトリア政府によって公平な裁判もされず投獄されているスウェーデンのジャーナリスト "Dawit Isaak" の解放を歌う曲。かれは1987年にエリトリアからスウェーデンに亡命し、1992年にスウェーデン国籍を得ている紛れもないスウェーデン市民だが、スウェーデン政府もまたかれを自由にしようとしない。Gotcha は、同郷の Control との split tape (Self-Released)、"Nine-states Chain Strength" comp CD-R (殺シノレコード) 以来の新曲で、"Punks Against G8" split CD (Acclaim) 以前に録音された構想2年以上に及ぶ入魂の全4曲を収録。また、本作に収録されているこれら両バンドの曲は、Protestera が "Insurrektion" (蜂起) 、Gotcha が "Feel, Taste, Love, Life By Ourselves" とそれぞれタイトルがつけられた「ワン・コンセプト・ソング」でもある。ちなみに、Protestera のフロント・カバーには、かれらの意向によって「Protestera」 (To Protest) の日本語の意味の「抗議」の文字が使われている。Protestera は日本語訳付。600枚プレス (500 Black Vinyl / 100 Red And Black Vinyl)。


Acclaim Collective (A)
: acclaim.nomasters.com

オーダーはこちら

Schifosi

Maggotsville 2007 (band photo was taken from their myspace)

今回紹介するオーストラリアの Schifosi はすでに2008年に解散しているが、機会があればぜひきいてもらいたいバンド。

2002年結成。いわゆる2000年以降の His Hero Is Gone、Tragedy、From Ashes Rise の影響下にあるダーク・メロディック・クラスト最初期最盛期にあらわれたバンド私的最高峰。Ballast よりも To What End? よりもこのバンドが好き。日本ではほとんど人気がでなかったように思うが、UK の Fall of Efrafa (すでに解散) のメンバーが影響を受けたバンドとしてその名をあげていたり、世界的には支持が高い。それも納得なのである。ちなみにドラムは現 Pisschrist の Tim。


かれらは2005年にUSツアーも敢行している。余談になるけど、同時期に無我でUSツアーしてた ex-無我のギター/ヴォーカルの SK が、俺がこのバンドの大ファンということを知ってて、Schifosi のメンバーと一緒にビーチに行ったときの写真を送ってくれたっけ (笑)


全作いいが、とりわけ 1stアルバム "Ill Winds From Outopia" LP、2ndシングル "
Half Lit World" 7"、2ndアルバム "Absentium Existence" LP/CD、この3作がかれらの支持を決定づけた作品。まだ作品になってない最新の未発レコーディングもある。これらの曲は MySpace で聞ける (Annihilating Space、Into the Margins、Dust、Suffocation の4曲)。

"This Week's Recommendation from Acclaim Collective (A)" のレビューも。

Schifosi - Half Lit World 7"

Schifosi: www.myspace.com/schifosi

2010/05/19

Kawakami Forever Gig

これは告知せねば。いつもお世話になってる ABEちゃんの企画だしね。

実は俺も Disclose には少なからず思い入れがある。俺が Disclose を初めて聞いたのは、たしか93年に Overthrow からリリースされた1stシングル "Once the War Started" 7" だったと思う。うろ覚えだけど、当時レーベルに直で通販したのかな (それか同時リリースだった Hakuchi - Gods Disturb 7" と一緒に Boy で買ったような…)。それ以降、Disclose のレコードは全部買ったし、大好きだった。


しかも、俺が Acclaim の前身の Repulsive Force をやっていたとき、 "Total Dis-Lickers" demo ('98) をディストロしたくて、K氏に手紙を書いたこともある。それ以降何回かやりとりして、俺が持ってたユーゴの Odpadki Civilizacije のテープなんかトレードした覚えがあるね。"Total Dis-Lickers" demo をディストロできたのはほんとうれしかったな (今、その demo が掲載された当時のディストロ・リストをながめてる)。そんな繋がりもあって、MCR からリリースされた "Nightmare or Reality" 12" ('99) のサンクス・リストに俺の名前も載せてくれたしね。もちろん Disclose が東京にきたとき、実際にライブも見た。

とにかくこの6/6は俺もかならずかけつけよう。


KAWAKAMI FOREVER GIG!!

6/6(sun)

Shin Okubo EARTHDOM

OPEN 15:30

START 16:00

ADV ..1500+1D

DOOR ..1800+1D


REALITY CRISIS (FROM AICHI)

D-CLONE (FROM AICHI)

AXEWIELD (FROM KAGAWA)

CONTRAST ATTITUDE (FROM MIE)

A.G.E (FROM NIIGATA)

FRAMTID (FROM OSAKA)

CONGA FURY (FROM KOCHI)

FINAL BOMBS

LIFE
...and more

Contorture

Live in Gårda, May 14, 2010. Photo by Erica

またまた怒りに満ちたオールウーマン・バンドがデビューした。その名は
Contorture
スウェーデン・イェーテボリの出身だ。AgrimoniaVicious Irene らのメンバーからなるクラストコア・バンドである。まだ音源は出ておらず、ライブを数回行ったのみ。彼女らの MySpace に以下の映像がアップされている。

Contorture live i Göteborg

しかしスウェーデンからは俺好みのバンドが続々出てくるな。あと、俺はただ「女性バンド」が好きなわけじゃないから。誤解なきよう。


Contorture:
www.myspace.com/contorture


*The band photo was taken from their myspace.

共有するそわそわ

Protestera / Gotcha - split 10" (ACM006) のリリースが明日にせまった。

今そわそわしてます。まあおれよりそわそわしてる人がここにいますが (笑)

赤黒盤及び通常盤、共に予約受付中です (ただの宣伝)。

「生産社会」の「DIY」

Acclaim っていわゆる「DIY」 とかそんなイメージもたれてると思うんだけど、俺全然「DIY」でもなんでもないんだよね。今は時間に余裕ある労働にめぐまれてるから飯つくるぐらい。チャリ壊れたら自転車屋に修理に出すし、終電乗り遅れたらタクシー使うし (カネきびしくても歩きたくないときだってある)、パンツのボタン取れたらともだちにつけてもらうし (笑) 「自分でやれ」・「自分でできる」って言われたってやりたくないことだってあるしなあ。まあそんなのが「DIY」じゃないと思った人は正しい。

この野蛮な「生産社会」のなかじゃ、俺らは別になにも生産しなくたっていいんじゃねえの。あちこちで「生産、生産」ってまったくうるせえもんな。そんなんで俺らは選別・差別するんだろが。かつて存在したものを生産するのが「DIY」って言うんなら俺はいらん。かつて存在しなかったものを生産するのが「DIY」って言うんなら別だけど。物理的な意味じゃないよ。俺らは見えないものを見ようとしなきゃいけないってことだ。閉ざされた考え。閉ざされた感情。閉ざされた他者。閉ざされた地球 (ってこれは拡げすぎか)。そうすれば、「DIY」なんて後からついてくる。はっきり言って「DIY」なんて二次的なものでしかない。

「生産社会」のなかで「DIY」をぬかす空しさよ。

2010/05/18

Doom - Lost the Fight/Pro-Life Control Sessions LP/CD

その Genital Deformities の Tom がヴォーカルだった頃の Doom と言えば、イタリアの Agipunk から split 7" w/ Hiatus ('93)、split LP/CD w/ Selfish ('94) の2つのセッションが「オン・ワン・LP/CD」で再発されてるんだっけ。うわ、これリマスターされてるじゃん (って、普通そうか)。仕入れなきゃ。

DOOM
- Lost the Fight/Pro-Life Control Sessions LP/CD

" masters of crust available
again on vinyl. This release, first part of a Doom reissue serie, features their split album with Selfish dated 1994 and split 7" with Hiatus released in 1993. Songs have been remastered, and all the original artwork is featured in the inner booklet. CD version features two bonus tracks taken from compilations. 100 copies with black inner sleeve and half white/half black vinyl " - Agipunk

Agipunk: www.agipunk.com

Flat Earth Recs - 2010 Vinyl Re-issues

1986年に Generic - For a Free and Liberated South Africa 7" をリリース、その活動が開始し、80年代中後期~90年代のポリティカル・パンク/ハードコア・ムーブメントの重要な担い手となった UK の Flat Earth。2006年に Boxed In - 2001 - 2005 CD をリリースして以来、そのリリース活動が止まっていたが、2010年にはいり再びリリース活動が再開している。

まずは、Health Hazard - Discography LP と Doom - Rush Hour of the Gods LP が再発されるようだ。共にリマスターされ、オリジナル・バージョンとは多少違う仕様となる。


話飛ぶけど、俺は Genital Deformities の Tom がヴォーカルになってからの Doom が一番好きなんだよね (93年ぐらいから?)。split 7" w/ Hiatus、split LP w/ Selfish、split 7" w/ Extinction Of Mankind なんかは擦り切れるまで聞いたなあ。
Tom はもうやめてたけど、もちろんこの "Rush Hour of the Gods" LP (96年) もね。初期 Doom からさらに押し進められた尋常じゃない怒りがあった。彼らが "Pro-Life" - "Pro-Choice" なんかの妊娠中絶に関するテーマを扱いだしたのもこの頃だと思う。

Doom は2010年の今もまだ活動してる。そしていまだに "Destroy (Political・Religious・Corporate) Fascism" だ。世界が「まだまし」になったなんてウソだろ。


Flat Earth: www.flatearth.free-online.co.uk

2010/05/17

Burnt Cross / Cress - split 7"

アイルランドの Distro-y からの情報。

現在のイギリス
で精力的に活動し、多くの作品をリリースしている2人組アナーコパンクス "Burnt Cross" と、あの Cress (ex-The Deformed) の split 7" がもうじきリリースされるようだ。

90年代後期に活動開始した Cress はここ数年再活動しライブも行っていたが、新作を発表するのはたしか99年に Worried Sheep からリリースしたファースト・シングル "From Violence To Consumerism" 7" (後に Tribal War (US) / Flat Earth (UK) が再発) 以来。

Crass アプローチをもとに、リズムマシン、キーボード、サンプリングを駆使した「
Antisect meets Flux Of Pink Indians meets Killing Joke」とでも言えるその異端すぎるサウンドは Crass より Cress というアナーコパンクスもいるくらいだ。おれ。まあそれは別にどうでもいいが、トリビュートも出てるくらいなので影響力は大きい。Flat Earth からのファースト・アルバム "Monuments" LP ('97)、同じく Flat Earth からの split 10" with Doom ('98) はどれも名作。

まだアートワークなどは公表されていない。リリースされるレーベルは現時点で上記の Distro-y、Tadpole Records というのは分かっている。


Burnt Cross: www.myspace.com/burntcross

Cress:
www.myspace.com/cressuk

2010/05/15

New Distro Items: 5/15

2010年8月10日よりジャ パン・ツアーが敢行されるフランスの State Poison のデビュー・シングルが入荷しました。思ったとおり、Acclaim 的にも支持したいバンドでした。

STA
TE POISON - s/t 7" (Kick Rock) ¥700

ex-Vomit For Breakfast、Coche Bomba、 Holy Mountain、Chaos ZZZ のメンバーからなるフランス・サンテチエンヌのノイジー・ディストーテッド・パンク "State Poison" (国家毒) のデビュー・シングル。リリースは同郷の Kick Rock から。「Punk Is Argh!!」をスローガンに掲げているということで、国家嫌い・ノーフューチャーという基本に根ざしたパンク的態度 (笑) が如実に反映された (と解釈していいだろう) レイジング・スラッシュ・ノイズパンク・アタック。バンド自身は Gai と Gauze の出会いと形容しているようだが、そのとおり日本的要素以外はないに等しい。ひたすら80'sジャパニーズ・ハードコア/ノイズコアへの愛着が音全体にあらわれている。ギターはフルノイズというわけではなく、ノイズのなかに輪郭があり切れもある。ドラミングは展開主体が Gauze というだけあって、つんのめるような2ビートと派手なロール回しで展開がめまぐるしく変わる。その様がとにかく痛快。なにはともあれ、汚い・激しい・パンク的態度と三拍子そろったバンドだ。歌詞はフランス語・英語で唄われている。ここでもパンク的態度でノーフューチャ―な世界・警官・戦争などに対して怒りとフラストレーションをぶちまける (ノーフューチャ―な世界に関しては、「フューチャー」を変革しようというのではなく、そのような世界からは「逃げろ」と唄っている)。繰り返そう。ゆえに「Punk Is Argh!!」なのだ。全6曲。2ndプレス。

Kick Rock: gokickrock.blogspot.com

Acclaim Distribution is here

2010/05/14

Asmodeus presents "Akugyakumudou"

今週土曜は Zone-B で Asmodeus 企画。黒いメンツが集結で楽しみだ。

Asmodeus presents "悪逆無道 - 前科1犯"

Boltstein (Yamagata)
Revölt (Saitama)
Life
Babeldöm
濃霧
Asmodeus

2010 / 5 / 15 (Sat) Tokyo Waseda Zone-B
Open. 18:00 / Start. 18:30

Door. ¥1500


2010/05/13

The Usual Suspects

Inner TerrestrialsThe Autonomads ときて、この大事なバンドの紹介を忘れていた。ベルギーの The Usual Suspects。Inner Terrestrials とも交流があり、かれらも気に入ってるようだ。とりわけ以下に紹介する2ndアルバム "Breaking Bars And Crushing Codes" はウルトラ・マスト。

THE USUAL SUSPECTS - Breaking Bars And Crushing Codes CD

ベルギーの怒り
に満ちたアナーコ・スカ・ダブ・レゲエ・パンクス "The Usual Suspects" の2ndアルバム。Agathocles との split 7"、1stアルバム "Hasta La Vista, Commandance" に続くこの最新作は、彼らのベストと言える最高の内容だ。そのサウンドについては、さらに支配力を強める警察国家の秩序に飼いならされた俺たち (くやしい言い方だが、そのような状態にあることを前提にしたい) を地上へと呼び起こす──とでも表現するのがもっとも適切ではないかと思う。Inner Terrestrials、P.A.I.N、Operation Ivy のファンには薦められるというべきブリティッシュ・スタイルの超アグレッシブなポリティカル・パンク・サウンド──および哀愁的なダブ&レゲエ・パートの融合は、まさに俺たちの「内なる感情」を駆り立ててくれるに違いない。またそれは彼らの歌詞についても言えることだ。一見「過激」で「物騒」に思える歌詞だが、それは俺たちのあらゆる方法論を規定し、ある方向に方向づけるものではもちろんない。そこにただ一つヒントがあるなら、「俺たちは精神的に服従させられているのではないか?」ということにつきる。とりわけ、「俺らの音楽はただの娯楽じゃない。行動への呼びかけだ。呼びかけだ、武装への!」と叫ぶ "The Call"、「俺は暴動を起こすのが好きだ!おまえも暴動が好きだ!」と叫ぶ "I Like To Riot" は、この「Fucking World」に生きる俺たちにつらなる闘争讃歌となるかもしれない。このバンドがなにを欲しているのかもう気づいただろうか。さらに本作は、CD-ROM 仕様になっており、US のアナキスト・コレクティブ "CrimethInc." の "Recipes For Disaster - An Anarchist Cookbook" の PDF BOOK も付属。最後に、折り込みジャケットの推薦本紹介の箇所に書かれた彼らのコメントを紹介したい: 「自分自身の意見を形成して、批判的になってくれ。でも会話をする前に、きみが何を話すか知ることを常に忘れないでくれ。会話は安っぽいし、考えは過小評価される。きみは天才である必要はない。」。全12曲収録。フランス・ディジョンのアナーコパンク・コレクティブ "Maloka" からのリリース。

The Usual Suspects - I Like To Riot
(暴動を起こすのが好きだ)


俺は暴動を起こすのが好きだ!

暴動を起こすのが好きだ!

暴動を起こすのが好きだ!

おまえも暴動が好きだ!

俺は暴動を起こすのが好きだ!
暴動を起こすのが好きだ!

暴動を起こすのが好きだ!

おまえも暴動が好きだ!


すべてのクソ警官が世界中に

奴らにライオットギアを着せて、プラスチック弾を持たせろ!

独創的な怒りの石がおまえらの顔面に投げられるからさ!

ナイスな青黒いあざだ

それは正しいんだ!


俺らの角材と石は警官どものガイコツを壊すだろう

俺らは苦痛を運ぶだろう

俺らは奴らを燃やし尽くして、腑抜けにさせるだろう

そう、俺もな!


一部の人間どもは奴らの規律や法律や秩序が好きだ

でもな、俺は暴動を起こすのが好きなんだ!


Released by Maloka (2008)


The Usual Suspects:
www.myspace.com/usualsuspectspunx

レビューは、当時、Acclaim Distribution に入荷した際に書いたものを加筆・改編した。

*The band photo was taken from their myspace.

Inner Terrestrials - Japan Tour 2010 @ Matsumoto Sonic Videos

Inner Terrestrials - Noah's Farce (Japan Tour 2010@Matsumoto Sonic):


Inner Terrestrials Japan Tour 2010・松本公演の企画者・Tくんが当日のビデオを送ってくれました。

全部で4本あります。以下の URL より。


http://www.youtube.com/user/iT20100430JP

New Distro Items: 5/13

フランスの Acide Folik より Richard Durn - s/t LP が入荷しました。このバンドは Acclaim から Gotcha と "Punks Against G8" split CD をリリースする Rosapark のギタリストが在籍しているバンド。

RICH
ARD DURN - s/t LP (Acide Folik) ¥1,100

フランス・ナンシーのファスト・ポリティカル・フリーク・ハードコア/パンク "Richard Durn" の "国家の暴力が正義と名付けられる限り、国民の正義は暴力と名付けられるだろう" demo CD-R、split LP with Rosapark に続く第3作目のレコード。実質本作がファースト・アルバムとなる。基本グラインド/パワーバイオレンスをミックスしたファストなハードコア/パンクに妖しいキーボードが絡んでくる。そしてそこにアナーコパンク精神を内包しているのである。その奇形ぶりも今作にきて絶頂期を迎えているという感じだ。基本グラインド/パワーバイオレンスと言えど、単純なそれではなく、あらゆるファスト・ミュージックを始めとして、メタル、スラッジ、パンクロック、アナーコパンクがごった煮状態。しかし独自の変人的センスでそれらを消化し、そのうえこの嘆き悲しむべき世界に対する怒りでシリアスにまとめる様はさすがと言うしかない。バンドのディスコグラフィー、ビデオ、ポスターなどを収録した CD-R 付。本作の歌詞の英訳・ドイツ語訳・スペイン語訳もそこに収録されている。アートワークは ex-Coche Bomba/Otaku Party の Ivan。

Acide Folik: rdurnlegroupe.free.fr/acid.htm

"Richard Durn - Richard Bush" on Punks Against G8 Blog

Acclaim Distribution is here

2010/05/12

New Distro Items: 5/12

大阪の自由労働者連合より最新号が入荷しました。完膚なきまでに闘争の「現場」にねざした内容です。支持と言ったらおこがましい。毎回読むたびに、「安全・安心」な場所にいながら (日帝本国人でありながら)、てめえ自身を「革命家」などと呼ぶその犯罪性に気づかされる。

自由労働者連合 - Bottoms 第8号 (春季 2010) (自由労働者連合) ¥300

連載②大逆事件100年シンポジ
ウム挨拶転載 / 底辺メーデー行動実行委員会より / ホームレス自立支援特別措置法を廃止へ! / 釜ヶ崎・スラムクリアランス計画を許すな! / ベオグラード6連帯キャンペーン / ポーランド語圏ポズナニ・ロズブラッドの闘争 / Hさん論考集① / 第2回アナキズムセミナー案内

機関誌のタイトル "BOTTOMS" (ボトムズ) は、"ボトムズ = 最低の野郎ども" と呼ぶ。「どん底」「最下辺」「底」「ビリ」「行き詰まり」「けつ」など様々な我々に叩きつけられてきた馴染み深い言葉でもある。また、「本質」「真相」 「根本」など重要な意味も含む。

自由労働者連合 (Free workers' Federation) / 黒色救援会 (ABC - Osaka) : federaciodechifonproletoj.wordpress.com

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2010/05/11

State Poison Japan Tour 2010

福岡・北九州在住そして Flower Of Carnage という DIYパンク/ハードコア・レーベルもやっている Momo のオーガナイズによって、8月10日からフランスの State Poison のジャパン・ツアーが行われる。

State Poison は、ex-Vomit Breakfast、ex-Coche Bomba らのメンバーからなる Gauze/Confuse スタイルのファスト・ノイズ・パンク/ハードコア。現在まで自主で1st 7"をリリースしており、今後 Momo のレーベルから12"も予定されているようだ。その1st 7"はまだ入手してないので、
歌詞は読んだことないが、まあバンド名が "State Poison" (国家毒) というぐらいだから姿勢もいけいけだろう。ほんと国家のもたらすものなんぞ毒以外のなにものでもない。奴らの毒は「毒」でしかない。毒に触れれば皮膚が腐る。毒を飲めば頭が腐る。しまいにゃあ死ぬだけ。すなわち解毒するためには闘わねばならん、って脱線しすぎた。ちかじか Acclaim にも入荷するので楽しみだ。

2週間以上にも及ぶ長丁場のツアー。


STATE POISON (from France)

JAPAN TOUR 2010


August 10 - Tokyo @ ZONE B

August 11 - Tsuyama @ K2
August 12 - Kyoto @ NEGAPOSI

August 13 - Osaka @ KING COBRA

August 14 - Fukuoka

August 15 - Kochi @ CHAOTIC NOISE

August 16 - TBA
August 17 - TBA

August 18 - OFF

August 19 - OFF

August 20 - Kokura @ UN KOKURA

August 21 - Nogoya @ Takatsuji TONE MUSIC CENTER

August 22 - Niigata @ WOODY

August 23 - Sendai @ BIRDLAND

August 24 - Morioka @ CHANGE

August 25 - OFF
August 26 - Sapporo @ COUNTER ACTION

August 27 - Hakodate @ BAYCITY'S STREET

August 28 - Tokyo @ HATSUDAI WALL

August 29 - Tokyo @ ANTIKNOCK


State Poison: statepoison.blogspot.com

2010/05/10

New Distro Items: 5/10

毎週のようにライブで会ってることがきっかけで、ABE No.3さん主催の Cheap Resistance Zine を、現時点での最新号である15号から、Acclaim でもディストロすることになりました。 "Yokosuka City Hard Core" を掲げ、地元に根ざした情報をコンスタントに発信し続ける横須賀──またそれだけでなくパンク/ハードコア・シーンの「今」を体現できるジンです。ぜひ手に取ってみてください。

CHEA
P RESISTANCE #15 Zine (Cheap Resistance) ¥Free

Takashi Interview (From Systematic Death/S.V.S.) / なんでもベストテン: 黒丸 (S.V.S. / ポンコツCats) / ケンツ (G.L.G.) / よこすかおすすめショップ / Live Schedule / 全16ページ。

Cheap Resistance: cheapresistance.web.fc2.com

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2010/05/08

The Autonomads

Inner Terrestrials が最高だったなら、ぜひこのバンドも聞いてみてほしい。ということで、UK・マンチェスターの The Autonomads を紹介したい。

彼らは2007年結成の若手アナーコ・ダブ/スカ・5ピース。現在までに、
Antikörper Rec. よりファースト・アルバム "No Mans Land" CD をリリースしており、これからドイツの Ruin Nation (ドイツ)、Mass Prod (フランス)、Pumpkin Records (イギリス) よりエクストラ・トラック1曲 (Rudimentary Peni cover) を加えたヴィニール・バージョンがリリースされる。そのサウンドもさることながら、エコに基づく政治的なメッセージも真に力強いもので、その両方があるからこそこうした彼らの音が奏でられている。

地元では、Inner Terrestrials とも一緒にプレイしているし、もちろん交流もあるようだ。というより影響受けていると思うが。


The Autonomads:
www.myspace.com/theautonomads


*The band photo was taken from their myspace.

2010/05/07

Punk Mayday Zine 5/1/2010

Inner Terrestrials Japan Tour 2010 の5月1日・Zone-B での "Punk Mayday Gig 2010" で配られたこの "Punk Mayday Zine"。監修はこの日の企画者でもあった The Happening の Yさん。言うまでもなく5月1日はメーデーということで「労働」がテーマになっている。

Inner Terrestrials をはじめとして、この日出演した Encroached、Disgust、Screwithin、Proletariat、Sacrifice、Crucial Section、Pinprick Punishment ら全バンドのメンバー、またツアー企画者の Alternative Distribution が「労働」についての記事を寄せ、あるいはインタビューに答えている。当方 Acclaim Collective (A) もこの日出店したということでインタビューに答えてます。

読み終えた感想としては、たんに「労働」 (「反労働」ではなく) をテーマにしたことがこうした非常に良い結果を生んだのかなと思っている。「反労働」のおれが言うのもなんだけど (笑) でもやはりおれは「なぜ労働に反対するのか?」に込められた意味、そしてそう言いながら自分も労働しなければ生きていけない事実をあらゆるパンクスたちと共有したいから。ただ、おれが Acclaim でやるとなったら「なぜ労働に反対するのか?」に固執するけど (笑) これ以上多くは言いません。とにかく意味多いファンジンなのでぜひ読んでみてください。


Acclaim でディストロする分をもらうのを忘れたので、今ここから入手することはできませんが近いうちにディストロします。すぐにでも読みたい人は The Happning の Yさんに連絡してみてください。

hppnng[at]hotmail.com

Acclaim New Releases: Protestera / Gotcha - split 10" (ACM006) out on May 20th

5月20日に正式にリリースが決定しました。

プレス枚数は600枚 (500 Black Vinyl / 100 Red And Black Vinyl)。Acclaim からの手売り、Acclaim での通販、Acclaim 出店時のみLtd.100枚の「赤・黒」ヴィニールで入手できます。なぜこの色にしたのかは、アナキズムFAQ"なぜ赤黒旗なのか?" を参照ください。

今日から予約も受け付けます。また、取り扱ってくれるショップ/ディストロの方がいましたらご連絡ください。ご希望の方は acclaim[at]nomasters.com までメールください ([at] を @ に置き換えてください)。よろしくお願いします。

PROT
ESTERA / GOTCHA - split 10" (ACM006) ¥1,500

スウェ
ーデン (イェーテボリ) 及び日本 (福岡) の "スーパー" アナーコパンク・バンド。Protestera は、2006年、同郷の Halvfabrikat Records よりリリースされた近年の名作 "Granslosa Land" 7" と同セッションの新曲3曲 + 2001年リリースの split 7"/MCD with @patia No に収録された "De maste bort" の未発表バージョン (a.k.a. 2002年バージョン) を収録。新曲3曲内1曲の "Historien om en forsvunnen svensk journalist" (The story of a missing Swedish Journalist) はその "Granslosa Land" 7" にも収録。この曲は、2001年9月23日、祖国エリトリアの民主化を唱えたために、現在もエリトリア政府によって公平な裁判もされず投獄されているスウェーデンのジャーナリスト "Dawit Isaak" の解放を歌う曲。かれは1987年にエリトリアからスウェーデンに亡命し、1992年にスウェーデン国籍を得ている紛れもないスウェーデン市民だが、スウェーデン政府もまたかれを自由にしようとしない。Gotcha は、同郷の Control との split tape (Self-Released)、"Nine-states Chain Strength" comp CD-R (殺シノレコード) 以来の新曲で、"Punks Against G8" split CD (Acclaim) 以前に録音された構想2年以上に及ぶ入魂の全4曲を収録。また、本作に収録されているこれら両バンドの曲は、Protestera が "Insurrektion" (蜂起) 、Gotcha が "Feel, Taste, Love, Life By Ourselves" とそれぞれタイトルがつけられた「ワン・コンセプト・ソング」でもある。ちなみに、Protestera のフロント・カバーには、かれらの意向によって「Protestera」 (To Protest) の日本語の意味の「抗議」の文字が使われている。Protestera は日本語訳付。600枚プレス (500 Black Vinyl / 100 Red And Black Vinyl)。

Protestera - Valdens Vackraste Brott (世界一美しい犯罪)

すべての符号は詩だ、すべての都市は本だ
線路が終わるところで、色は灰色を征服する
私たちは夜の闇で夢を描く
お前が眠っている間に、私たちはもう一度起きている

血の汗と涙で形成された手紙
私たちになるために、私たちはクソのなかを渡り歩いてきた
私たちは大部分が隠された世界に住んでいる
夜の子、クロムメッキの軍団兵

だれがこの犯罪を犯したのか
私たちだった、私だった
世界一美しい犯罪

Protestera: www.myspace.com/protestera
Gotcha: gotcha1977-ftllbyourselves.blogspot.com