2009/06/23

This Week's Recommendation from Acclaim Collective (A): Schifosi - Half Lit World 7"

SCHIFOSI - Half Lit World 7"

US は シアトルの Aborted Society Records からリリースされたオーストラリアのポリティカル・ダーク・メロディック・クラスト "Schifosi" (イタリア語で、「汚辱」という意味) の2ndシングル。1stアルバム "Ill Winds From Outpia" LP は本当に何度聴いたか分からないほど素晴らしかったが、今作にも、「Tragedy-core」の一言では到底片付けられない(とりわけ、より繊細なメロディ)かれらの実にスケールの大きいサウンドが詰まっている。ヴォーカリスト "kate" が叫ぶダークで詩的な歌詞は、すり替えられた「人間的」の概念、あるいは、「男か・女か」(男であるなら・女であるなら) といったヘテロセクシズムに基づく抑圧的な社会、そしてそのような社会が根底に在るあらゆる問題に対しての怒りや苛立ちを表現したものが多い。彼女は、"Law is Freedom" (規則が自由) の中で、「私たちは自由の基準に打ちのめされる」と叫ぶ。たしかに、この社会ではなんらかの「ラベル」を貼られることが、私たちが「自由」であるかそうでないかの基準になっている。Schifosi は、こうした「自由の基準」を破壊することに挑戦している。全4曲。


1. Half Lit World

2. Law is Freedom

3. Drowning in the Aftermath

4. Infinite Void


Law is Freedom (規則が自由)


社会復帰という名のロープに吊るされる

切り離されることが自分自身のことばになる

この物乞い地獄には、流血・クソ・苦痛・絶望といった通貨がある...

呼吸することができるかもしれない空気はない

見ることができるかもしれない光はない

暗黒とコンクリートは、滞在する人間すべてに生じる

それでも私たちは非常に人間的

それでも私たちは人間的じゃない

私たちは自由の基準に打ちのめされる

あらゆる自由を私たちから奪うため

呼吸することができるかもしれない空気はない

見ることができるかもしれない光はない


- Schifosi


Released by Aborted Society Records (2005)


Schifosi - "Half Lit World"


このビデオ・クリップは、かれらのニュージーランド・ツアーからのもの。曲は上記の 7" のタイトルであり、また、収録もされている "Half Lit World"。

Schifosi: www.myspace.com/schifosi

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