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2009/06/27

Abuso Sonoro - Educacao Zero

Abuso Sonoro interview の附録として、2000年リリースのかれらの名作1stアルバム "Herencia" LP/CD (Six Weeks & Agipunk) に収録された "Educacao Zero" (教育ゼロ) の全歌詞を紹介したい。これは、教育の政治的な支配について言及したものである。

Educacao Zero (教育ゼロ)

Provido deum conhecimento que serve apenas como un mero instrumento. Somos simples engrenagens movendo uma monstruosa maquina. Desde o inicio somos vitmas de um sistema educativo que anula criatividade castra desjos, encerra a curiosidade pero auto-sustento. A sobrevivencia no
s limita. A uma erudicao falha e carente que estimula a competicao ea obediencia. Formando individuos controlados de gestos repetitivos quegarantem grandes producoes. O empreguismo e o premio e a ignorancia um castigo. Rudemente ler e escrever ou ate mesmo nem isso. Estrutura cultural zero. Porque empecilhos do poder afogam mosso potencial. Escolas Livres Educacao de verdade.

Some coments about the lyrics:

たとえ絶滅を支持することになろうとも、直接的であろうが間接的であろうが、私たちは資本主義と呼ばれる怪物のような機械を動かすことをものともしない。


その明らかな例は人々の考える必要性である。人々の幸福ーーつまり労働市場のスタンダートへのルール
は、避けられない高等教育の卒業である。今日の教育制度においては、何よりも大企業の必要条件が機能的・技術的であるので、いかなる学識も競争に混合される。

また、私たちは極度の社会不平等の国に生きている。すべての収入の50%それ自体を
、1億6200万人の人口の1%だけが得ている点。そして例外のない教育制度の欠乏。したがって、人口の大多数は教育を受ける機会がなく、その判断は、知性的であるか・建設的であるか・酷評的であるか、あるいは社会的等級なのである。これらの価値基準に基づく教育は、資本家による拘束・上司と労働者・金持ちと貧乏の支配関係である。ついでに言えば、二流の人はつねに最初に服従させられる。なぜならそれは、市場の原則に基づく政府の教育への利益のためであり、そのことは人間らしくあることよりも重要なことだからだ。そのために、自由市場はいくらかの人間の自由よりも優っているのである。さらに、目的が利益であるとき、この特権には限界がない。

国内では、その不平等が増加しており、そこでは、統御の利権が幸福よりも重要であり、限られた人々のための教育の特権となるにすぎない。つまり、望ましい状況とはすべての特定住民に対する排除の方向なのである。そのような人々は、わずかな訓練と共に労働市場に参加するよりまったく方法がない。そしてまた、かれらは自分自身の権利については従順で無知である。

公立学校は、奨学金の不足・腐敗した管理・強盗といった条件で完全に機能不全である。優れた学識は同じような道を進み、たくさんの失敗をする。つまり、組織体からなる政治において、だれが除外
へとさらに人々を導くのだろうか。私立のネットワークを支配しないということなら、政府は少数の公立大学に対し、責務の一部を引き受け、教育の望ましいレベルを保つことはできる。だが、それは民営化からなる新自由主義政策に従い徐々に切り捨てられ、選ばれし貧しい人々については、いかなる機会も無視される。

公営銀行はうす汚いレトリックと共に用意され、政治家が富に溢れる間、教師や学生たちは検挙されたり、ストリートで暴行を受けながらもこの状況を変えるために闘い続けている。


これらの政治的支配力を行使する人々だけではなく、それを終わらせたい人々のためにも教育が重要な問題であることは否定できないが、だれが政治的に教育されないかは権力によって容易にコントロールされるのだ。


それにもかかわらず、私たちが最初の論点を探求し、形づくられた社会の代理人や訓練の間に大きな相違が存在することを思い出すとき、私たちは意識の中立化や批判的な判断力を組織的な活動に発展させるだろう。権力を破壊し、腐敗した政治を終わらせ、すべての制度を、服従や奴隷状態の代わりとなる教育手段にすることである。実現したいという願い・ユートピア・自主独立はその唯一の可能性となる。私たちが心に自由を抱いているなら。そのことは自治に対する重視を私たちにもたらす。そして希望を心に抱くこと。それが変化を可能とするのである。そうすれば、それは訪れるだろう。

また、教育は世界に介在する方法であり、そのことについて言えば、それもまたイデオロギーであるのだろう。


- Abuso Sonoro

ABUSO SONORO - ”Herencia" LP/CD
(Six Weeks Recs/USA)
2000


Abuso Sonoro: www.myspace.com/abusosonoro

*The band photo was taken from their myspace.

2009/06/25

Abuso Sonoro interview

埋もれていた D.I.Yパンク/ハードコア・バンドのインタビュー紹介第2弾。

今回は、1993年に結成されたブラジル・サンパウロの重要なアナキスト・パンク・バンド "Abuso Sonoro"。かれらの名前を聞いて、なつかしいと思った日本のパンクスもいるかもしれない。2001年にリリースした split 7" with No Violence 以降、かれらには作品のリリースがなく、活動の詳細があまり分からずにいた。しかしながら、かれらの Myspace によれば、今年の3月に Reunion Show を行った模様。他のメンバーが別のバンドをやっていたということもあり、「一時休止」していたのかもしれない。

紹介するインタビューは、いわずもがな US の "HeartattaCk"
2000年の春に行ったもので、その第27号に掲載された。質問の内容は、結成にいたる理由から、「アメリカ至上主義」、サパティスタ・ムーブメント、警察の暴力に反対すること、さらには、パンク/ハードコア・シーンにおける女性についてまで非常に多岐にわたる。そしてそれに対して真摯に答えるかれら (答えているのは、ベーシストの Angelo とメンバーの中で女性であるヴォーカリストの Elaine)。本当にいいインタビューとなっている。

Acclaim Collective (A)  もかれらには多大なインスピレーションを受けている。これもまた埋もれたままにさせておくのはもったいない。


Abuso Sonoro interview from "HeartattaCk #27" zine (Spring 2000)

ABUSO SONORO は、1993年に結成されたブラジルのアナキスト・パンク・バンドだ。かれらの最初の音源は、ブラジルの Low Life Records からリリースされた 7" "Jogo Sujo" であった。それ以降、5枚の 7" と2枚の split LP を発表している。本インタビュー時における最新作は、Elephant Records/Absurd Records から発表された Wojczech との split 7" と、Amor, Protesto Y Odio との split LP だ。ABUSO SONORO は他のラテンアメリカの DIYバンドが成し得なかったラテンアメリカ及びヨーロッパ・ツアーを敢行した。現在、かれらは Six Weeks との共同によるフルレンス・アルバムの製作に取り掛かっている。このインタビューは2000年春にインターネットを利用して行われた。 - Mike Mckee

HeartattaCk :
ABUSO SONORO はどのくらい活動を続けていますか? どうやって結成したのですか?

Angelo :
俺たちは92年から活動を続けているんだけど、何度もメンバーチェンジがあったんだ。今のラインアップは、Angelo (B)、Elaine (Vo)、Arison (G&Vo)、Rui (G)、Juquinha (Dr)。俺たちはハードコア/パンクをプレイし、俺たちにとって重要だと信じていること (例えば、ホモ恐怖症や性差別、雨林問題、動物解放問題) について皆と話をしたかったから、バンドを始めたんだ。ただ、俺たちはアナキスト・バンドである以上、すべてに対してアナキストの観点から表現しようと思っている。

HaC :
誰が歌詞を書いているんですか?

A :
Arison が一番多く書いてる。俺と Rui もよく書いてるんだけどね。Elaine も少し。まだリリースされていない作品には、Juquinha が書いた歌詞もあるんだ。俺たちはパンクを政治的な音楽だと信じているから、バンド結成当初からずっと政治的な歌詞を書いてきた。パンクをただの音楽と思わないし、鋲ジャン着てるからってパンクだとは思わない。パンクは一つのライフ・スタイルであり、反体制文化なんだ。自分の生活を改め、既成概念を打ち破り、女性、男性、子供、同性愛者、動物、異なる民族がすべて平等に生きていける世界を実現するために闘うことだと思ってる。でも、このことを直接歌ったり書いたりするだけなら、俺には満足できない。なぜなら、俺にとって本当の闘いは、日々パンクであり続け、真の革命を成し遂げるために努力することだからなんだ。

HaC :
バンドに所属することが、なぜあなたたちにとって重要なのでしょうか?

A :
俺にとってバンドは、俺たちが感じていることを表現する手段なんだ。俺はパンク・ミュージックやパンクに関わるすべてが大好きだ。でも、俺にとってそれは永遠に続く気持ちではない。俺は俺の人生に残された時間をアナキストとして生きていきたいんだ。俺は今後も自分がパンクであり続けるか、あるいはミュージシャンであり続けるかは分からない。俺は今30歳なんだけど、今でもバンドでプレイすること、ツアーすること、そこで多くの人々と出会うことが大好きだ。俺はここ数年、多くの友人を作ることができ、想像もしなかった土地について知ることもできた。でも、一度立ち止まって新しいことに挑戦することも悪くないと思っている。ちょうど世界中の人々がその存在に気づいたときに活動を停止してしまった Los Crudos みたいに。

HaC :
あなたたちから以前お聞きした話から、ブラジルは経済的に生活しづらい場所のように思います。ツアーも大変なのではないでしょうか? ABUSO SONORO の南米ツアーで、あなたたちは素晴らしい経験をしたと同時に、お金に大変困ったとも聞いています。それに引き換え、欧米のバンドが海外ツアーに出向き、報酬を得ることは非常に簡単なように感じます (ときには大金も!)。Agnostic Front のようなバンドは、非常に恵まれた環境で海外ツアーを行います。その一方、アメリカやヨーロッパといった海外のバンドが、ブラジルの地元のシーンに大きく貢献することは無いように思うのですが、あなたはこれについてどう考えていますか? ラテンアメリカのパンク・シーンにおいて、「アメリカ至上主義」が存在しているように感じてますか?

Elaine :
なんとも言えないわね・・・。多くのバンドがヨーロッパをツアーし、大金を手にしているわ。そして、ブラジルもヨーロッパと同じようなものよ。Agnostic Front や Offspring なんかは、ブラジルでツアーでやってきて簡単に大金を手にするの。

そうね、「アメリカ至上主義」はたしかに存在するわね。私たちはずっと植民地扱いされっぱなしよ。人々はいつも地元のバンドより海外から来るバンドをサポートするの。

でも、Los Crudos がブラジルにやって来たとき、私たちは DIY の方針に従ってかれらをサポートしたわ。ブラジルではほとんどのギグは2ドル以下なの。私たちがヨーロッパのバンドをサポートする場合、チケットの値段を2.50ドルに抑えるの。でも、人々は地元のバンドを見るのに2ドル以上払いたがらないのに、アメリカのバンドには5ドルも10ドルも払うの。ギグだけじゃなくて、レコードなんかにも同じコトが言えるわね。シーンの人間は地元のシーンをサポートしているとは言えないわ。私はアメリカやヨーロッパ、カナダ、メキシコなんかの多くのバンドが大好きなんだけど、だからといって、地元のシーンをサポートしなければシーンは潰れてしまうわ。

HaC :
あなたたちのいくつかのレコードーー特に "Ja Basta!" 7" において、ABUSO SONORO はサパティスタ・ムーブメントについて歌い、そして公然と EZLN を支援しています。サパティスタ・ムーブメントはブラジルの人々にとって何だったのでしょうか? ラテンアメリカをツアーして、何らかの変化に気づきましたか?

A/E :
そうだな、かれらがメキシコで関わった革命は、これまでのマルクス主義者/レーニン主義者/毛沢東主義者の革命とは違ってアナキズムに近いイデオロギーのもとに達成されたという点で、すべての左翼運動にとっても重要なものだったと思う。ブラジルには、Sem Terra 運動がある。この運動は、土地、敬意、威厳、そして資本主義社会で生き残る方法を獲得するための農民による運動なんだ。運動に参加している人々は革命を目指した生活をしているんだけど、今現在は非武装なんだ。ラテンアメリカでは他にも、コロンビアの FARC やペルーのトゥパク・アマルなんかがあるんだけど、かれらは伝統的なマルクス主義者やレーニン主義者であり、かれらの私設軍には多くの権力主義者やナショナリストが含まれている。でも、サパティスタ軍は違う。かれらは変革のために、ネオリベラリズム (新自由主義) 打破のために、平等主義の社会を実現するために闘っている。そして、かれらは政府に依存するのではなく、もう一度自活の道を切り開こうと試みているんだ。ラテンアメリカはネオリベラリズムを打破しなければ、2、3年で崩壊してしまうと思う。NAFTA や MAI、ALCA が主導する貿易形態は、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、メキシコのようなラテンアメリカの国を破綻させるだろう。

ラテンアメリカをツアーすると、生活を変えたいと望んでいる、失望に打ちひしがれた人々とよく出くわすんだ。かれらの多くはサパティスタ運動について少しは知っていて、インスパイアされている。でも、それはただのインスパイアであってはならない。ラテンアメリカの人々は常に独裁、インフレ、貧困などから生き残ってきた民族なんだ。だからこそ、俺たちは生活を変えるために、支配者や政府に対して闘いを始めなければならない。すべてのラテンアメリカ人が自由に生きていける日を迎えるために、俺たちは闘わなければならない。

HaC : アメリカでは、多くのバンドが政治的な問題について話します。かれらの多くは非常に誠実ですが、実際の活動に関与していることは稀です。例えば、多くのアメリカのバンドが警察の暴力に対して反対していますが、警察の暴力はほとんどの白人パンクス、中産階級のパンクスにとって現実的な脅威ではありません。他にも、アメリカの多くのバンドが政府の政策や政務に関して歌いますが、かれらの主張を実践したとしても危険が生じるようなことはありません。ブラジルの状況はどうでしょうか? あなたは、ブラジルのパンクスがアメリカのパンクスよりも問題に対してより直接的に対処しているように思いますか?

A :
もちろん! ブラジルでは警察の暴力は日常生活の一部なんだ。この国の政府は本当に忌々しいんだけど、それはアメリカでも同じだと思う。もちろん、白人中産階級でパンクであることはブラジルでパンクであることよりも簡単かもしれない。それは、ブラジルのほとんどのパンクスが労働者階級であるか、あるいは仕事を持っていないからだ。Abuso Sonoro がヨーロッパをツアーしたとき、俺は多くのパンク・バンドとスクウォットを見てきた。けれども、俺はかれらが「第三世界」の俺たちと同じ問題に直面しているかどうか分からない。いずれにせよ、俺は、アメリカのパンク・バンドが警察の暴力や貧困について歌うとき、それがかれらの生活と直接関係していなくても、かれらを誠実だと思う。なぜなら、パンクにとって大切な点は、システム、政府、ファシストに反対して闘うことなんだから。もし、パンクスが何も活動的なことをしないのなら、パンクである意味がないと思う。


HaC :
アメリカではパンク/ハードコア・シーンで活発に活動する女性が多くいるのですが、
残念ながら、女性シンガーは非常に少ないように思われます。多くの女性は、シーンにおいて対等でないように感じ、シーンに完全に受け入れられているとは思えないようです。ブラジルの状況はいかがでしょうか? あなたの経験/意見を聞かせてください。男性メンバーはバンド内の女性メンバーをサポートしていますか? あなたは今までに「パンクであること」と「パンク・シーンにおいて女性であること」との、いわば『二重のハミダシ』であるように感じたことはありますか?

Elaine :
最初はすごく難しかったわ。活動的な女性に出会うことはブラジ
ルでは、非常に珍しいことで、パンク・シーンにおいても例外ではないの。でもパンク・シーンには常に女性の居場所があるから、私はパンク・シーンに参加することを決めた。私は、女性がファンジンや音楽の制作、レーベル運営に携わるとき、女性にも権利が与えられているって感じるわ。私たち、ラテンアメリカの女性は自由を求め続けているし、多くのパンクスにもそれを知っておいてほしい。

たくさんの男性がファンジンやレーベル、パンク・コミュニティをサポートしているけど、その中には女性の立場を脅かすものがあるのも事実だと思う。そんなのは無くさなきゃいけない。いまだに自分のことを『二重のハミダシ者』だって感じることはあるけど、ここ数年でかなり改善されてきたようにも思えるわね。もしかすると、それは私個人が多くの失望を克
服してきたからかも知れないんだけど、私は今後もパンク・コミュニティにおける不公平を解消するためにすべての女性を支持していこうと思ってる。

それとパンク・シーンでの同性愛者に対する根強い偏見についても話しておきたい。数年前に比べれば大分マシになったと思うけど、依然、同性愛者への偏見は存在しているし、私たちは解決法を探しださなくちゃいけない。私には性的傾向を理由に人を差別する理由が分からない。なんで誰かの性的傾向が脅威になりうるの?


でも、ラテンアメリカのパンクスがこれを理解するのは難しいかもしれない。ラテンアメリカのパンク・シーンでは、同性愛者に対する不寛容や恐怖は本当に酷いものなの。私はこの原因を、カトリック教会の子供たちに対する抑圧的な教育のせいだと考えてるわ。カトリック教会の教育は、人間らしい欲望を否定し、性的傾向をコントロールし、不合理に私たちの心を抑制するものなの。パンク・コミュニティでは、異性愛が盲信されていると思う。この男性的な社会は、そこにいる人々に異性愛者であることを強要していると思うの。私たちは内側から外側へと変革を起こす必要がある。こんな不合理がまかり通ってる間、私たちはずっと抑制され続けるわ。

Abuso Sonoro: www.myspace.com/abusosonoro

Translated by Tomohiro Nishida (Terminal)

*The band photo was taken from their myspace.