2009/09/07

Radical Punk Addict! presents Imperial Leather Japan Tour 2009 - Unconditional Conditions tour -

Radical Punk Addict! オーガナイズによるスウェーデン・ストックホルムの D.I.Yファッキング・パンクロック・バンド "Imperial Leather" のジャパン・ツアーが、9月11日の名古屋よりスタート!

東京は、13日・小岩Bushbash 及び18日、20日・新大久保Earthdom の3日間。

さらに、18日、20日の2日間は、Too Circle Records オーガナイズにより、同時期にジャパン・ツアーを行う、同じくスウェーデンの Fy fan との共演。


今月は、まさに、スウェディッシュ・D.I.Yパンク/ハードコア・シーンの「現在」を堪能できる月となりそうだ。

Radical Punk Addict! presents
IMPERIAL LEATHER Japan Tour 2009
- Unconditional Conditions tour -


9月11日 (金) @名古屋HUCK FINN

w/ YAS OIL & WELLCARS, THE VICKERS, MONSTER DRAG, VERTICAL
9月12日 (土) @岡崎LIVE BAR [BOPPERS]
w/ PROLETARIART, CONTRAST ATTITUDE, END OF SEEDS, etc...
9月13日 (日) @小岩BUSHBASH
w/ DIGRAPHIA, D.S.B., LAST TARGET, ILLYA, THE DISCLAPTIES, UNARM, CRUCIAL SECTION
9月16日 (水) @神戸BLUE PORT
w/ ISCREAM 7 SHOWERS
9月17日 (木) @京都WOOPEES
w/ ISCREAM 7 SHOWERS
9月18日 (金) @東京EARTHDOM
w/ FY FAN, D.S.B., COSMIC NEUROSE,CROW, ENCROACHED
9月19日 (土) @横須賀PUMPKIN
w/ PROTESTATION, S.V.S., RYDEEN, NUMBER TWO, etc...
9月20日 (日) @東京EARTHDOM
w/ HAZARD, FY FAN, EXTINCT GOVERNMENT, LIFE
9月21日 (月) @北浦和KYARA
w/ 三日月爆音団, etc...

Imperial Leather: www.myspace.com/soapmeup

This Week's Recommendation From Acclaim Collective (A): Abductee S.D. - Won't Stand Down LP

ABDUCTEE S.D. - Won't Stand Down LP

スウェーデン・ストックホルムの "Abductee S.D." の13曲収録1stアルバム (MCDバージョンには9曲収録。LPバージョンには新たに新曲4曲が加えられている)。かれらの MySpace にはこうある: 「ABDUCTEE S.D. は、インスパイアをし、教育をし、そして楽しませるための音楽をプレイします。つまり、自分たちと他者との両方を。私たちは私たちに影響することに関して曲を書きますが、これらは個人的なテキストではありません。これは政治的なものです。」。また、この "Won't Stand Down" の歌詞カードにはこうある: 「このレコードを (中略) 陥落し、この腐敗したシステムの犠牲になり続けているすべての女性に捧げる。あなたたちが恋しい。」ーーもうお分かりのとおり、セクシズムの犠牲になり続けているすべての女性を鼓舞し、共にセクシズムと闘い、共に新たな生を創作していくために結成されたと言っていいこの Abductee S.D. (バンド名は、英語に訳せば、"Stands for Shit Disturbers" (クソ忌ま忌ましい妨害者に対して立ち上がれ) という意味)。さらに、このバンドは、現 Imperial Leather (今月来日!) のヴォーカリスト "Amyl"、Burning Kitchen の "Sara" らが結成したオール=フィメール・3ピース・ポリティカル・パンク・バンドなのである。 Imperial Leather のヴォーカリスト "Amyl" がこのバンドでもヴォーカルをとるということもあり、このバンドは、Imperial Leather よりも彼女の政治的な側面がより反映されているとも言える。女性3人によるバリエーション豊かなヴォーカリゼイジョンで、エネルギッシュなメロディック・パンクロックをプレイするその姿は本当に怒りと力強さに満ちている。「クソ忌ま忌ましい妨害者に対して立ち上がれ」。


1. Hushallssysslor

2. Mama ar dum i huvudet

3. Far jag luta mig mot dig

4. It's my party and I'll cry if I want to

5. Kronprinsessa pa konferens
6. Tack bra

7. On one hand

8. Diagnostisera mig

9. Solo driving

10. Hur man tjanar penger pa kvinnor ar ingen hemlighet

11. on the other hand

12. Infinite selection of unlimited side effects

13. Acrimony


" 資本主義の嘘、家長制の恐怖に対する抵抗はあなたが呼吸をする空気と闘うようなものです。時々、それは、今の生活を愛することを困難にするでしょう。しかし、誰かを当てにすれば、古い砂利を払い落とせるでしょうかーー動き続けるために変化しよう。アルコールの中に自分自身を保存するな。 " - Far jag luta mig mot dig


" 生物学的フェミニストは、女性には洗練された親密性が自然にあると主張する。この曲は女性と車に関する話です。ジェンダーで固定化された社会によって、押された烙印に疲れ果てながら、彼女は親密性を「洗練」させます。彼女は、断固とした態度で自分の車 (それは巨大な車です) で独りで走り去っていく。片手でハンドルを握って、もう一方の手で私のまたぐらを掴んで。" - Solo driving

Released by Punks Before Profits / Communichaos Media (2006)


Abductee S.D.: www.myspace.com/abducteesd

2009/09/06

Nakkeskudd Plater New Release: Various Artists - Barrikaden - The First Ten Years LP

ノルウェーのオスロに "Barrikaden" と呼ばれるスクウォットされたビルがある (上の写真)。このスクウォットは、現在までに10年間存在し、アナキスト・ムーブメントにおける情報交換の場所として、また、当然のように多くのD.I.Yパンク/ハードコア・バンドがライブを行う場所として、オスロの「シーン」の中枢となっている。

今回
同じくオスロの D.I.Yパンク/ハードコア・レーベル "Nakkeskudd Plater" より、このスクウォットの維持費のためのベネフィット・コンピ "Various Artists - Barrikaden - The First Ten Years LP" がリリースさた。参加バンドは、もちろんこの場所でライブを行ったバンドが参加しており、国内のバンドを収録した「ノルウェジアン・サイド」と、国外のバンドを収録した「インターナショナル・サイド」に分けられている。その顔ぶれは以下のとおり:

Hevn
Black Blood World
Boyen Beng
Victimised
2:20
Summon The Crows
Civil Victim
Avskum
Skarpretter
Juggling Jugulars
Sotatila
Pest Fest


Nakkeskudd Plater: www.nakkeskudd.com

2009/09/05

New Distro Items: 9/5

A//NARCOLEPSIA / SIERVOS DE NADIE - split LP (Cabeza De Vaca) ¥1,000

ベネズエラ&スペインのアナーコパンク/ポリティカルパンク・スプリット。まずは、ベネズエラの A//narcolepsia: これはもう今後の期待も込めてアナーコパンク・ファン「必聴」のバンドと言い切りたい。以前、当方に入荷した demo CD-R/tape もよかったが、この新作は格段のパワーアップ。なにより勢いが違う。久々にサウスアメリカから活きのいい若いバンドが、「マジに」登場してきた、といった感じだ。声が裏返るまで絶叫するフィメール・ヴォーカリストも、エモーショナルな要素まで持っているサウンドも、一貫して「激怒」。サウンド・クオリティもいい感じにロウで迫力がより伝わる。Tragatelo や Condenada、あるいは、Protestera や @patia No、はては、Unhinged や Anomie まで吸収した、まさにサウスアメリカ・アナーコパンク・レジステンシアの新生。方や、スペインの Siervos De Nadie: かれらは、@patia No や Dona Maldad といった、とりわけ「ベネズエラ」という地のアナーコパンク・バンドの影響が強い。直線的かつ攻撃的なサウンドと、キャッチーなメロディ・ラインの絶妙な融合はなにかクセになる。納得の @patia No のカバーや、フィメール・ヴォーカルをフューチャーした曲もあり。両バンドのスペイン語の歌詞及び英訳もしっかり載せられた4つ折りの特大スリーブに、グレー/ブラックのスプラッター・ヴィニールという「こだわった」仕様もグレート。

Cabeza De Vaca: www.cvrecs.tk

2009/09/04

New Distro Items: 9/4

FY FAN - Golden Times 2007-2009 CD (Too Circle Records) ¥1,300

今月9月よりジャパン・ツアーが始まるスウェーデンの Fy Fan の日本盤CD。リリースは、
ツアー・オーガナイザー である Too Circle Records から。サウンドの方は、彼ら自身も公言しているとおり、あるいは、世界中のDIYパンク/ハードコア・シーンの評価どおり「Swedish raw punk」及び「80s US hardcore punk」のミックスと言って差しつかえない。それは、通説的にかつての Mob 47 がいち早く体現した (それがどうこうではもちろんない) と言えるし、新しいタイプの混合ではない。しかし、この Fy Fan には、どこか不思議な「新しい」感覚があって、それがこのバンドのセンスとオリジナリティと言っていい。とにかく R&R も飲み込み、ひたすら突進する様が本当にすがすがしい。態度は確実に「ポリティカル」である。そして、歌詞の解説に関して言えば、このバンドはきわめて限られた言葉で確信をついてくる。言わば「(奴らの) 政治なんぞ知ったこっちゃねえ」という非-政治的な態度 (これは無関心な態度とは異なる) を「ポリティカル」に転換している理想的な例と言えばいいだろうか。このあたりもサウンド同様すがすがしい。こういったバンドから、「ポリティカル」の概念がひとつでないことを学ぶことができると思う。
新曲4曲 + 1st 7" "s/t" (Feral Word) & 2nd 7" "Ah Nej" (Adult Crash) を収録した全16曲。

NITLOTT


"Blank Ticket"

This one is about always getting the short end of the stick. It's NOT funny anymore.


"空くじ"

これは、いつもくじ運が悪いことについてである。もはや笑えねえよ。

Too Circle Records: www005.upp.so-net.ne.jp/toocircle

2009/09/03

資本主義が危機だ - 抵抗が解決策だ

今月開催されるピッツバーグG20に対する US のアナキスト・コレクティブ "CrimethInc." の宣伝ポスター。

www.resistg20.org

www.crimethinc.com