2009/03/20

NAGÄF

2005年に、1stアルバム "Inercia Somatica" の日本盤を当方からリリースした後もずっと連絡を取り続けていたコロンビア・ボゴタのReaccion Propiaのメンバーが "NAGÄF" という新たなバンドを結成。

ちかじか、アメリカのアナキスト・コレクティブ
"CrimethInc. Ex-Workers’ Collective" のメンバーがやっていたことで知られるCatharsis/Requiemのメンバーが新たに結成したFrom the Depthsとのsplit CDでデビューを果たす。

かれらはコロンビア・ボゴタにおいて、アナキスト・ムーブメントとリンクしながら、10年以上もD.I.Yパンク/ハードコア・シーンに関っていて、非常に困難 (危険) な政治状況を抱える同国で生きていくためには、やはり音楽と政治がリンクするのは現実的に重要なことのようだ。

コロンビアの反対勢力と言えば、FRACやELNという二大左翼ゲリラ勢力が有名だが (現在、これらの二大勢力は以前より勢力を落としており、麻薬売買・誘拐 (金持ち・貧乏関係なしの)・強盗を資金源とした金権政治や階級的な組織構造など批判も多いが、いまだにこの二大勢力を政府に対する「重要な」反対勢力と考えている人々も多いといわれる)、さきに述べたとおりアナキストも存在する。言うまでもないが。

国内には、米帝直属のコロンビア政府、軍及び警察と結託した右翼準軍組織が暗躍しており、それらの左翼ゲリラを始めとした政府に反対するあらゆる者が殺されている。もちろんアナキスト (パンクスもだろうな) もその対象から外れない。
アナキストの活動もまた「ゲリラ活動」とみなされるため (どこでもそうだが) 対立的な直接行動は危険極まりない。

2005年のメーデーには、Nicolas Neiraと呼ばれる若いアナキストが、コロンビア国家によって虐殺されるという事件も起こっている。国家のそうした暴虐に対する反撃として、Res Gestae / La Vendetta / Yacopsae "In Memoriam" CDが、Reaccion Propiaのメンバーが運営するPersistencia Recordsを始めとして、南米のD.I.Yパンク/ハードコア全10レーベル協同でリリースされた。


ちなみに、私の知っているコロンビア/南米のアナキストやパンクスはみな左翼ゲリラのやり方に真っ向から反対しつつ、コロンビアにさらなる貧困・腐敗・暴力・死をもたらしている「大元締め」が米帝であることを指摘している。

コロンビアのアナキストは、アメリカ大陸の他の国と同じく、ムーブメントを維持できるが、それには莫大な費用がかかり、一貫性は維持しにくい現状があるようだ。

というわけじゃないが、アナキスト・ムーブメントと密接にリンクしている、このコロンビア・D.I.Yパンク/ハードコア・シーンをもっとサポートしようじゃないか。

Acclaimも、バンドから聞いた話やウェブ上であちこち散見される情報を簡単にまとめたので間違った情報もあるかもしれない。興味を持った人は独自に調べてみてほしい。

About NAGÄF


Taking popular music back on the stage, NAGÄF was born in Bogotá (Colombia) in 2008 to stand for the critical-political music which refuses to bepart of the consumer based standards. In spite of the short time, the band was conformed some of the members have been involved in the hardcore/punk scene for more than ten years. And some of them are currently playing in bands like: Xterminio, Res Gestae, Otra Alternativa, Reacción Propia, Sabotaje, Grita o Muere y Mano de Obra Barata.


According to authors who have interpreted the Old Testament, NAGÄF means: to push, to defeat, to inflict (a disease), to snatch, to fall, to punish, to undo, to hurt, to kill and to beat, putting God as the first and foremost responsible for this deadly actions. For us, this word proof the responsibility of God (i.e, the king, the supreme, the almighty, the tyrant, the expert, the master, the military, the religions, the government, and all those institution as well as individual characters who address to have a universal truth, unique and absolute) in the formulation, implementation, and perpetuation of social relationships based on territory, body and mind domination conquest and invasion.


After trying to make the whole world as one-dimensional as it could be, it look after a unique way of thinking, that just not arouse a particular view, but defend by means of violence, intimidation, punishment and condemnation, configuring the "right" (and ideal) social parameters of behaving that, as the history of our people shows, must be implemented and obeyed by any means of fire and blood under the consent of the dominant sectors and, of course, under the blessing of the holy church.


NAGÄF: www.myspace.com/nagafcrust

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