HOMEOSTASIS #1 zine (Homeostasis) ¥Free
Screwithin 及び Unarm の両フィメール・ヴォーカリストによるパンク・ファンジン "Homeostasis" の第1号。本作は、2009年4月4日〜4月12日まで敢行された Khatarina / Screwithin / Unarm "Killer Blow" Japan Tour with Acclaim Collective に合わせ、「自分たちは自分たちでやる」という D.I.Yパンクの理念に基づき、共にツアーを行ったフィンランドはトゥルクのフェミニスト・Dビート "Khatarina" をサポートする目的で始められたもの。
「ABOUT THE BAND」(バンドについて)・「ABOUT PERSONAL THOUGHTS」(個人的な思想について)・「ABOUT FINLAND AND LIFE」(フィンランドと人生に関して) の3つのテーマで構成された Khatarina のインタビューは本当に読み応え十分だ。同じくこのジンの主催者2人による Doll での彼女たちのインタビュー (同時期に掲載) より、さらに2人が「パンクであること」に突っ込んだ内容となっている。そのことに加え、彼女たちの「本質」を引き出した背景には、この2人のパンクの「力の入れ方」に依るところがある。そして、彼女たちのインタビューからは、「パンクであること」の理由が常に「政治的背景」から生まれてくることが分かる。なぜなら、私たちはそのことを自覚することによって、よりパンクの「力の入れ方」を多様に理解するからであり、「政治的表現」をするにせよしないにせよ、それがパンクの「政治性」であるからだ。その意味で、このインタビューは、両者 (インタビューをする側/受ける側) の思惑がピッタリとはまっている。
その他には、Screwithin のベーシスト "Case K" をゲストに迎えた "Vegan Recipes" 、Acclaim Collective による "Khatarina Discography" で構成された全8ページ。
ちなみに、今後もこのジンを続けていくそうだ。次号が楽しみなジンが生まれたことは、本作が生まれる切っ掛けとなった "Killer Blow Tour" の「収穫」であったとまた言えよう。
KHATARINA - Little Girls Never Say No And Big Girls Always Want More 7" (Deaf Forever) ¥500
"Little Girls Never Say No And Big Girls Always Want More" (小っちゃな女子は絶対にノーと言わない。でも、大っきな女子は常にもっとと言いたがる) と題されたフィンランド・トゥルクのバッド・アス・フェミニスト・Dビート "Khatarina" のセカンド・シングル。新曲 + Demo からの再録を含む全8曲収録。Discharge および Disclose、そして初期スカンジナビア・ハードコアに多大な影響を受けながらも、しかしひたすら "Khatarina" と言うしかない存在感を醸し出している彼女らのDビート・サウンドは、さらにノイジーに、さらに性急に。曲の完成度で言えば、前作 "Ala Eparoi, Vaan Aparoi 12" だが、曲の勢いで言えば、本作と言えるかもしれない。相変わらず抜群に息の合ったコーラス・ワークもかっこよい。また、彼女らの魅力は、ジャケなどのアートワークに見られるようなこの少しおかしなセンスとビビッドな色遣いだろう。いわゆるDビート・バンドとは思えない。このことは、パンクにおいて、私たちはどこに「力」 (「気合」と読み替えてもいいだろう) を入れるのか? というパンク本来の大切な問いを思い起こさせてくれる。パンクに対して「力」だけを求めるなら理解するのが難しいかもしれない。けれども、私はパンクに「力」が必要かそうでないか、という二元論を言いたいわけではない。私たちは「力」を一律化させすぎてないか、ということだ。2009年4月4日から4月12日まで敢行された Khatarina / Screwithin / Unarm "Killer Blow" Japan Tour with Acclaim Collective では、本作にも収録されている "Break the chain" (元々 Demo の曲) が毎晩彼女らの締めの曲として演奏されていた。答えはこの曲の中に隠されている :Break the chain / 鎖を壊せ始めから弱い心に形作られるそれは永遠に進んでる今こそ止めるときだ鎖を壊せ鎖を壊せ鎖を壊せ鎖を壊せ、奴らに従うな奴らは権力を持っている、奴らは支配しようとしやがる絶え間なく続いてる、父親から息子までもう奴らの好きなようにさせるな
Khatarina: www.khatarina.tk
KHATARINA - Roaaaaarrrrr! CD (ACM024) ¥900
フィニッシュ・フェミニスト・Dビート・パンク "Khatarina" の自主リリースされたデモCD-R、 当方からリリースした "s/t" 7"、そして彼女らの現時点での最高傑作との呼び声も高い "Ala Eparoi, Vaan Aparoi / Don't Hesitate, Be A Bastard" 12" を収録した全22曲ディスコグラフィー。全曲日本語訳付。
Acclaim Collective (A) : acclaim (at) nomasters.com
* ディストロしてくれる方は、上記のメアドよりご連絡ください。
KHATARINA / SCREWITHIN / UNARM - "Killer Blow" 3 way split CD (Konfusion)
Khatarina / Screwithin / Unarm "Killer Blow" 3 way split CD がついにリリース。Unarm のレーベル "Konfusion" のファースト・リリースともなる本作は、Khatarina が3曲、Screwithin が4曲、Unarm が5曲収録で、全曲今回の "Killer Blow Tour" のために録音された新曲 (あるいは再録) 12曲。「3 way Killer Noise 12 Track Bomb」とジャケットにあるとおり、全バンド次から次へと怒濤の勢いで繰り出されるクラスト/Dビート/ハードコア・ボム。
Konfusion : unarm (at) live.jp
* Acclaim でのディストロはツアー後になりますが、おそらく今日あたりから都内のパンク・レコード・ショップで入手できることと思います。
Khatarina 関係の更新が続きますが、今回は、Demo、7"、12" より3つの歌詞を紹介。
わたしは彼女らの最初の7"をリリースしたとき、歌詞を受け取った際、歌詞を読む人には「楽しんで読んでほしい」というメッセージを受け取りました。そのとおりというべきでしょうか。本当に彼女らの歌詞からは「楽しんでるだけなのよ」という意志がひしひしと伝わってきます。
この社会には、闘わずして楽しめることもたくさんありますが、闘わないと楽しめないこともたくさんあります。そうした選択をしなければならない社会がすでに間違っていますが、彼女らはあきらかに後者を選んでいます。
だからこそ、彼女らは「楽しんでるだけなのよ」と正々堂々言えるのかもしれません。しかしながら、彼女たちは「闘うこと」のみを賞賛しているわけでもなく、またそれを人に強制してるわけでもありません。なにが正しくて、なにが間違っているかは人によって違います。わたしは、彼女らの歌詞には、自分たちの言葉に対する迷いもあると感じています。そして、「楽しんでるだけなのよ」といちいち言わなければならないもどかしさも感じます。
彼女らは選ばれし「強い女性」であるというわけではまったくありません。ということを念頭においた上で、彼女らの歌詞の魅力をたっぷりどうぞ。
Break the chain / 鎖を壊せ
始めから弱い心に形作られる
それは永遠に進んでる
今こそ止めるときだ
鎖を壊せ
鎖を壊せ
鎖を壊せ
鎖を壊せ、奴らに従うな
奴らは権力を持っている、奴らは支配しようとしやがる
絶え間なく続いてる、父親から息子まで
もう奴らの好きなようにさせるな
From demo (2005)
Windbreaker / ウインドブレーカー
ダメですか - 飲んで、踊ること
ダメですか - 飲んで、歌うこと
ダメですか - 飲んで、話すこと
ただ馬鹿みたいに酔っぱらうのはダメですか
すべての制限を壊せ
どこにも適合せず
飲んだくれて無秩序に
堂々と堕落しろ
この通り
こういうことさ
工場からのカウボーイ
孤独な主婦
気分がメチャクチャ悪い
道ばたで目覚めるし
給料は無駄に使われるし
娘は私を家に持ち帰るし
From "s/t" 7" (2006)
Troublemaker / トラブルメーカー
あんたは彼女のマナーを教えてやろうとすることができるよ
あんたは彼女を振舞わせてやろうとすることができるよ
でも、彼女はただあんたを見てるだけ
はにかみながら言ってるさ
「てめえなんか知らねえ」って
彼女はかわいくて純真無垢に見えるよ
でも、ちゃんとこのことを学んだほうがいい
彼女のやり方に疑問を持つ勇気があるならな
彼女は地獄からのトラブルメーカーになるさ
地獄からのトラブルメーカー
あんたは彼女のことをうまい具合に話そうとすることができるよ
あんたは彼女の道理を説いてみることができるよ
でも、彼女は作り笑って見てるだけ
そして、こう言ってるさ
「パンツの中の役立たずめが!」ってな
From "Älä Epäröi, Vaan Äpäröi" 12" (2007)
Japanese translations by Acclaim Collective
Khatarina の2ndシングルに当たる "Little Girls Never Say No" 7" が既にリリースされています。Acclaim でディストロする分はこれから入荷するので、とりあえず2つのレビューを転載。
おそらく彼女らもこの7"をジャパン・ツアーに持ってくると思うので、その際にたぶん入手できるかな。でも、かなりの少数プレスのようで、既にレーベル側でソールドアウトになっているところもあり (この7"のリリースには3レーベルが参加していてその内の1つ)、ちょっとあやしい・・・
今のところ日本では友人がやっているレーベル/ディストロ "Reset Not Equal Zero" で入手できると思うんで (まだストックがあれば)、よければここで。
Khatarina - Little Girls Never Say No 7"
" フィニッシュオールフィメールフェミニストロウ D-beat ハードコアバンドのセカンドシングル。デモ~EP~12インチへと確実に良い進化を続けてきましたが、このセカンドシングルはかなり良いです。ノイジーなドタバタ D-beat が炸裂しています。1曲目は確実にと言うか全体的に Anticimex 的な雰囲気を醸し出しています。音作りも相変わらずかなりラフで素晴らしい。しょぼいギターソロも、コーラスワークも必聴です。全8曲入り。超オススメ盤!! 4月の日本ツアーも期待大です。 " - Reset Not Equal Zero
" New 7" by Finlands very own (Riot) Grrl D-Beat´ers..., the follow up to their previous LP and 7" includes 8 new Tracks of raw and pounding D Beat assault imagine BIKINI KILL do DISCHARGE or DISCLOSE but way better recorded ;) - Two singers and a powerful Guitar... - raaaging! " - Ruin Nation Records
Released by:
Deaf Forever: www.myspace.com/deafever
Campary Records: www.bundschuhfanzine.de/campary-rec
Topless
"Finnish Feminist D-beat Punk" ことKhatarina、"Tokyo 'Cop Hater' Hardcore" ことScrewithin、"Tokyo Crushing Peace Crusties" ことUnarm、そして当方 "Tokyo Anarcho-Punk Collective" ことAcclaim Collectiveの共同主催 "Killer Blow" Japan Tour 2009 (別名ジェンダー破壊ツアー!) が後2週間を切った。
今回、このツアーは、Screwithin、Unarmと共に企画したわけだが、共同作業の楽しさや難しさをみなで感じ、みなで解決していったこともあり、私としてはここまでとても有意義な時間を作れたんじゃないかと思っている。私はいつもの調子で好き勝手なことを言ってしまっているが (もう一人の「同志」と共に (笑)、そんな私を暖かく受け入れてくれているみなとこのツアーを企画できてよかった。ツアーはまだ始まってないが、私にとってこのツアーのスタートはここからだったので、このようなことを書いているわけだが、このツアーに興味を持ってくれたなら、各地のパンクスのみなさんもぜひかけつけてください。
ツアーに合わせ、当方からリリースするKhatarinaのディスコグラフィーCDを始めとして、Unarmのメンバーが立ち上げたニュー・レーベル "Konfusion" から、 Khatarina / Screwithin / Unarm - 3 way split CDもリリースされます。これらの作品は各地のギグ会場で入手できると思います。よかったら買ってください。
また、4月1日発売のDollに、Khatarinaのインタビューが掲載されますので、そちらの方も。インタビュアーは、ScrewithinのIちゃんとUnarmのNちゃんです。彼女らの12"のタイトルでもある「遠慮せず、クソ野郎になれ」に込められた、固すぎず緩すぎずな「本質」を知れるとてもいいインタビューになっています。それから、そのDollに掲載しきれなかったインタビューが、IちゃんとNちゃんが協同でリリースするファンジンに掲載される予定です。これはもしや日本初のアナルカ・フェミニスト・パンク・ジンになるか!? このファンジンも各地のギグ会場で入手できることと思います。
最後に。各地で企画してくれるパンクスのみなさん、出演してくれるパンクスのみなさん、ほんとうにどうもありがとう。これからお世話になりますので、よろしくです。
Acclaim Collective
以下、ツアー全日程:
・SMASH YOUR FACE presents "「KILLER BLOW TOUR」 + 「Dynamite Gig #05」"
4/4 (土) 神奈川・横浜元町barGiG
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, UNARM, SMASH YOUR FACE, SVS
・SCREWITHIN presents "Killer Blow Tour"
4/5 (日) 東京・新大久保Earthdom
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, UNARM, ANGEL O.D, ISTERISMO, NERVS, SUPER FRISKY, NO VALUE
・CLAYSEA presents "Stench Brain Crusher"
4/7 (火) 静岡・磐田FM Stage
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, SCATTER BRAINS, FLEA, CLAYSEA and more
* (この日Unarmの出演はありません)
・ACROSTIX presents "激烈音隊突撃開始"
4/8 (水) 三重・四日市Club Chaos
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, ACROSTIX, END OF SEEDS, TOTAL NOISE ACCORD
* (この日Unarmの出演はありません)
・DISTURD presents "未来は僕らの手の中"
4/9 (木) 岡山・津山Studio K2
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, UNARM, DISTURD, SKiZOPHRENiA! and more
・FRAMTID presents "「Hardcore Victim Gig」 + 「Killer Blow Tour」"
4/10 (金) 大阪・難波Bears
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, UNARM, FRAMTID
・PROLETARIART presents "Never Ending Crusties Attack Vol.23"
4/11 (土) 愛知・岡崎Cam Hall
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, UNARM, ATTACK SS, D-CLONE, ZOMBA GREEN, PROLETARIART and more
・UNARM presents "Killer Blow Tour"
4/12 (日) 東京・小岩eMseven
starring : KHATARINA (Finland), SCREWITHIN, UNARM, DREADEYE, LIFE, ENCROACHED, LOWVISION, DxIxE, COSMIC NEUROSE, KRIEGSHOG, NO SLOGAN (Chicago)
vegan food : ソビエト食堂
* Acclaim Collectiveは全日程出店予定。
・Khatarina : www.khatarina.tk
・Screwithin : www.myspace.com/screwithin
・Unarm : www.myspace.com/unarm12345
・Acclaim Collective : acclaim.nomasters.com
ふうー何かと忙しくてなかなか作業が進まなかったけど、なんとかツアーまでに間に合いそうだ。
Khatarina - Roaaaaarrrrr! CD (ACM024)、4月1日リリース決定。自主リリースされたデモCD-R、当方からリリースした "s/t" 7"、そして彼女らの現時点での最高傑作との呼び声も高い "Ala Eparoi, Vaan Aparoi / Don't Hesitate, Be A Bastard" 12" を収録した全22曲。
"Ala Eparoi, Vaan Aparoi / Don't Hesitate, Be A Bastard" (遠慮せず、クソ野郎になれ)ーーこの彼女らの本質を示すスローガンを引っさげて、彼女らがここ日本にやってくるまで後2週間と迫った。
遠慮せず、クソ野郎になれ Khatarina: www.khatarina.tk