2009/11/30

How to make an alternative distro?: 支配的な商業経路の破壊、そしてオルタナティブなディストロの創造へ

昨年の3月22日、Irregular Rhythm Asylum という新宿のインフォ・ショップで店番をしたときの Acclaim Collective Day Vol.7 において、"How to make an alternative distro?: 支配的な商業経路の破壊、そしてオルタナティブなディストロの創造へ" と題した「ディストロ」に関する小イベントをやりました。それの声明および引用テキストを Acclaim Collective (A) Website"About us" に掲載していなかったのでここで紹介。

3月22日 (土)


Acclaim Collective - 「Acclaim Collective Day Vol.7」

How to make an alternative distro?: 支配的な商業経路の破壊、そしてオルタナティブなディストロの創造へ


始めに


「メインストリーム・マーケットを使えば、より多くの人々に物事を伝えられる」ーーAcclaim Collective はこうした主張を一切信じません。むしろその逆で、それは、私たちの表現、私たちの繋がり、私たちの経済、私たちの自治をメチャクチャに破壊するだけのものでしかありません。


今回の「Acclaim Collective Day Vol.7」は、Acclaim Collective における最も重要な伝達手段である (Acclaim Collective そのものと言ってもいいかもしれません)ーーまた、パンクで言うところのいわゆる「ディストロ」の限りない可能性とその実践を、 Acclaim Collective の経験を通じて、話し合いたいな、と思っています。もちろん、みんなのやり方とも共有したいと思っています。


大げさでなく、この「ディストロ」は、「自治があるところにはこれがある」、「自治がないところにはこれがない」、と言い切っても過言ではないでしょう。そしてそれは、Acclaim Collective のことで言えば、レコード、CD、カセット、Tシャツ、パッチ、バッジ、ファンジン、本といった「物」の分配に限らず、このクソみたいな世界の事態を共に動かし、何かゾクゾクするような人生を共に取り戻すための分配でもあるのです。また、言うまでもなく、それは、パンクだけでなく、あらゆる分野においても同様です。つまり、Acclaim Collective は、幅広い意味での「ディストロ」を提唱していますし、まさに、それは、自治を指向する私たちのあらゆる社会闘争の下地になくてはならないもの。私たちがそのことを重要視するなら、私たちの闘いはますます豊かに潤うことでしょう。


既に「ディストロ」をやっている方、これから「ディストロ」をやってみたい方、もちろん「ディストロ」って何?、という方もぜひぜひお越し下さい。


Acclaim Collective


What is an alternative distro? - オルタナティブなディストロとは何か?

それは、美学に応じて、メインストリームの市場によって課されたイデオロギーの制限なしに、自律・文化的な表現を分配しようとする集合体です。私たちは、私たち自身で、金に統治されないスペースを作ろうと試みます。私たちは、利益、成功、あるいは競争によって駆り立てられないし、私たちは私たちの仕事を通じて、支配的な秩序に疑問を持つ社会闘争をサポートします。


私たちにとって、オルタナティブなディストロとは、買い手を受動的な消費者に変え、創造者をエリート主義的な人物に変え、ディストリビューターを金でやる気満々の仲介者に変える商業的な役割と争うために私たちが使用する介入の手段です。


私たちの材料の中で、あなたは自律的な文化、その力に興味を示す反逆者の構築のための基本的な規範を見つけることでしょう。私たちは、大量中毒操作および構造的なメディアの自由、その通例の競争的な力関係、大多数の幸福を犠牲にしての少数の裕福である社会的な現実の周りに、反セクシスト的な言葉、方法、情報、意見を創造するために闘います。主流の回路で見つけにくい材料の実際の分配は、私たち自身の経済を生み出し、また、金は自分たちに融資され、闘争を支援するためにグループとコレクティブにより使われます。同時に、私たちは、商業を越えるネットワークを創造します。ディストロの物質的トレードは、コンタクトの形成と議論を必要とするので、そうでなければそれは行われないでしょう。


私たちは、ビジネスを意味する活動ではなく、交換とフェアな関係が欲しいと思うとき、物事を手頃に保とうとします。私たちは、権力の手中にある多数と同じくらい生気がないことを拒絶します。私たちは、集合的かつ批判的に考えたく、相互援助に変わる知識を集めたいのでこれをやる。私たちの闘いがその方向に行くなら、私たちは権力によるどんな意見の相違の絶えまない再充当を回避し、それを消費者利益や幾らかの利益を上げる機会になんとか減少させるでしょう。


オルタナティブなディストロは、意見、行動、創作を共有し議論するために交わる必要がある人、雑誌、ファンジン、インディペンデント・メディア、バンド、コレクティブ、出版社によって創作された反権威主義的なスペースの一部となりたい人、そうでなければ点在しているグループと個人のネットワークを創造するのを助けます... できるだけ権力的な国家、資本、社会階級制度から解放されたスペースを創造する必要性を私たちに結び、そして、私たちは、いわゆる人生に何か異なるものを感じることを切望します。


私たちは、私たちの考え、私たちの音楽、私たちの人生に対する支配を拒絶する!!!!


This text taken form the COLERA "Alguien Siega Vidas Por Mi" LP

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