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2011/02/02

Hellstorm

Forgotten Prophecy (split LP w/ Mushroom Attack)、Chaotic End、Hibernation といったバンドを輩出してきたことで、とりわけ80年代後半~90年代全般のギリシャのDIYパンク/ハードコア・シーンを語ることにおいて、Amebix、Antisect などのバンドの名がだされることは頻繁であった (Hibernation のメンバーが言うには、当時シーンにいたほとんどの人間がみな友達同士で同じような音楽を聴いていたからとのこと)。

それほど、これら80's UKアナーコ・ピースパンク・バンドの影響が大きく、ヨーロッパにおいては「ギリシャ」とまで言われたこの地だが、それが現在においても継続していることを感じさせる新たなバンドを紹介したい。


その名は Hellstorm。2009年にデモをリリースし、今年に入り片面ピクチャーLP (そのデモのレコード化) をリリース。Amebix meets Hellbastard とでも言うべきサウンドで、Warcollapse なども彷彿させるが、どこから聴いてもギリシャ特有のクラスト/ステンチコア・サウンドで震える。これはぜひにでも入荷させたい。

HELLST
ORM - s/t LP (Alcoholic Desaster / Maloka / Undislessed / Symphony of Destruction / Addiction to War Records)

" Crust punk with a furious singing accompagnied a dark and powerfull song with metal influence for this greek band who release their first vynil! And a superb silkscreen print on other side of disc!! " - Maloka

Hellstorm: www.myspace.com/hellstormgr

*The band photo was taken from their myspace.

2009/12/16

ギリシャのDIYパンクと運動: Epithanatios Roghos / Poria Sto Perithirio - split LP

ギリシャ関連情報は続く。ということで、タイトルどうり両者の関係性がよくわかる作品を紹介。イケイケの実力闘争の責任を共有しているのは両者共おなじかもしれない。ギリシャにかぎったことではないですが。

EPITHANATIOS ROGHOS / PORIA STO PERITHIRIO - split LP

ギリシャの今を担う DIY アナーコ・ポリティカル・パンク/ハードコア2バンドによるスプリット。まず、Epithanatios Roghos (Death Rattle / 死喘鳴) は、同地からの初の「ネオクラスト」 (主流の言葉で言えば) と言えるか。男性ツインヴォーカルという形態で、全体的にあの Hibernation の影響はうかがえる。そこに Tragedy 的なメロディを多少からめ、エモーショナルな展開を表現力豊かに取り入れ、ギリシャ的デスパレート (絶望的)・ダーク・エモクラストを構築している。この完成度でファースト・レコーディングということだが、今後はますます良くなっていくことにちがいない。方や、Poria Sto Perithirio (marching to fringe / 端に向かって行進せよ) は、シンプルかつストレートながら実に心が強い。いわゆる UK タイプのオールドスクールなポリティカル・パンク/ハードコアをプレイする。いくぶんクラスト的な要素もある。歌詞は、両バンド共にギリシャ語で、英訳もすべてあり。そしてこの LP には、「すべての監獄の破壊」というラディカルな政治的立場がある。特大のポスタースリーブには、それに関する声明 (以下に訳) を掲載。さらには、この LP の収益金の一部はギリシャの獄中にある政治囚の支援に使われるということだ。私たちの社会における「監獄システム」の存在が意味するものとはなにか? それは私たちの日常生活そのものを投影したものでもあるのだ。私たちはみなこの社会の囚人である。

現代社会。無感覚な社会と一般化された苦難は、狂った消費のリズム・疎外・一時的な幸福・意味不明な娯楽によって構成されている... すべてが利益の祭壇の上で犠牲にされている。我々の心・人生は、まるで街路やテレビ番組のように、可視か不可視のガードマンによって監視されている。我々の考え・我々の感情・我々の夢・我々の個性は、権力の戦車の車輪にしたたる冷たい血液の下で墜落している。だが、そのような意志薄弱なゾンビと大衆の人生を撤回・離脱し、法律や社会的受理に対して自分の道を切りひらくことを意識的に選択した人々がいる。かれらに機会を与える方法が、抑圧や自由の欠乏に対するこの連続的な社会闘争の側を選択したことだった。いかなる他の戦争のように、ここにも捕虜がいる。社会的な戦闘の領域で活動的な人々は、逮捕され、監獄地獄に導かれる。そこでは当局が真実の顔を露にするのである。苦痛・向精神薬・心理戦・人種差別・搾取・無関心の屈辱的な罪は、監獄と呼ばれるこの日々の生き地獄のイメージを構成しているのだ。この状況の前で、我々の自尊心と尊厳は、我々を怠惰にさせはしない。あらゆる方法で表現された 連帯 は、苦痛を被る人々に我々を接続することだ。したがって、この LP の収益金の一部が資金援助として、現在ギリシャの獄中にある政治囚に寄与されるだろう。


世界中の社会闘争に関わる囚人に自由を


すべての監獄を破壊しろ

Released by Do It Yourself (2006)

レビューは、当時、Acclaim Distribution に入荷した際に書いたものを加筆・改編した。

2009/12/15

Accion Mutante Collective

90年以降、ギリシャ・カヴァラ市で行われたコンサートには、政治囚の支援そして政治闘争への貢献という明確な目的があり、またこれらのことはこうした闘争に向かおうとする主義と個人的な道徳の配給であった (このへんは、mukofungoj ĉiuloke の "ギリシャ「暴動」ざっぽう・ざっかん" を参照してもらうとある程度分かるかも)。その背後には、自主管理センター (The Autonomous Centre) であるその名も "Anapxikoi" (Anarchist) の存在がある。ここは、政治的な考えや社会的な行動主義を表現する場以外に、オルタナティブなエンターテインメント、図書室、レコード・ショップのための場としてもある。

今回は、このセンターの一部として、主に D.I.Y. パンク/ハードコアのコンサートの企画を行っている反権威主義的な D.I.Y. コレクティブ "Accion Mutante Collective" を紹介。彼らが企画するコンサートでは、アニマルライツが重要なテーマとなっていて、ほとんどのコンサートでベジタリアン・フードを作り提供することが全体の政治的な共通認識となっている。


自らの経済的な支援のために、"Accion Mutante" benefit comp CD もリリースしている。地元ギリシャ及び世界中から、彼らの企画でプレイしたバンドも含む以下の全29バンドが参加: Ass's 9 Days、Dr. Green、Kalashnikov、Tight Finks、Cress、Scum Noise、Satan's Rejects、Totalitar、Koyaanisqatsi、Kobayashi、Skew Wiff、Sinergia、Acursed、Epithanatios Roghos、Asebia、The Now-Denial、Wolfbrigade、Malignant Tumour、Insidious Browbeat、Sewn Shut、 Gride、Ulcerrhoea、CAD、Wojczech、Napalmed、P.S. Stamps Back、E.N. Joyable、Cities In Desolation (最後の5組はノイズ/インダストリアル)。参加バンドは未発表曲を提供しているようだがすべてではない (ちなみに、はっきりと分かっているところでは、ドイツの The Now-Denial が未発表曲。彼らは、split 7" with Highscore をリリース後、ギリシャ・ツアーを行っている)。CD に封入されたインナーシートには、この Accion Mutante Collective の概要を説明した文章もあり (ギリシャ語/英語)。

くわえて、国内外の CD、レコード、カセット、Tシャツ、本などのディストロもやっている。

彼らは言う : 「私たちの願望はスペースを取り戻すことです」

Accion Mutante Collective: accionmutantecollective.blogspot.com

文章は comp CD の説明文を参考に構成した。

2009/12/14

【転載】: ギリシャ語圏・レザルト22救援基金からの要請

(ギリシャ語圏)
アテネ★レザルト連帯基金の緊急カンパ要請

 レザルトは、2009年12月5日晩に急襲された西アテネのアナキスト拠点である。

 同志22名が同拠点への無理くたの強襲の間に拘束されたのは、12月8日早暁のピラエウス裁判所による決定によるものだ。
 しかしながら、裁判所は22名全員で総額51000ユーロに及ぶ保釈金という重い保釈条件を突きつけた。更に特筆すべきは、22名の内の1名の保釈金として15000ユーロを、内3名それぞれに5000ユーロを、残りの17名に3000ユーロを設定した。
 保釈総額は12月17日木曜日までに供託されるべきであるが、カンパ金は、預金凍結回避のために、同15日火曜日までに預金される事が望ましい。その目的のために、連帯基金がレザルトの22名の経済的支援と彼らの保釈金の支払い目的のためにも立ち上げられた。
 我々総てが尋常ならざる高額の保釈金を集めることに貢献することは、とても重要なことである。
 この合計金額を確保していただくことは、大いなる支援であるし、またカンパ金が預金されうる銀行振替口座を獲得するために電話 (+30 6973657960) もしくはtameio22@espiv.netに直接連絡していただくよう要請する。基金起ち上げのために宣伝された銀行口座は、ギリシャ国家の法の下では違法とされる。

連帯は我々の武器である!
ギリシャ語圏暴動の後で。

2009年12月11日

(*rebel_faKTorY 荒訳転載)

2009/12/11

Anarchism Is Order Government Is Chaos

こういうことだ。

アナキズムが秩序である。

政府が無秩序である。

(The photo from "Act For Freedom!"
)

2009/12/10

Days of December 2009 - ギリシャ再び混乱

Alexis の虐殺と以後の暴動の一年後、ギリシャは再び混乱している。一年前、 政治家、ジャーナリスト、やつらの精神的な従僕どもは、嘘まみれに編曲されたシンフォニーの中で、それは反乱ではなく無意味な暴力であったと一斉に立証しようとした。
一年して抗議者たちは戻ってきた。そして、フレッシュな新社会民主主義政権は寛容なレトリックの背後で素顔を露にした: アナキストの社会センターが急襲され、ケラツィ二の占拠されたタウンホールまでも急襲された。大学の避難施設が不法侵入され、人々が逮捕された。警察の暴力とは別に恐怖の新たな方法が出現したのだ。おそらく、800人以上の抗議者がただ特定されるために警察に連行された (そして、警察のファイルに記録された)。暴動がいくつかの都市で発生した (こことここ)。メディアと政治家どもは再び役割を果たしたのである。

より詳しい情報と写真に関しては、libcom、After the Greek Riots、Slackbastard (こことここ) をチェックを。

(7inchcrust の "Days of December 2009" を適当訳)