2010/01/30

Review: Kontrovers - När Spelreglerna Ändras CD

今後、This Week's Recommendation from Acclaim Collective (A) とは別に、既にソールドアウトになっている作品や Acclaim Distribution に入荷しない (つまり個人的に入手したもの) 作品なども、当コレクティブの趣向・解釈でレビューしていこうかなと思っている。区別するために表題はたんに「Review」とした。

KONTROVERS - När Spelreglerna Ändras CD

00年代を代表するスウェーデンのバンドの一つ "Kontrovers" の2ndアルバムにしてラスト・アルバム。そして本作は1stアルバム "s/t" までの典型的なスタイルから最高の変化を遂げた名作と言っていい。リリースは2003年。これは本当に渋すぎる。ベースにあったスピーディなスウェディッシュ・ハードコア/クラストはそのままだが、さらにダークに、さらにヘヴィに、さらにアグレッシブに、さらにメロディックに、さらにドラマティックになった。重厚なツインギターで、とりわけ心を突いてくるリードギターが印象に残る。また、力強く絶叫する男女ツインヴォーカルも存在感かつ哀愁があって熱くなる。ひたすら自分たちの感情や経験に基づいたポリティカルな歌詞もまたしかり。しかし社会やシーンのなかの盲点を鋭く指摘するところや「抵抗者としての」ポジティヴさにはかなりインスパイアされる。スウェーデン国内では非常に影響力を持っているバンドのようで、それも納得というものだ。ポリティカルなスウェディッシュ・ハードコアの名作としても数えられる作品である。

Livet har återvänt

愛は美しい。新たな感情が生を再評価するのを促進させるとき、事態は数日の内に、あらゆる「黒」からあらゆる「白」を見捨てるかもしれない。私はかつて自分自身を嫌っていた。あんたのための私は、私自身の最悪の敵だった。私は今これまで以上に強い。私は自分の生を愛している。


In it for what

歌詞を読むのか?
それともレーベルを読むのか?

何がお前を幸福にするんだ

音楽のエナジーか、それともレコードの色か?

何がお前に衝撃を与えるんだ?

パンクロック・ムーブメントか、それとも100ドルの7"か?

レアなミスフィッツ=ボックス=セットの何が違うんだ

グリーンの138のプラスチックの切れ端か?

音楽のことを忘れたか

私は会員になんて興味ない

私は人々に興味があるんだ

私はプラスチックになんて興味ない

私は音楽に興味があるんだ


(色、会員、民族という概念が個人攻撃を回避するフィクションだということに注意して)


Putrid Filth Conspiracy

Year Released: 2003


Kontrovers - 2004 (picture was taken from their web-site)

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