2010/02/25

New Distro Items: 2/25

アイルランドの Distro-y から Easpa Measa / Divisions Ruin - split LP 入荷しました。

ひととおりレコードを聴いて印象に残ったのは、Easpa Measa の4曲目 "Vargold" (Wolfage)。歌詞の解説によれば、アイルランドはかつて "Wolf Land" (オオカミの地) として知られていたそうだ。だが、イギリスの植民地化とともに先進国の撲滅風習が起こり、18世紀後半には最後のアイルランド・オオカミが虐殺された。解説の最後にその曲の真意が述べられている: 「この曲は社会の破滅と破壊、そして野生が最終的に人類を巻き込む時間にかんするものだ。」
──「オオカミを復活させろ、オオカミの時代を起こせ」。また、アイルランド北西部はメイヨー州・ミュリスク (Co Mayo) のエリス共同体 (Erris community) の反シェル闘争 "Shell to Sea" (www.corribsos.com) にインスパイアされた反戦歌の3曲目 "Black Blood" にも胸打たれる。

両バンドにかんしてはこのブログで幾度となく紹介しています。タグ "Easpa Measa" 及び "Divisions Ruin" も参照ください。

EASPA
MEASA / DIVISIONS RUIN - split LP (Distro-y) ¥1,100

" Two of
Ireland's finest offer up a fine split of emotionally charged crust-tinged political hardcore. EASPA MEASA should be well known after their crazy 5-month-Euro-Tour back in 2005. It has been a little quiet around them since then, but now they are back with new recording. As this band has always been really important for me, i am totally happy about beeing part in this release. DIVISIONS RUIN on the flipside have gone through some line-up changes after their debut-EP, but managed to delevop their sound further and you`ll find a handful of new songs as well as some older ones from their demo on this split LP. " - Contraszt!

Distro-y: www.medistro.webs.com

Acclaim Distribution is here

2010/02/24

【転載】: 2/26「麻生邸リアリティツアー弾圧」 国賠訴訟団結成、提訴・デモ・会見のお知らせ

(転送・転載歓迎)

■記者会見


日時:2010年2月26日(金)午前11時より

場所:東京地裁内・司法記者クラブ(千代田区霞が関1-1-4高等裁判所2階)


■デモ


日時:2010年2月26日(金)10時より

場所:日比谷公園「霞門」集合

デモコース:「霞門」出発〜弁護士会館〜桜田通り〜国会通り〜厚生労働省前〜公安調査庁前〜検察庁前〜内堀通り〜警視庁前〜東京都公安委員会前〜東京地方裁判所前到着(Google Maps


主催:麻生邸リアリティツアー国家賠償請求訴訟団(「麻生国賠」)

Web:http://state-compensation.freeter-union.org/

メール:realitytour.st.comp(at)gmail.com ※(at)は半角の@に置き換えてください

連絡先:〒160−0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2F

TEL・FAX 03−3373−0180 フリーター全般労働組合気付


 日頃より大変お世話になっております。

 去る2008年10月26日に東京・渋谷で行われた「リアリティツアー2 62億ってどんなだよ。麻生首相のお宅拝見」にて3名が不当逮捕され、youtubeの映像を通して抗議の声が広がったことはみなさまもご記憶されていると思います。

 ただ歩道を歩いていただけで「公安条例違反」、一切手を出していないのに「公務執行妨害」とするひどい逮捕事件でしたが、映像は再生20万回を超え、全国から抗議への賛同や文化人声明が集まり、国会でも追及されました。そして11月に無事3名の釈放と不起訴を勝ち取りました。


 そして事件から1 年数か月たったいま、逮捕された当該、不当な家宅捜索を受けた組合、その支援者が中心となり、責任者を追及し、不当弾圧をなくしていくために、国と東京都を相手取って国家賠償請求請求を行うことを決意しました。本日お伝えさせていただくのは、その提訴と記者会見・デモのお知らせです。


 麻生自民党政権は終わりましたが、一人目の不当な逮捕理由とされた「東京都公安条例」は今も市民の様々な社会運動を規制しています。また、大阪・柏原市で生活保護申請をビデオ撮影したことによる昨年10月の逮捕事件など、麻生弾圧に反撃した市民メディアの大きな役割を踏まえて映像撮影者への規制も強まっており、報道の自由にとっても弾圧は脅威となっています。そして何よりどんな政権になっても、市民の側の監視や抗議が現状を変えるために必要なことは検察・警察による取調べの可視化問題などでも明らかだと思います。


 そこで私たちは来る2月26日朝に提訴を行った後、以下の通り記者会見・デモを行います。ぜひともご参加・取材の程、宜しくお願い致します。その後の裁判も長い闘いになりますが、ぜひご注目・ご支援をお願い致します。

2010/02/23

Review: Shaid - s/t LP

SHAÏD - s/t LP

まずは共同リリースに参加しているレーベルの1つのスイスの Ravachol Prod (DIY Anarcho Punx Autonome!) の説明を転載したい: 「Extreme Noise Terror のようなクラスト/グラインド13曲。純粋に攻撃的かつ暴力的なレコード。この社会を燃やすレコード。」
──「この社会を燃やすレコード」に関しては、これでレビューを終わらせてもいいぐらい的確だが、少しはこっちでもレビューしとこう。このバンドはフランス・ナンシーの出身だ。本作がデビュー・アルバムということである。やはり ENT──そして Disrupt の影響もろだしだが、このバンドはよりグラインド・ビートを多用して猛進してくるという感じである。しかし「グラインド寄り」というわけではないので、純粋なクラストコア・ファンの方がイケると思う。演奏は「キレ」というよりは「ノリ」があるか。そのことが重心の低いサウンドをつくりあげている。戻って「この社会を燃やすレコード」である。ちなみにこのレコードに歌詞はない。その理由はこうだ: 「ここに歌詞はない。俺たちが言うべき新しいことはない。これに失望するなら、本をひらいててめえで学んでくれ。きみはパンク・ハードコアのブックレットを読んで本当になにかを学べると思っているのか?」──と続いて「しかし俺たちが言うことがここにある」と非常に簡素な解説がつけられているだけである。だれかに期待して、だれかを非難する構造──この構造こそがこの社会を燃やすことのできない最大の理由なのかもしれない。このバンドは「敵」をはっきりさせることだけを考えている。そのことに新しいものなどもうなにもないのかもしれない。それこそがその「簡素な」解説の真の意味と言える。

Betrayal (裏切り): 兄弟に反対する兄弟。労働者に反対する労働者。分断は大衆をコントロールする最良の兵器だ。


Deviance: steph.deviance[at]yahoo.fr

Year Released: 2010

2010/02/22

Acclaim Collective (A) Stall will be at "Inner Terrestrials Japan Tour 2010" in Matsumoto

"Inner Terrestrials Japan Tour 2010" の4月30日 (金) ・松本ギグにて出店させてもらう予定です。

Alternative Distribution presents "Inner Terrestrials Japan Tour 2010"


Inner Terrestrials
Disgust (Aichi)
Proletariart (Aichi)
Abstract
Adrenalin

Zagio Evha Dilegj

Booth:
Alternative Distribution
Acclaim Collective
etc...

2010 / 4 / 30 (Fri) Nagano Matsumoto Sonic
Open. 19:30
/ Start. 20:00
Adv. ¥2000 + Drink ¥500 (任意)

会場収容人数の関係上、当日だと入れない可能性があるので
なるべくチケットの予約をお願いします。(当日精算します)

予約フォーム:http://whspr.me/25M
メール: 430(@)nomasters.com

Inner Terrestrials Japan Tour 2010


お次は名古屋の Alternative Distribution オーガナイズによりついに来日する UK のアナーコ・スカ・パンク/ダブ "Inner Terrestrials" のジャパン・ツアー全日程 (Alternative Distribution より転載)。


4/23(金)東京・新大久保/EARTHDOM 

GERM ATTAK(CANADA),ALLIANCE,

THE HAPPENING,NOISE A GO GO'S


4/24(土)横浜/F.A.D

TURTLE ISLAND,LIFE,PILE DRIVER


4/25(日)愛知・安城/夢希望

TURTLE ISLAND,PROLETARIART,

CRIOSO,ORIGIN OF [M],
ROTARY BEGINNERS,THE ボンゴメン

4/29(木)大阪/KING COBRA

TURTLE ISLAND,DISGUST,FORTITUDE,

CONSTRICTED,VERMILION SANDS


4/30(金)長野・松本/SONI
C
DISGUST,PROLETARIART,

ZAGIO EVHA DILEGJ,

ADRENALIN,ABSTRACT


5/1(土)東京・早稲田/ZONE-B 

DISGUST,PROLETARIART,

SCREWITHIN,CRUCIAL SECTION,

SACRIFICE,ENCROACHED,

PINPRICK PUNISHMENT


5/2(日)名古屋/HUCK FINN

DISGUST,ぼんくら峠,

BLACK GANION,DUB 4 REASON


Inner Terrestrials:
www.innerterrestrials.org.uk
(Main Website) / www.myspace.com/innerterrestrials (Myspace)

A
lternative Distribution: alternativedistro.blog34.fc2.com

2010/02/21

Germ Attak / Shadow Over Asia Japan Tour 2010

2009.25.05 - Tektura, Lublin (picture was taken from their myspace)

「GERM ATTAK/SHADOW OVER ASIA JAPAN TOUR 2010」

4 月17日(土) 横浜CLUB LIZARD

「-CHEAP RESISTANCE vol.14+SHADOW OVER ASIA TOUR+STRIKE BACK TOUR-」

RYDEEN

PROTESTATION

EXTINCT GOVERNMENT

THINK AGAIN

ZILEMMA

MAX OVERHEAT


OPEN 17:30/START 18:00

1500yen/2000yen


4月18日(日) 大阪・心斎橋HOKAGE 

「-HARDCORE VICTIM GIG + FILL WITH CHAOS NIGHT/THE ACTION TOUR + SHADOW OVER ASIA TOUR-」


SKIZOPHRENIA

INTRUDERS

FOLKEIIS

REJECT

WARHEAD

ORGANISM

FRAMTID


START 18:00

2000yen


4月19日(月) 東京・
早稲田ZONE-B
「-BLOODY REVOLT vol.8-」


ISTERISMO

TANTRUM

A.T.F(ASOCIAL TERROR FABRICATION)

INTRUDERS

UNARM


1500yen


4月20日(火) 三重・松坂BARRETT

「-WHO CAN CHANGE THE FUTURE? Vol.28-」


ACROSTIX
T.N.A

END OF SEEDS

CONTRAST ATTITUDE


OPEN 19:30/START 20:00

1500yen


4 月21日(水) 岡山・
津山K2
「-未来ハ僕ラノ手ノ中 14-」


MASSGRAVE

THE SICK

THE STICKYS

SKIZOPHRENIA


OPEN 19:30/START 20:00

1500yen(UNDER 18 500yen)


4月22日(木) 広島CLUB BORD
ER
「-HOWLING COMMUNICATION vol.57-」


ORIGIN OF [M]

PERSEVERE

...more


OPEN 19:00/START 19:30


4月23日(金) 東京・新大久保EARTHDOM
「-SUPER FRIDAY PUNK SHOW-」


INNER TERRESTRIALS-from UK-

ALLIANCE

THE HAPPENING

...more


OPEN 18:30/START 19:00

2000yen/2500yen


4 月24日(土) 新潟WOODY


AGE
CIDER 77

SCRUM HALF

OPEN 18:00 / START18:30

Presented by Radical Punk Addict!

Germ Attak: www.myspace.com/germattak

(日程は Punkschizo より転載)


2010/02/20

Deviance News letter 3

"New Distro Items: 2/20" で紹介しているフランスのアナーコパンク/ポリティカル・ハードコア/パンク・レーベル "Deviance" は「頑固一徹」 DIY主義者 (もちろんいい意味で) のレーベルだ。なぜなら、その投稿でも書いているとおり、"No gods, no masters, no myspace!!!" をスローガンに掲げている。ここが発行しているニューズレターが非常にいい。もちろん反MySpace (Facebook も) の頑な姿勢が反映された紙面には、レーベルからディストロからファンジンまで、Deviance の最新活動情報が満載。とくに、かれの叛逆パンク丸出しの前置きが最高。

Acclaim Collective (A) は MySpace を持っている。だが、我われもまたこれがコミュニケーションの「主流」になることに絶対反対だ (それ自体にも。やつらは戦争協力者なのだ!)。
我われもメールなんかない時代は手紙でやりとりしていたし、こうしたニューズレターもつくっていた。最近とんとやらなくなった。ある意味 MySpace (クソ資本主義) に身体が「犯されている」のかもしれないが、心は「服従」していない。使っているのに反対? 使わざるをえない身体になっているからこそ、反対なのだ。分かったか?

しかしこの Deviance の活動はあらためて重要だ。そして現にやっているパンクスも世界中 (この地にも) にたくさんいる。すべてが「犯されている」状況の中で、すべてを分断し殺戮する資本主義への「反」たる所以がパンクにはいまなお「在る」ということだ。「パンクとはなにか?」を考えもせず、我われは「パンクだけではない」なんて言わない。(パンクなら) パンクからこそその「在る」ものを見出すことも必要なんじゃないか。
重要なこと──資本主義への抵抗だということを決して忘れずに。

我われも今一度や
るか。

"THINK! ACT! RESIST!
SMASH NAZI SCUM! KILL CAPITALISM! BURN THE STATE!

UP THE PUNX!!!"

- Deviance


















The Rag #4 in Lilmag DIY zine/book distro

アイルランド・ダブリンの革命的アナーカ=フェミニスト・マガジン "The Rag" の最新第4号が東京のグッドな DIYジン/ブック・ディストロ "Lilmag"入荷してます。Acclaim Collective (A) のこともブログで触れてくれてます。どうもありがとうございます。

前にも言ったことあると思うけど、うちからリリースしてる Easpa Measa の Clodagh がこの Rag に参加してます。毎号執筆してます。もしこの Rag を読んで、Easpa Measa に興味を持ってくれたら、ほぼ全作品ありますのでぜひ聴いてみてください。

ちなみに、第4号はかれらのディストリビューター・リストに載っているにもかかわらず、うちにはまだ入荷しません (今買取余裕がない)。なので、Lilmag でぜひぜひ。

いいレビ
ューを転載させてもらいます。

THE
RAG #4

"
アイルランドはダブリンを拠点に活動するアナーカ・フェミニスト集団 "The Rag" が年に一度のペースで刊行している雑誌。
今号は「肉体と健康」を主なテーマに、サッカーにまつわるオルタナティヴ活動情報、フィメール・ラップ、廃校に反対する
学校占領、アイルランドにおける売春、女性と環境など、話題は多岐にわたります。
アイルランドのアーティスト、トラベラーの女性、ロンドンのクィア収監者支援団体Bent Bars、デンマークの政治的パンクバンドThe Assassinators、エジンバラのセックスワーカー支援団体の人々へのインタビューも。

自分たちの地に足の付いた実感と、メインストリームのメディアではあまり光の当たらない人々の声を直接取材して伝えてゆこうという意志。

大判の誌面にざっくりしたレイアウトが親しみやすくていい感じです。 " - Lilmag


Lilmag: www.lilmag.org

New Distro Items: 2/20

"No gods, no masters, no myspace!!!" を掲げるフランスのアナーコパンク/ポリティカル・ハードコア/パンク・レーベル "Deviance" から以下の新作2タイトルが入荷しました。

Heyoka は2009年に活動再開した90's フレンチ・フィメール・アナーコパンク・レジェンド。今回入荷した "Piqures de Rappel" は91年から97年までの全音源 + ライブを収録したダブルCD。下の
Maloka のレビューにもあるように、音的には、Kochise や La Fraction と比較できるが、その2バンドをミックスしたような感じだ。かれらよりまったくの「無名」ではある──しかしながら、地元フランスではかれらとならんでもっとも影響力のあるバンドの1つでもあるようで、本作でこのバンドの「全容」に触れればそれもうなずけるというものだ。

Years of Decay / Sand Creek Massacre - split LP はフランス及びオランダのポリティカル・モダンクラスト・スプリット。とくに Years of Decay は Acclaim 的にかなり推薦したいバンド。女性ヴォーカルの現代的なアナーコクラスト・バンドで、派手さはないがそのド渋なミッドテンポ中心の "エモ=クラスト" サウンドが心にくる。例えれば、オーストラリアの Schifosi に加え、あのドイツの Jeniger を彷彿させもする。歌詞のもつ激しくエモーショナルな政治的・社会的批評性ももち
ろん推薦の理由だ。

Up the punx!


HE
YOKA - Piqures de Rappel 2xCD (Deviance) ¥1,300

" This french anarcho punk band is back in town for one year now! the double cd contains there debut album + démo + EP + live songs for a band to compare to KOCHISE or LA FRACTION with a female singer and efficient punk rock music! A big booklet with lyrics and a manifest about politics and social situation for one of the most important political band in france! " -
Maloka


YEARS OF DECAY / SAND CREEK MASSACRE - split LP (Deviance) ¥1,100

" 6 songs of anarko
/crust from Rennes/France with female vocal vs 4 songs of mélodic crust from Zwolle, Overijssel/Netherlands. " - I Feel Good

Acclaim Distribution is here

Heyoka - 2009

Years of Decay - 2008

Acclaim Collective (A) Stall will be at the gig that "Broom Ignorant" organized

出店のお誘いがありました。来月3月20日 (土)、目黒MODスタジオでの Broom Ignorant 企画にて出店させてもらいます。

Broom Ignorant presents


Broom Ignorant

Nasikuzusi

Babeldöm

Office Voids
Communicates
and more


2010 / 3 / 20 (Sat) Me
guro Mod Studio
Start. 18:30

Door. ¥500


2010/02/16

大逆事件100年に生きる

いまずっと大逆事件のことを考えている。

私は天皇ムツヒト暗殺計画が「企図されていた」・「企図されていなかった」ということだけを問題にしたくない。大逆事件の検挙にいたった「この計画」にかかわらず、「かれら」は確実に天皇制国家を「狙っていた」のではなかったか。

「私が如何にしてかかる重罪を犯したのであるか。」

幸徳が語ったこの言葉は「私はそのような計画は企図していない」という意味ではないと思う。なぜ国家に反対することが「私が如何にしてかかる重罪を犯したのであるか。」という意味
──私はその意味をもって考えたいのだ。

「かれら」の「想い」を闇に葬らないためにも。

2010/02/15

"Resonant Agitate! vol.2" - Alliance 1st LP release gig!

今月はこれが待ち遠しくてしょうがない。以前、Acclaim Collective & Too Circle Records presents "The Now-Denial Japan Tour 2008" に出てもらったこともある東京の Alliance の1st LP "Resonant Agitate" 発売記念ギグ。H.G.Fact からリリースされる1st LP も楽しみだし、メンツも最高!

"Resonant Agitate! vol.2" - Alliance 1st LP release gig!


Abraham Cross
Unarm
Voĉo Protesta
Life
Alliance

2010 / 2 / 28 (Sun) Tokyo Shin-Okubo Earthdom

Open. 18:30 / Start. 19:00
Adv. 1,500 yen
/ Door. 1,800 yen




2010/02/14

Recent Playlist of Acclaim Collective (A)

Unhinged - win our freedom in fire LP
Easpa Measa / Divisions Ruin
- split LP

Insidious Process
- demo CD-R

Zero Hour
- s/t 7"
Oi Polloi - ar ceol ar canan ar-@-mach LP
Hellkrusher - victims of hate 7"
Jeniger
- s/t LP

Day By Day
- ganz was feines? 7"

Born Dead Icons
- split 7" w/ Coma

Norton
- long walks on short piers LP


すべてはカバーしないが、今回のプレイリストにあげた作品を手短に紹介したい (順不問)。Unhinged は言わずもがなベルギーのポリティカル・ハードコア/パンク・ギャングにして、いわゆる「エモ=クラスト」の先駆。96年リリースのデビュー・アルバム "Win Our Freedom In Fire" LP (ファースト・デモ + ほかのセッション) はかれらの最高傑作だ。ドイツの Jeniger は地味だが、かれらのデビュー・アルバム (2001年) もこの種のサウンドの基礎をつくりあげた作品と言っていいだろう。Hellkrusher は2000年リリースのこの7"が一番好き。 Discharge / The Varukers ルーツのブルータルな
ツー・バスあり突進型クラスト・パンク一辺倒でとくにB面1曲目 "Hellgod" の反復リフが変化するところが燃える。U.S. (ベイエリア) の Zero Hour とドイツの Day By Day は女性がフロントに立つ90's アナーコパンク・バンドのトップ10に入るバンドだ。Zero Hour はなんと ex-Econochrist のドラマーが93年に同バンド解散後参加したバンドでもある。本作は94年リリースのデビュー・シングル。これ以外に split LP w/ Apeface がある。Unhinged のスピードを落として、もっとダーク/カオティックに仕上げたサウンドとでも言えばいいか (split LP ではよりその度合いが増している)。ex-Econochrist のメンバーが参加しているというのも納得だ。Day By Day はあの Lost World の前身。本作と "We Need More Than Your Compassion" の2枚の7"をリリースして、Lost World に移行。若かりし頃の Tati のヴォーカルがまた心に染みる。ディストロに入荷したものでは、Norton - Long Walks On Short Piers LP が最高──最近の一番のヘヴィー・ローテーション。Oi Polloi - Ar Ceol Ar Canan Ar-@-mach LP もよく聴いている。かれらの私的ベスト・アルバムは "In Defence Of Our Earth" LP と "Fuaim Catha" LP だが、本作はそれらに匹敵する出来だ。

Review: Insidious Process - demo CD-R

INSIDIOUS PROCESS - demo CD-R

スウェディッシュ・ニュー・アナーコクラスト・マッドネス。Insidious Process
──このバンドは Göteborg (イェーテボリ) の出身だ。現 Protestera のドラマーがこのバンドでもドラムを務める。本作は D.I.Y でリリースされたばかりの全8曲収録のファースト・デモ。同郷の Agrimonia のメンバーが Profane Existence のインタビューで地元の推薦バンドにあげていたこともあり、さっそくメンバーに直接オーダーして入手。その前にも MySpace で何曲か聴いてかなり気に入っていたが、こうして全曲聴いて今はこのバンドのとりこである。

その怒りの凝縮具合がたまらない。全体的にダークだが、いわゆる「モダンクラスト」や「ネオクラスト」のそれではない。ベースにあるのは90's以降のブルータルなスウェディッシュ・ハードコア/クラストという感じか。メンバーがつけているTシャツやパッチから察するに、日本クラスト──例えば、S.D.S、 Disclose、Framtid なんかからの影響もありそうだ。個人的に "Håller Hellre Käft" で聴けるような、黒い激情的なパートも巧みに取り入れているのは聴き逃せないところだ。メリハリあるメタリックなノイズ
ギター、強靭な (スカンジ・ビートというよりは) Dビート、基本猛撃しながらバランスよく変化がある展開──どれも文句のつけようがない。適度にダイナミックなサウンド・プロダクションもいい。ラストは爆発音とサイレンが鳴り響くインスト・トラックである。

そしてまたイーヴィルな雰囲気を醸し出す女性ヴォーカリストがこのバンドに「怒り」を注入している。咆哮する男性バッキング・ヴォーカルとのコンビネーションも抜群だ。歌詞はスウェーデン語/英語で唄われている。


"Everyone Thinks of Changing the World But No One Thinks of Changing Themselves" (みな世界を変えようと思っている。だが、だれも自分自身を変えようと思っちゃいない)──これはジャケットに載せられた言葉である。ここにこのバンドのメッセージの本質が込められていると言えよう。そこにはもちろん支配階級への闘争が意図されている。だが、俺たちはかれらから一つも自由じゃないことを忘れちゃいけない。「変革」とは、自分がどう支配され、また、自分がどう支配しているかを考えることと私は思っている。俺たちはそのことと向き合う勇気を持つこと。でなければ、俺たちはいつまでたっても支配階級の言う (不安を隠すための) 「変革」 (= Everyone Thinks of Changing the World But No One Thinks of Changing Themselves) から抜け出せないだろう。このメッセージからはそう読み取れる。

レビューの最後に "Lies" の歌詞の一部を紹介したい。


隠し事はない
心配することはない
──これが権力の巣だ

隠し事はない

心配することはない

──私たちの終焉を意図するために渇望しやがる


Self-Released: www.myspace.com/insidiousprocess

Year Released: 2010

Insidious Process
(photo by christina)

*The band photo was taken from their myspace.

2010/02/13

【転載】: シンポジューム「大逆事件100年を語る」 この100年、これからの100年

私が如何にしてかかる重罪を犯したのであるか。その公判すら傍聴を禁止せられた今日にあっては、もとより十分にこれを言ふの自由は持たぬ。
百年の後、誰かあるひは私に代って言ふかもしれぬ。
─幸徳秋水

と き:3月14日(日)午後1時開場・1時半開始

ところ:大阪・天満橋 エル・おおさか
大阪市中央区北浜東3-14/電話 06-6942-0001
京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」西へ300m
京阪・地下鉄堺筋線「北浜駅」東へ500m

入場料:無料

主 催:「大逆事件100年を語る」集会実行委員会
連絡先・市民共同オフィスSORA内 電話 06-7777-4935

基調講演 (仮題)
小松隆二 「大逆事件100年の断層」
泉 恵機 「高木顕明、宗教者たちの100年」
水野直樹 「大逆事件と韓国併合」
パネルディスカッション(コーディネーター)徳永理彩

2010/02/11

Divisions Ruin / Easpa Measa - split LP Out Now

Divisions Ruin / Easpa Measa - split LP がリリース! Easpa Measa のメンバーが送ってくれたマスターですでに聴いていたが、両バンドともベスト・レコーディング。リリース元の一つであるアイルランドの Distro-y がインフォを送ってくれたので転載紹介。もちろん Acclaim にもちかじか入荷します。

Divi
sions Ruin/Easpa Measa split LP

Both bands hail from Dublin which may explain the complimenting sound of each. Divisions Ruin play hard hitting dark hardcore crust with battling female/male vocals creating a neo-crustal sound that breaks into eerie haunting breakdowns before breaking back into their emotive doomy hardcore once again. EASPA MEASA are a political hardcore 5 piece, with both dualing female/male vocals they play amazing crusty melodic hardcore with passion and fury great fluidity with in the songs and melodies through out.
(in coop- w/ Suburban Mayhem, Contraszt!, Holy Shit – Feb. 2010 – 500 copies)


http://www.myspace.com/easpameasaband

http://www.myspace.com/divisionsruin

- Distro-y

Acclaim Collective (A) MySpace - Renewal

Acclaim Collective (A) の MySpace をリニューアルしました。

背景を黒に変えて、これからリリースされる作品のジャケット載せただけだけど。こうして見てみると、うちのカラーはやっぱ「黒」だな。「赤」は闘うものにさえなるから、おれは「黒」か「赤・黒」を好む。まあ、んなこたあどうでもいい。

とにかく
"Only Stupid Punks Use MySpace" だ (おれのことか)。

www.myspace.com/acclaimcollective

2010/02/10

New Distro Items: 2/10

ロシアの Headnoise、スペインの Mala Raza、フランスの IRAE Rds から以下のものが入荷しました。

MINUALA - Крики Черных Птиц / The Screams of Back Birds CD (Headnoise) ¥1,000

" melodic dark hardcore from Karelian forests. russian best kept secret. " -
Chucky the Rat Records

YAK
UZA HORROR - ...Y Vendrán Mil Años Más CD (Mala Raza) ¥1,000

" Crustcore from Zarag
oza, Spain with metal, rock and street punk influences. An apocaliptic and misantropic record " - Mala Raza

SOFY
MAJOR - 5 Years of Freaks CD (IRAE Rds) ¥1,000

フレンチ・モダン・エモハードコア "Sofy Major
" の過去5年の音源を集めた編集版CD。12" Maxi (2009)、split 10" w/ One Second Riot (2008)、split 7" w/ Her Breath on Glass (2007)、12" & CDEP (2006)、"Tribute to Tantrum" CD comp (2010) の全10曲収録。

Acclaim Distribution is here