2009/11/30

How to make an alternative distro?: 支配的な商業経路の破壊、そしてオルタナティブなディストロの創造へ

昨年の3月22日、Irregular Rhythm Asylum という新宿のインフォ・ショップで店番をしたときの Acclaim Collective Day Vol.7 において、"How to make an alternative distro?: 支配的な商業経路の破壊、そしてオルタナティブなディストロの創造へ" と題した「ディストロ」に関する小イベントをやりました。それの声明および引用テキストを Acclaim Collective (A) Website"About us" に掲載していなかったのでここで紹介。

3月22日 (土)


Acclaim Collective - 「Acclaim Collective Day Vol.7」

How to make an alternative distro?: 支配的な商業経路の破壊、そしてオルタナティブなディストロの創造へ


始めに


「メインストリーム・マーケットを使えば、より多くの人々に物事を伝えられる」ーーAcclaim Collective はこうした主張を一切信じません。むしろその逆で、それは、私たちの表現、私たちの繋がり、私たちの経済、私たちの自治をメチャクチャに破壊するだけのものでしかありません。


今回の「Acclaim Collective Day Vol.7」は、Acclaim Collective における最も重要な伝達手段である (Acclaim Collective そのものと言ってもいいかもしれません)ーーまた、パンクで言うところのいわゆる「ディストロ」の限りない可能性とその実践を、 Acclaim Collective の経験を通じて、話し合いたいな、と思っています。もちろん、みんなのやり方とも共有したいと思っています。


大げさでなく、この「ディストロ」は、「自治があるところにはこれがある」、「自治がないところにはこれがない」、と言い切っても過言ではないでしょう。そしてそれは、Acclaim Collective のことで言えば、レコード、CD、カセット、Tシャツ、パッチ、バッジ、ファンジン、本といった「物」の分配に限らず、このクソみたいな世界の事態を共に動かし、何かゾクゾクするような人生を共に取り戻すための分配でもあるのです。また、言うまでもなく、それは、パンクだけでなく、あらゆる分野においても同様です。つまり、Acclaim Collective は、幅広い意味での「ディストロ」を提唱していますし、まさに、それは、自治を指向する私たちのあらゆる社会闘争の下地になくてはならないもの。私たちがそのことを重要視するなら、私たちの闘いはますます豊かに潤うことでしょう。


既に「ディストロ」をやっている方、これから「ディストロ」をやってみたい方、もちろん「ディストロ」って何?、という方もぜひぜひお越し下さい。


Acclaim Collective


What is an alternative distro? - オルタナティブなディストロとは何か?

それは、美学に応じて、メインストリームの市場によって課されたイデオロギーの制限なしに、自律・文化的な表現を分配しようとする集合体です。私たちは、私たち自身で、金に統治されないスペースを作ろうと試みます。私たちは、利益、成功、あるいは競争によって駆り立てられないし、私たちは私たちの仕事を通じて、支配的な秩序に疑問を持つ社会闘争をサポートします。


私たちにとって、オルタナティブなディストロとは、買い手を受動的な消費者に変え、創造者をエリート主義的な人物に変え、ディストリビューターを金でやる気満々の仲介者に変える商業的な役割と争うために私たちが使用する介入の手段です。


私たちの材料の中で、あなたは自律的な文化、その力に興味を示す反逆者の構築のための基本的な規範を見つけることでしょう。私たちは、大量中毒操作および構造的なメディアの自由、その通例の競争的な力関係、大多数の幸福を犠牲にしての少数の裕福である社会的な現実の周りに、反セクシスト的な言葉、方法、情報、意見を創造するために闘います。主流の回路で見つけにくい材料の実際の分配は、私たち自身の経済を生み出し、また、金は自分たちに融資され、闘争を支援するためにグループとコレクティブにより使われます。同時に、私たちは、商業を越えるネットワークを創造します。ディストロの物質的トレードは、コンタクトの形成と議論を必要とするので、そうでなければそれは行われないでしょう。


私たちは、ビジネスを意味する活動ではなく、交換とフェアな関係が欲しいと思うとき、物事を手頃に保とうとします。私たちは、権力の手中にある多数と同じくらい生気がないことを拒絶します。私たちは、集合的かつ批判的に考えたく、相互援助に変わる知識を集めたいのでこれをやる。私たちの闘いがその方向に行くなら、私たちは権力によるどんな意見の相違の絶えまない再充当を回避し、それを消費者利益や幾らかの利益を上げる機会になんとか減少させるでしょう。


オルタナティブなディストロは、意見、行動、創作を共有し議論するために交わる必要がある人、雑誌、ファンジン、インディペンデント・メディア、バンド、コレクティブ、出版社によって創作された反権威主義的なスペースの一部となりたい人、そうでなければ点在しているグループと個人のネットワークを創造するのを助けます... できるだけ権力的な国家、資本、社会階級制度から解放されたスペースを創造する必要性を私たちに結び、そして、私たちは、いわゆる人生に何か異なるものを感じることを切望します。


私たちは、私たちの考え、私たちの音楽、私たちの人生に対する支配を拒絶する!!!!


This text taken form the COLERA "Alguien Siega Vidas Por Mi" LP

【転載】: A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!

【支援要請/転送転載歓迎】

A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!!


関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち

2009.11.28


「生活保護の申請をさせて下さい!」と泣く泣くカメラを手にしたA君を逮捕・起訴するなんてあんまりじゃないか!

A君の救援活動と無罪を勝ち取るための法廷闘争へのカンパをどうか宜しくお願いします!


【カンパ先】

郵便振替 00900−8−263985

加入者名 ユニオンぼちぼち

(通信欄に「A君」と記して下さい。)

この件に関する問い合わせやメッセージは hogohiwoageroアットyahoo.co.jp (アットを@に置き換えてお送り下さい)までメールをお願いします。


 10月27日朝、組合員であるA君は、いきなりやってきた大阪府警によって家宅捜索をされ、職務強要罪(※)で令状逮捕されました。29日に送検、勾留延長もされ11月16日に起訴されてしまいました。

 A君は福祉事務所から生活保護を受給していました。結果的に受給は出来ていたものの申請にあたっては大変な困難が伴った末の保護決定でした。


 今年2月、ユニオンぼちぼちは世界的な金融危機以降悪化する雇用情勢の変化に伴い、生活保護の取得の仕方を学ぶための学習会を開催しました。全国各地のユニオンの共通の課題として浮上してきた問題だと思いますが、労働にまつわる相談の解決の前にまずは生活の安定が必要であり、そのための生活保護申請のノウハウを組合員間で学習しようという試みです。

 勤務先で散々社長に罵られた挙句に不当解雇に合い、組合に相談にやってきたことがA君と組合との出会いでした。A君は労働法などを一生懸命勉強し、自分が争議の中心になって会社との交渉を行ってきました。しかし生活面は安定したものと言える状態にはなく、生活保護を申請することになりました。


 ユニオンぼちぼちは、生活保護の申請時における「水際作戦」といわれる福祉事務所の対応が問題だと考えてきました。水際作戦とは、福祉事務所へ相談に訪れた人々に対し、申請用紙を渡すまえに職員が理由をつけて追い返すことにより、保護の件数を予め抑制しようという手法です。なんとか申請をして保護を受給できたとしても福祉事務所からの執拗な「指導」により保護打ち切りに合い、保護基準以下の生活を再び強いられていく人が少なくありません。北九州市においては生活保護を打ち切られた男性が「おにぎりが食べたい」と書き置きを残して餓死するなど、全国で痛ましい事件が続発しています。日弁連によると、本来なら生活保護制度を利用できる経済状態にある人々に対しての実際の支給率はわずか9~19・7%ということです。その大きな要因として、福祉事務所による申請への違法な拒否行為が挙げられています。A君の保護申請は、こうした状況の中で行われたものでした。


 本来、困った人のために相談にのり、サポートするのが仕事であるはずの福祉事務所の対応はとても冷たいものでした。そのことにA君は不安を募らせていきました。そして残念ながら、当初の保護申請は却下されてしまいました。困ったA君は再度申請を行おうとしましたが、福祉事務所は素直に取り合ってはくれません。やむにやまれず自分の部屋からビデオカメラを持ってきて、福祉事務所の職員に訴えました。「生活保護の申請をさせて下さい!」


 2ヵ月半後、この時の行為が職務強要罪の容疑にあたるとされ、A君は逮捕されました。


 しかし組合員が一緒に福祉事務所に話に行くと保護が支給されることが決まり、逮捕までの2ヵ月半の間A君は無事に保護生活を送っていました。逮捕の2日後、ユニオンぼちぼちの大阪事務所が家宅捜索されました。念のため付け加えておきますと、生活保護を受給する資格がないのに恐喝して違法に受給をしたという容疑ではありません。その証拠に現在も保護は廃止(取り消し)ではなく、逮捕・勾留による停止という状態になっています。職員の冷酷な対応を受け、やむにやまれずカメラを回しながら訴えたことが容疑とされているのです。その後、その映像が公開さたことはありません。


 勉強熱心なA君は逮捕前、生活保護を抜け出すために国の新しく始めた職業訓練制度を使い訓練学校に通い始めていました。入学のための選考試験は簡単なものではなく、時には落ち込むこともありました。しかし何度かの不合格を乗り越え、ようやく入学することが叶ったとき、私たちは手を取り合って喜んだものです。資格取得を目指して学校に通うことはA君にとって生きる張り合いになっていました。身近で様子を見聞きしてきた私たちは、その生活がとても大切なものであるということを感じていました。しかし、ようやく安定して学校生活に通えるようになった矢先に、突然逮捕されてしまったのです。A君は無実です。逮捕・起訴・勾留によって学校生活もメチャクチャにされてしまいました。このままではA君は出席不足による退学処分になってしまいます。


 私たちはA君の即時釈放を求めています。

 そして裁判では必ずA君の無罪を勝ち取らなければなりません。

また、この事件で有罪の判例を出させてしまったら、労働運動や社会運動においてビデオカメラを使うこと自体が抑制される恐れがあり、到底容認できるものではありません。

 心を寄せてくださる皆様には、未曾有の失業の嵐のなか大変心苦しい限りではございますが、この闘いへのカンパを寄せて頂くようお願い致します。


※ 職務強要罪とは、公務員に対して、「ある処分をさせる目的」、「ある処分をさせない目的」や「公務員の職を辞させる目的」のいずれかをもって、暴行または脅迫を加えるというもので、「3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金」という重い罪です。私たちはA君の言動が犯罪にあたるという見解を容認できません。

http://unionbotiboti.blog26.fc2.com/blog-entry-101.html

ユニオンぼちぼち: rootless.org/botiboti/main.htm

【転載】: オランダ語圏・反スクォット法粉砕闘争へ

アムス/我らの居住権のための闘争を!
スクォット禁止法を阻止せよ!


1ヵ月以内に、女王ベアトリックスはオランダ語圏の”不法なスクォット”に対する新法に調印するだろう。無宿状態にならないために、我々はアムスのダムスクエアにある”女王の”小さなアパートを占拠するだろう。王宮は申し分のない大きさだから、排除に遭っても、スクォットしに来ればよい! スクォット禁止法(クラークフェアボッド)は富裕地主や不動産屋どもによる長い歳月のロビーイング活動の結果のものだ。議会内の奴らの一味は現在多数派を占めており、そのことが起こるべくしてスクォット禁止法をこしらえることになったのだ。その法案がベアトリックスに通されるか、補正(調整)が必要と認められれば12月1日にオランダ国会の第一会議室が決定することになってしまうだろう。我々は、その日に抵抗を始めることで攻撃を行う! 1970年代以来、スクォッターは住居不足と向き合うために富裕地主どもの荒れ放題の財産群を獲得してきた。スクォッティング(空き家占拠)は社会的住居の防衛と歴史的モニュメント群の保存を同時に提供している。このように、スクォッターは毎度のように、裕福な連中を肥やす不動産屋どもの熱望する策動を火のように非難してきた。昨年中に、オランダ政府とその御用学者どもが同様のパンチを二度食らわせたことが明白になっている。反スクォット法案は単なるミセシメなどではない。社会的住居給付が窮迫するまで長期にわたって獲得できない見通しなのだ。財産調査人は予算削減に苦しみ、健康保険基金は適当に扱われ、労働者の定年が伸ばされた。このことは如何にオランダ政府がその真実の顔を見せているかという事なのだ。それは住居、テナント、学生、市民や労働者のために闘う個々人と共にあるのではなく、資本の側のものでしかない。政府から社会的給付を要求することは、職場のボスどもに賃上げを要求する事とは違う。だから、奴らの選挙などを心配せず、自分で何とかやっていくことについて心配せよ。居住権のために闘え! スクォット禁止法を阻止せよ!

2009年12月1日20:00、アムスのダムスクエア集合。

タイマツとカナテコを持ってきてくれ!

- 旅浪人氏の翻訳から転載

【緊急告知】: Avskum - Uppror Underifrån Japan Tour 09'に関して

Avskum - Uppror Underifrån Japan Tour 09' の12/2 (水)・Isterismo 企画の場所が高円寺20000Vから早稲田 Zone-B に変更になりました。

詳細は以下に当たってください。

急遽変更のお知らせ

- The Master Of Darkness

AVSKUM!!!

- Hardcore Survives


Isterismo presents "Distruttivo Sonoro vol.4"

Avskum (Sweden)
D-clone (Nagoya)

Unarm

Deathtribe

Isterismo


2009 / 12 / 2 (Wed) Tokyo Waseda Zone-B

Open. 18:00 / Start. 18:30

Adv. 1,800 yen / Door. 2,100 yen

2009/11/28

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09のデモコース

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09のデモコースが決定した模様。

デモコース決定!サウンドデモの詳細です

-
反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09 (ブログ)

こちらも参考に。

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09のデモコースがすばらしい

-
mukofungoj ĉiuloke

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09: a.sanpal.co.jp/r-festa

Making Punk Compilation A Threat Again!: "The 51 Comp" LP

"The 51 Comp" LP

本作は、1997年、今はなきドイツの Join The Team Player Records がリリースした。まずは本作がリリースされた1997年という年に注目したい。ベルリンの壁が崩壊し、1990年10月3日に東西ドイツが統合された後の10年は、"Einigkeit und Recht und Freiheit" (統一と正義と自由) という真しやかな標語に隠ぺいされたドイツ軍国主義の拡大、ネオファシズムの増殖の時代であった (もちろんこれ以降も続いている)。ドイツは NATO の主要構成国として、1945年の第二次世界大戦での敗戦以来はじめて、欧州国外 (ボスニア) に軍を派遣、戦争に参加した (1991~1995年)。一方では、NPD (ドイツ国家民主党) と呼ばれるネオナチ政党が台頭、移民に対する日常的なレイシズムの悪夢が
東部だけではなく国内全体に蔓延していた (1996年)。本作には、"the records of today are the actions of tomorrow" (今日のレコードは明日の行動である) という副題がつけられている。つまり本作は、そうした国家の抑圧と我々がどのように対峙していくか、そうした国家の抑圧から我々がどのように自分自身を守っていくか (レーベル主催者も言っているが)ーーという明確な目的を持って、アンティファ (反ファシズム) などの反対闘争と呼応しながら、社会切断がますます進む当時のドイツの政治状況に対して即座に反応された作品なのである。全44ページにもおよぶブックレットには、関連のアーティクルやドイツにおける移民の実情に関するレポートが掲載され、アンティファ・グループの連絡先も充実されている。参加バンドは、Sabeth、Converge、Locust、Upset、Anomie、Daybreak、Four Hundred Years、Acheborn、Seein'Red、Mine、Cerulean、Concrete の全12バンド。すべて未発表曲を提供している。パンク・カルチャーの中には、つねに抑圧に関する問題と現在の社会環境が不可分に存在している。本作はそのような確信をあらためて強く強く感じさせてくれた名コンピである。ブックレットの中の空白のページの上に、「Silence.」 (沈黙) と一言だけ書かれたメッセージは今なお我々パンクスになにを投げかけているのだろうかーー"the records of today are the actions of tomorrow" (今日のレコードは明日の行動である)。

Sabeth - der augenblick bleibt

Converge - flowers and razorwire

Locust - ass gravity

Upset - make and end

Anomie - un pas en dehors

Daybreak - sundance

Four Hundred Years - six minutes
Acheborn - circadian rhythm upset

Seein'Red - blow up

Mine - heart.soul.grease.

Cerulean - countdown money law

Concrete - tre motivi


私たちは差別的経済と社会的ロジックの自己満足の中で、それそのものの機能を放棄している社会から何を期待することができるのだろうか?


今日、何百万人もの人々が無関心の中に締め出され、排斥され、孤立させられている... 私たちは恐れている。彼らの目と向き合うことや権力と富に基づく人工的幸福のための社会に疑問を持つことを...


明日、私たちは指導者に責任を押し付けることで、自分自身の責任を放棄するかもしれない。


外側への一歩ーー私たちがそしらぬふりをすることは、民主主義の機能不全を反映させただけにすぎない。不可欠な問題として、飢えに苦しむ人々がいる一方で、なぜ贅沢な社会的ステータスと闘うのだろうか?! 多くの進歩が個人の利益を要することで終わるだけなら、誰もこの不適応な社会に居場所はない。


- Anomie "Un Pas En Dehors" (One Step Outside)


Released by Join The Team Player Records (1997)

2009/11/27

Hardest Zoo - Cosmic Neurose "Image Down" Release Aniversary

Cosmic Neurose presents Hardest Zoo
- Cosmic Neurose "Image Down" Release Aniversary

Cosmic Neurose
Akutare

Angel O.D.

Disturd (Tsuyama)

Isterismo

Low Vision
Payback Boys
Rednecks

Struggle For Pride


2009 / 11 / 28 (Sat) Tokyo Shin-Okubo Earthdom
Open. 16:30 / Start. 17:00

Adv. 1,700 yen / Door. 2,000 yen



2009/11/26

反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09


今年も11月28日 (土)・29日 (日) の両日、反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉 があります。

http://a.sanpal.co.jp/r-festa/

抗議と抵抗

"Protest is when I say this does not please me.
Resistance is when I ensure what does not please me occurs no more."

"抗議とは、それが気にくわないということ。

抵抗とは、気にくわないことがニ度と起こらないようにすること。"


これは、Red Army Faction (German: Rote Armee Fraktion) (Japanese: ドイツ赤軍) の中心人物の一人であった Ulrike Meinhof の言葉である。


彼女のこの言葉は、同志の言葉を借りれば、「正に繰り返してしまう自分達の権力性や暴力性を自覚してるからこその (深い) 言葉」である。彼女は、西独帝本国人として、この言葉を自らにつきつけた。


日帝本国人として在る俺もまた自らにつきつけなければならない。オトシマエとしての抗議と抵抗はどこいったんだ。


"R.A.F は、いかなるプロのテロリスト集団のように権威主義者、さらには共産主義者であった。だが、かれらは分かっていた。すべての人間的自由の天敵・政府から自由のおこぼれを待つことよりましだということを。先行きの見えないマルクス主義のイデオロギーに服して、自分たちの人生を失うよりはるかに目的を成し遂げられなかったとしても、少なくとも、自分たちの人生と死に対する責任をとって、自分たちの命令のときに目的を成し遂げようとしたーーそれは、
生存のサイクルを抜け出せずにいる我々大部分の乏しい活力に対してもそのとおりだという以上のことだ。我々がこれよりもっと上手くできてもいいはずだと考える頭にそのことを入れるなら、かれらより上手くやってやりたいぐらいだ。"

- Umlaut "Mass Graves for the Victims of the Capitalist Machine"

2009/11/23

Recent Playlist of Acclaim Collective (A)

Voĉo Protesta - vojo al libereco LP
Agrimonia - s/t LP

Bagna / Skarpretter
- split 7"

Nausea
- cybergod 7"
Avskum - uppror underifrån LP
Unarm - endless exploitation TAPE
Criatura
- verde LP

Health Hazard
- split 7" w/ Sawn Off

Peaceful Protest
- a noise barrage against authority 7"

Gotcha / Rosapark
- punks against g8 upcoming split CD

以前、Acclaim Collective (A) Website で分からない程度にやっていましたが、ここで再開しようと思う。

Shades of Grey live at Punk Illegal



Acclaim Upcoming Releases

SHADES OF GREY - Freedom/Incarceration LP (ACM026)

Swedish female vocaled powerful modern anarcho-crust band. This is their first album. Co-release with Contraszt! Records (Germany) and Sadness of Noise (Ireland). This will be able to be released 2010.

Shades of Grey: www.myspace.com/shadesofgreylkpg

2009/11/21

Making Punk Compilation A Threat Again!: "Revive Us Again" comp 7"

"Revive Us Again" comp 7"

本作もまた "Making Punk Compilation A Threat Again!" (今一度パンク・コンピを脅威にせよ!) を具現化した作品だろう。それは1993年ーー本作は、90年初頭、「Positive・Political・Punkrock」というスローガンを掲げ、国家と資本主義に対して闘争を宣言したベルギーのポリティカル・ストレートエッジ・バンド "Nations On Fire"、そのメンバーである Jeroen のレーベル "Machination Records" からリリースされた。とはいえ、いわゆる「ストレートエッジ・コンピ」になっていないところが本作の特徴であるだろう。Agathocles (ベルギー)、Medicine Man (アメリカ)、Rupture (オーストラリア)、Hiatus (ベルギー)、Man Is The Bastard (アメリカ)、Excrement Of War (イギリス)、そして Nations On Fireーー当時の D.I.Yパンク/ハードコア・シーン各方面を席巻したバンドが多く参加している (とりたてて重要ではないが)。さらには、一筋縄ではいかない
メンツが顔を揃えている。言うなれば、こうした異端なメンツに対して、Machination Records が差し出したテーマがまさに反宗教 (ここでは反キリスト) であった。また、"Revive Us Again - The voices of inspiration of a Machination World" (私たちを再び生かしてください - 策略的世界の啓示の声) というタイトル及び副題は、"Revive Us Again - The Voices Of Inspiration of THE CHURCH OF GOD" (私たちを再び生かしてください - 神の啓示の声) と呼ばれるキリスト教歌オムニバスへのパンクスからの返答であった (アートワークも曲名もすべて真似ている。参加バンドの実際の曲名は異なる)。

SIDE ONE

revive us again - AGATHOCLES

I belieive in God - MEDICINE MAN

My God can do anything - RUPTURE

Tell it like it is - HIATUS


SIDE TWO

Jesus is on the main line - MAN IS THE BASTARD

God has smiled on me - EXCREMENT OF WAR

I've been running for Jesus - NATIONS ON FIRE

medley.


私たちを再び生かしてください


策略的世界の啓示の声


考えたいくつかの事


A. キリストの加護は、罪深い人々のアドバイスに従うのでもなく、彼らと罪を犯すために彼らと行くのでもない人の上にある。


B. 善良な人や正しい人は、神の意志が提供されることを好む。彼は微笑ましい神に大喜びする: 彼はいつも神を喜ばせることができる方法を考えるのが好きである。


C. 上手に世話をされ、たくさんの水を得る木は、常にたくさんのおいしい果物を実らせる。所有者にとっては喜びである。正しい人はこの木に似ている。彼はまた喜びを主にもたらし、彼のまわりの人々はありがたがる。


D. キリストは、正しい人生を送る万人を知っていて、万人を見守るが、罪深い人々は迷子になるだろう。彼らは非業の死を遂げるだろう。俺たちが歌うように、歌を楽しめ。


Released by Machination Records (1993)

2009/11/20

Avskum - Uppror Underifrån Japan Tour 2009 with D-clone / Reality Crisis

一度このブログで紹介しましたが、詳細が発表されたので再度告知。

AVSKUM - UPPROR UNDERIFRAN JAPAN TOUR 2009
with D-CLONE / REALITY CRISIS


12/2 高円寺 20000V 「DISTRUTTIVO SONORO vil.4」
AVSKUM. D-CLONE. ISTERISMO. UNARM. DEATHTRIBE.
info: isterismo (at) hotmail.co.jp


12/3 津山 K2 「未来ハ僕ラノ手ノ中 vol.11」

AVSKUM. D-CLONE. DISTURD. SKIZOPHRENIA. and more
info: 0868-24-5100 (K2)


12/4 名古屋 TINY 7 「TOMORROW BELONGS TO US vol.12」

AVSKUM. D-CLONE. REALITY CRISIS. ZILENMMA. DISGUST. CONTRAST ATTITUDE. SYSTEM FUCKER.
info: 052-731-9936 (TINY 7)


12/5 大阪 KING COBRA 「IT LOOKS FORWARD TO A LIFE」

AVSKUM. REALITY CRISIS. 九狼吽. D-CLONE. DIEDRO LOS DIABLOS. ELEKIDS. the SICK. ACROSTIX. the TELEPATHYS. BAD DIRTY HATE. SECOND TO NONE. HUMPTY DUMPTY. ORGANISM. WARHEAD. FRAMTID.
info: 06-6213-5773 (PUNK AND DESTROY)


12/6 中野 MOONSTEP 「GRIND THE ENEMY vol.18」

AVSKUM. REALITY CRISIS. 九狼吽. ACUTE. ALLIANCE. LIFE. and more
info: 03-338
0-7739 (MOONSTEP)

Making Punk Compilation A Threat Again!: "In Our Time" comp LP

"In Our Time" comp LP

True of form, CrimethInc. has cast its latest effort to demonstrate that resistance to the status quo still exists in an ironic light by describing it with the same words British prime minister NEVILLE CHAMBER used to declare, upon his return from negotiations with Germany in 1938, that he has arranged for "peace in our time." Perhaps they mean that "fighting standardization" with mere music is a doomed venture. On the other hand, they did release this record, so... In any case, the first side features some European metal and hardcore, while the second side is ugly, scary music from the US. The insert contains the usual CrimethInc. exhortation to quit your job and live on stolen stuff, so we can fight the evil system. The cover art features images of damage done to US installations in the Vietnam war. I guess that, at least, qualifies as resisting standardization (TY)

(CrimethInc., 2695 Rangewood Drive, Atlanta, GA 30345)


(This review was taken from MRR.)


FIRST PROGRAM

Congress - What We Need

Timebomb - Flames of Disorder

Systral - Narrow-Minded Criteria

Final Exit - Fuck Your Cowboy


SECOND PROGRAM

Damad - Head Heart Hell

Jesuit - Smooth Talking Son of a Bitch

Gehenna - Testimony / Divine Rewards


THIRD PROGRAM

Standardization- And How to Fight It

a CrimethInc. propaganda reader


人がその個性に気づいていなければーー個性に反した今日の仕事における支配力への抵抗
はむろんーー可能なのである。もちろん絶望と退屈は生じる。だが、このようなますます単調な時代にさえ、忠実に考え創造し、挑戦的な方法を取ろうとする個人がいる。このレコードの音楽はクリエイティブな仕事の少しばかりの例である。同封されている読み物は、我々の生、我々の精神や感情、我々の世界を標準化しようとするそのような支配力に対する抵抗の可能性を書いたものだ。

"お前は死人だ" - George Orwell, 1984

Released by CrimethInc. (1997)

Shades of Grey at Punk Illegal Nov 2009

Shades of Grey at Punk Illegal Nov 2009
(Photos by Christina Blom)


Acclaim Upcoming Releases

SHADES OF GREY - Freedom/Incarceration LP (ACM026)

Swedish female vocaled powerful modern anarcho-crust band. This is their first album. Co-release with Contraszt! Records (Germany) and Sadness of Noise (Ireland). This will be able to be released 2010.

Shades of Grey: www.myspace.com/shadesofgreylkpg

Making Punk Compilation A Threat Again!: "Innate Rebellion" comp CD

"Innate Rebellion" comp CD

「先天的な反逆」と題された本作には、そのアートワークからも分かるとおり、何がどうあれ「アメリカ」において生来抑圧されている人々/抵抗する人々の立場に立ち、現在のアメリカを主導とする (反テロ) 戦争国家に対する徹底的な反逆の意志が込められている。まずは、LA の Resistant Culture だが、かれらは「Natural Law (自然の法則)」・「Tribal Autonomy (民族の自治)」を掲げる Resist And Exist、Napalm Death、Axiom らのメンバーによるバンドである。トライバルな要素も多分に含んだ超重厚なグラインド/クラストで、そのサウンドは破壊的きわまりない。メキシコの Fallas Del Sistema は、新曲2曲収録 (ボーナス1曲も含む)。ブルータルかつシンガロングないつもながらの Fallas Del Sistema 節が全開だ。南カリフォルニアのベテラン・アナーコ・ピースパンクス "Resist And Exist" も新曲で、以前よりもメタリックになり、ストレートかつ怒りに満ちた男女ツインヴォーカルのクラストコア・サウンドがさすがにかっこよい。ラストは、アリゾナ州・フェニックスのグレート・アナーコパンク・バンド "Contravene"。かれらの新曲は、本作のベスト・トラックと言っても過言でないほど素晴らしい (そして勇気が湧く)。今回はよりギター・メロディや唄を重視し、スカ/レゲエもミックスした感動的な楽曲を提供している。男女ツインヴォーカルのコンビネーションも内から外から熱くなる。「反逆は先天的となる」。 全9曲。

track list:
Resistant Culture (USA)
1. It's Not Too Late
2. Forced Conformity
Fallas Del Sistema (Mex)
3. The ALF (2nd Part)
4. Lluvia de Sangre
Resist And Exist (USA)
5. Beyond the Shadows
6. Echoes of Sorrow
Contravene (USA)
7. The Strength of the Struggle
8. Militerrorism
Fallas Del Sistema (Mex)
9. CD Bonus Track - Musica pala la Resistencia

それは2005年のアメリカだ。巨大な怪物は終焉した文化を継続させている。収奪の手中にある奴の特権的な精神躁うつ病は程度が低いながらも貴重である。まったく退こうとしない。地球の地殻は費やされてもいないし、居住者も損なわれていない。奴の特権的な法律が彼らの生来の財産を否定する。戦争国際法が彼らを服従させる。大地は強奪された。自由は否定された。死は差し迫っている。だが、奴の法律は不自然だ。奴の文化はもろい。絶対的な力に対する抵抗はカウンター・カルチャーのリアクションとなる。


反逆は先天的となる。

Released by Spiral Records / Seventh Generation Collective / Catchphraze Records (2005)

本レビューは当時 Acclaim Distribution に入荷した際に書いたものを加筆・改編した。

2009/11/19

Kriegshog presents "Magma Beat Hell vol.3"

Kriegshog presents "Magma Beat Hell vol.3"

Kriegshog

Contrast Attitude

Crossface

Rednecks

Total Noise Accord

Screwithin

Fastkill

Asocial Terror Fabrication


2009 / 12 / 12 (Sat) Tokyo Shin-Okubo Earthdom

Open. 17:30 / Start. 18:00

Adv. 1,500 yen / Door. 1,800 yen

2009/11/18

Making Punk Compilation A Threat Again!: "Making Children's Songs A Threat Again!" comp LP

"Making Children's Songs A Threat Again!" comp LP

フランスの Guerilla Shooting 企画による "Making Children's Songs A Threat Again!" (チャイルド・ソングを今一度脅威にしよう!) をスローガンに掲げた
コンピレーション。パンク/ハードコア・シーンの「タブー」である子供と親というテーマに深く切り込んだ本作。簡単に言えば、この社会における「子供」と「大人」という分断に反撃し、「競争ではなく共同を」・「機械的な頭ではなく自分の頭で考えよう」という DIYパンクの考えを子供の頃から「教えよう / 親しませよう / 知ってもらおう」という非常に意味のある壮大なプロジェクトなのである。Maloka Collective の "ELO" のオープニングのスポークン・ワードから始まり、インターナショナルな参加バンドもまさに豪華と言うべきもので、Sugar Pie Koko (Sweden)、Zanussi (Spain)、Power Of Idea (Japan)、Gride (Czech)、Disarm (Italy)、Karst (USA)、Jinn (UK)、Stracony (Poland)、Migra Violenta (Argentina)、Betercore (Holland)、Inertie (France)、The Dagda (Ireland)、Zegota (USA/Sweden) の全14バンドが参加。そして、全てのバンドが「チャイルド・ソング」を提供し、これは全てのバンドではないが、メンバーの子供がヴォーカルで参加している楽曲もあり。また、子持ちのパンクスたち (Christophe/Stonehenge Records、Michel/Gride、Bas/Shikari、Dan/Profane Existence、Victoria/Karst、Chirstine/Deep Six Records、Loulou/Attentat Sonore、Andy/Submission Hold) によるこのテーマに関するコラムやインタビューを掲載した冊子もついている。実に企画者・各バンドのこのテーマに対する熱の入れようがうかがえる。ついでに、Nancy R.Smith による CrimethInc. の「ジェンダー破壊キット #69B」を掲載したペーパーも付。最後に、この企画の主催者である "Guerilla Shooting" の Germain と Sylvie の声明とでも言うべき文章を訳したので、ぜひ読んでみてほしい。

なぜこんなプロジェクトを?


子供について、子供のためのコンピレーション。


幼年期ってなに? 分類され、組織され、
分析された社会によってつくられた概念とは?

真の状態になる前、成長する前の移り変わりとは? (子供と大人の間にある生の分断は、
人間と動物の分断と同様の意味をなしている)。境界もなく国境もない (その「生物学な」思春期の通過は、私にとって、分類や人間間の等級づけを正当化できるほど重要じゃない)。子供ってなに? 大人ってなに? 私は知らない。そして、他のあらゆる人種差別のようにどうでもいいこと。私にとって、唯一大事なことは、私の側が成長して、私が自由を教える絶対的な義務がある幼い個人だということ。

こうした幼い人間にとって、私たちのスピーチ・私たちの言葉・
私たちの歌詞・私たちの曲・私たちのイメージはそう簡単に理解できるものというわけではありません。私は、私たちの世界が彼女に訴えかけないと信じたくない。私は、そのような音楽を聞き、そのようなファンジンや本を読み、彼女が「成長」し、「大人」になるのを見たくない。私は、彼女に、自由・フェミニズム・アナーキー・エコロジーに関する話が、「大人」のためだけにある言葉と思ってほしくない。私は、彼女に、このあらゆる言葉・考えが、あらゆる人間のためのモノであることを知って欲しいと思う。だから、それらは彼女のモノでもあるの。

私たちの闘いにおけるいくらかの余地、
そしてこうした他者という人間のための私たちの叛乱は、私たちを取り巻く子供にある。これはこのプロジェクトを動機づけること。

- Germain と Sylvie


Released by Guerilla Shooting (?)

本レビューは当時 Acclaim Distribution に入荷した際に書いたものを加筆・改編した。

Making Punk Compilation A Threat Again!: "They Ain't Seen Nothing Yet!!!" comp 7"

今後、この Acclaim Collective (A) Blog において、 "Making Punk Compilation A Threat Again!" (今一度パンク・コンピを脅威にせよ!) と題したコーナーを設けることにした。

我々 Acclaim Collective (A) のパンク・コンピレーションに対する見解はこうである。我々パンクスが実際に団結するもう一つの場所。そして次がもっとも重要なことだが、我々パンクスが団結する理由がこの世界において一つしかないこと。それは支配階級による「我々」の分断に対して我々パンクスが攻撃を開始するときである。
分断には団結を。つまり、このコーナーの目的はそのことを体現するパンク・コンピレーションの脅威を取り戻すこと
にある。

今回は、1991年7月にベルギーの Nabate からリリースされた "They Ain't Seen Nothing Yet!!!" comp 7" を紹介したい。本作は、1990年3月、イギリスはロンドンで起こった反人頭税暴動において逮捕された政治囚救援のためのベネフィットであった。

我々 Acclaim Collective (A) がインスピレーションをうけた意味でも、まったく第一回目にふさわしいコンピである。


"They Ain't Seen Nothing Yet!!!" comp 7"

"A benefit compilation for the Poll-Tax prisoneers (for demonstrating against the tax or not having paid).
Th
e Poll-Tax was a particulary vicious taxe introduced by Margaret Thatcher's government in the UK. Millionnaire living in mansion pays less in poll-tax than a low income family in a small house. No other modern democracy has ever introduced a tax that takes no acount to the ability to pay.
The London Poll-Tax Riot took place on march 31, 1990. Here you have a video all about it made by people of the Class War federation. Class War was an anarchist weekly newsheet intentionally provocative or illegal." - Nabate


track list:

1. Mushroom Attack (nl) - Fuck Nazis (2:39)
2. Psycho Flowers (scot) - Disease Of Mankind (2:41)

3. Hiatus (b) - The Show Must Go On (1:58)

4. Private Jesus Detector (b) - Paralize Power (2:26)

5. Dreadful (scot) - Wind Of The Storm (3:14)


このレコードは、金持ちどもの秩序に対する我々労働者階級の闘争へのもう一つのパンク的貢献である。パンク・カルチャーは、労働者階級文化全般の多くの局面の一つだ。フットボール・ファン、ラップ、ハードコア=パンク、ファンク、ハウス──我々はみな同じ運命に定められた人間であり、我々の人生は同じシステムによって操作され滅茶苦茶にされる。趣味、文化、ファッションは、我々を分断するのではなく、我々の生活を豊かにするべきだ。資本主義は、上流階級のためにあるのであって、金持ちのゴミどもが陰で糸を操るのである。だが、我々もまたこの状況に対して責任がある。我々があきらめるとき、我々が分断するとき、我々は我々自身の階級に反した振る舞いをする──"自己中心的な近視"──我々は我々自身の搾取の一部となる。金持ちのクソどもは我々なしには存在できない (我々はこの世界においてすべてを創作する)。我々は我々の力を強く意識している。我々すべてのためによりよい世界を求める我々の追求の中で、我々はあえて大胆なイニシアチブをとるつもりだ。


労働者階級は、あまりにも明らかに反社会的な税金を導入したがっていたイギリス政府に対する闘いに勝利した。我々はみな世界のいたるところに到着した。組織化された多くのもっともな理由と攻撃に対する抵抗を、我々は一生涯許容する。団結し我々は強くなる。

Released by Nabate (1991)


レビューの一部は Nabate (Blog) のログより転載。

Easpa Measa / Free Blood



アイルランド・ダブリンのアナーコ・クラスト "Easpa Measa" の最新ライブ映像。2009年9月15日、地元ダブリンにて。

Easpa Measa: www.easpameasa.cjb.net

2009/11/13

New Distro Items: 11/13

反権力 #01 zine (反権力 Zine) ¥500

大阪の MINAMI君主催の "トータル・パンク・ジン" 反権力ジンの第2号。前号からそれほど間を置かず刊行されており、ジンとしては早いペースと言えるだろう。今号はよりパンクとして生きる = 我々パンクスの生き方を変革する方法論がジンに集まっており、さらに本来的な意味での「反権力」ジンとなっている。とりわけ個人的には、Framtid メンバー個別へのインタビューや、関東逃亡研究所なるものによるコラム (いわば「How to 逃亡」) から、そのことを強く感じた。「バンドVS客」というシーンにおける「分断」に抗する Screwithin の N.H.K.さんの "Ask Comrades ー同志に聞け!-" もいいアイデアだ。それら以外には、表紙を飾っている滋賀ハードコア/パンク "Humpty Dumpty"、大阪メタルコア "Technocracy"、三重の重鎮 "Acrostix"、大阪グラインド・バーバリアン "Fortitude"、東京クラストコアの若手 "Krossa" 及び "Haava" へのインタビューなどで構成される。これらのインタビューも主催者のユーモアもありながら、パンクに対する真摯さもある質問で読み応え十分。バンド以外では、三重のパンク・ショップ "Vortex" (俺も Killer Blow Tour のときおじゃました) へのインタビューがある。冒頭で書いた理由からも、とにかく今後も続いてほしいパンク・ジンである。

【転載】: フリーターの敵はだれか ~フリーター運動におけるアジア的抗争の可能性~

『悍』第3号刊行記念イベント

フリーターの敵はだれか


フリーター運動におけるアジア的抗争の可能性


崔 真 碩(「野戦之月海筆子」役者,翻訳者)

小野俊彦(フリーターユニオン福岡執行委員)

植本展弘(noiz,『アナキズム』誌編集委員)

    (司会 『悍』編集人 前田年昭)


趣旨:2008年末の「派遣村」や『蟹工船』ブーム……,いっときの憐憫に満ちた過熱報道は冷め,格差社会批判は既に本質を隠蔽されたまま意味を消費されたかにも見える。他方で,自らの現実を直視できず,妬みや僻みを弱い者いじめで晴らそうとする右翼フリーター運動も生まれている。


 フリーター運動の敵はだれなのか。自らの生や労働を主体的に意味付けようとする「運動」の火種はどこにあるのか? プロレタリアート,ルンペンプロレタリアート,労務者,自由労働者,等々からフリーター,プレカリアートまで,さまざまな名乗りの系譜がある。


 現在において,われわれは何者を名乗るのか? とりわけ,「格差社会」に批判的な元弁護士や元労働組合幹部が閣僚に名を連ね,「リベラル」とされる新政権に交代したいま,われわれの名乗りが真の民衆の名乗りとなる可能性はどこにあるのか? 民主党が以前から唱えていた「東アジア共同体」論は,資本の要求としての「人の移動」下における「国民」再編の一環ではないのか。右翼フリーター運動は敵味方を日本対反日に区分するが,金持対貧乏人あるいは優等生対劣等生,貴族的プロレタリアート対ルンペンプロレタリアートに敵味方を見るわれわれは,その日本とせめぎあってきた「アジア的抗争」としての抗日反日の歴史を再開すべきなのか。「日本資本主義」を破砕する道はどこにあるのだろうか?


 在野の批判精神復興をめざす思想誌『悍』第3号で互いに論議を呼び起こしている三人を囲んで語り合う。


日時:2009年11月22日(日曜)17時30分~20時30分


場所:小石川後楽園「涵徳亭」広間


文京区後楽1(JR総武線「飯田橋」東口,地下鉄東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」A1出口徒歩8分,大江戸線「飯田橋」C3出口徒歩2分)

地図 http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access030.html


参加費:500円


主催:『悍』編集委員会


協賛:『アナキズム』誌編集委員会


【鼎談者紹介】


崔真碩(ちぇ・じんそく)


1973年ソウル生まれ。神奈川在住。翻訳者・役者・文学者。青山学院大学非常勤講師。「野戦之月海筆子」の役者。編訳書に『李箱作品集成』(作品社),主な出演作に野戦之月海筆子『棄民サルプリ』(2009年10-11月東京)『変幻痂殻城』(2007年7月東京,9月北京),主なエッセーに「影の東アジア」(『現代思想』2007年2月号),「野戦之月海筆子になる」(『悍』第2号)「腑抜けの暴力」(『悍』第3号)など。


小野俊彦(おの・としひこ)


1974年北九州生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府単位取得退学。大学院末期には朝鮮戦争期の北九州における港湾労働社会史を志すも諸事情により研究中座。2006年に誰でも一人でも不安定でも入れる労働/生存組合「フリーターユニオン福岡」を立ち上げ,現在同執行委員。エッセーに「「プレカリアート」に工作を」(『悍』第2号)「「フリーター」から「民衆」へ まだ見ぬわれわれへの生成法」(『悍』第3号)など。


植本展弘(うえもと・のぶひろ)


1973年神奈川生まれ。『アナキズム』誌編集委員。フリーター全般労働組合員。反戦運動や合同労組の運動に合流するも現在は裏方で若干協力するていど。ひところ民衆史学徒を志したものの賃労働に流され現在にいたる。「暴民哭々 近代成立期民衆の〈公怨〉について」(『悍』第3号)のほか,noiz 名義での論文に「無縁の蜂起 規制を突破する一味同心」「「アナ/ボル」再論序説 津村同志の呼びかけに応えて」など。同名義での近刊に『アナ・ボル論争論序説』(北冬書房)。

http://www.linelabo.com/han/091122kantokutei.htm

2009/11/03

【転載】: 戦犯ブッシュを裁く! 11.3緊急アクション

戦犯ブッシュを裁く! 11.3緊急アクション

日時:2009年11月3日(火)


○街頭宣伝 16時:水道橋駅西口出口集合

○デモ集合 17時 「西神田公園」(千代田区西神田2-3-11)

 交通:神保町・水道橋駅から徒歩5分

 地図:http://www.enjoytokyo.jp/NT002Map.html?SPOT_ID=l_00020698

○デモ出発 17時45分 西神田公園→水道橋駅横→東京ドーム前→礫川公園

★プラカード、楽器、靴などの持ち寄り大歓迎。


賢介、ブッシュを撃て!

戦犯を逃がすな。ブッシュをとらえろ!


11月3日にジョージ・W・ブッシュが来日し、東京ドームでの日本シリーズ第3戦の始球式に参加するそうだ。ジョージ・W・ブッシュ元合衆国大統領はアフガン・イラク戦争を指揮し、軍民合わせて数十万人を虐殺した。またその後もアフガン・イラクへの派兵を継続し、アフガン・イラクの人々の生活基盤を破壊し続けた。


ありもしない「大量破壊兵器」を開戦理由にでっち上げ、イラク中部のファルージャでは殲滅攻撃で数え切れない死者を出し、アブグレイブ・グアンタナモでの人権侵害も明らかになった。一方日本もイラク戦争にいち早く支持を与えてジョージ・W・ブッシュによる虐殺を政治的に支援するとともに、自衛隊をイラクに派兵し、物理的にも虐殺と破壊を助けた。そしてアフガン・イラクは今も未曾有の混乱状態だ。

ジョージ・W・ブッシュはその与えられた政治的権限を人々を生かす道のために用いるのではなく、数多の人名を失わせ、人の歴史が営々と積み上げてきた暮らしを破壊することに用いたのである。この責任をジョージ・W・ブッシュは問われなければならない。

いまなおかの地で人が安心して夜を迎えることがないのに、どうして虐殺と破壊の責任者であるブッシュが安眠を得られてよいのだろうか。易々と他国に入国し続け、厚顔無恥にも始球式を行うことを私たちは認めない。ブッシュに戦争の責任を問うことは、人としての私たちの使命でもある。


戦犯ブッシュを逮捕しよう! 戦争犯罪に時効はない!


【主催】 「戦犯ブッシュを裁く! 11.3緊急アクション」実行委員会

【連絡先】 反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉09・実行委員会

 メール:war_resisters_fes09(at)yahoo.co.jp

 ブログ:http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/

 〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階

 フリーター全般労働組合 電話/FAX:03-3373-0180

戦犯ブッシュを裁く! 11.3緊急アクション: a.sanpal.co.jp/r-festa/bush.html

2009/11/02

New Distro Items: 11/2

OSMANTIKOS / DISTRUST - split CD (Epidemic) ¥900

Osmantikos は、Too Circle Records の "World Punk Hardcore Compilation" 2xCD にも参加していたマレーシアのポリティカル・3ピース・クラストパンク・バンド。基本は、90's以降のモダン・クラストだが、それのひとつのスタイルにこだわらず、雑多な影響が反映されている。思いつくバンドをあげれば、Tragedy、From Ashes Rise、Severed Head Of State、Madame Germen、Leadershit あたりだろうか。3ピースといえど、迫力ある演奏で、ガンガン突進してくるような感じだ。歌詞は、「正常性」、セックス、民主主義、戦争などを題材にしていて、マレーシアにおける事実状況とそこに生きるパンクスの視点に基づいて書かれている。シンガポール・クラスティーズ "Distrust" は、Black Seeds Records からリリースした1st CD "World of Tomorrow" に続くニュー・レコーディング。前作で聴かせた UK/スカンジ・クラストど真ん中のサウンドはそのままで、曲に輪郭ができて勢いが増した。表現力も増した。このへんは好みが分かれそうだが。「Alcocider crustpunk」と自称するとおり、酒気を帯びたような咆哮するヴォーカルがなかなかかっこいい。


PAZAHORA - Burn the Gravels CD-R (Epidemic) ¥800

ンガポールのポリティカリー・チャージド・ダーク・メロディック・クラスト "Pazahora" のフィリピン・ツアー (2009年5月に敢行) 用につくられた限定ディスコグラフィーCD-R。2009年に録音された新曲1曲 (未発表曲) も加え、オーストラリアの Crux との split CD、マレーシアの Kahroeshi との split 7"、ファースト・アルバム "s/t" CD の現在までのすべての音源を収録。東南アジア圏の D.I.Yパンク/ハードコア・シーンでは、この種のスタイルのさきがけとなったバンドだけに、完成度の高いサウンドを聴かせてくれる。とりわけ、ファースト・アルバムは名作だと思う。シルクスクリーンの紙ジャケに、プロコピーの CD-R とパッチが封入されている。全16曲。

Epidemic: www.myspace.com/epidemicdistro