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2016/12/04

Acclaim New Releases: INSIDIOUS PROCESS - Mirrors Of The Dead LP (ACM031)


Acclaim New Releases

INSIDIOUS PROCESS - Mirrors Of The Dead LP (ACM031) 1,500円

スウェーデン・GBGの政治的なメタル・クラスト (パンク) INSIDIOUS PROCESSの2nd LP。「死者の鏡」との題名通り、貧民の社会戦争に焦点を当てる物悲しい歌詞に破壊的メタル・パンクを演奏する全10曲。Not Enough (スウェーデン)、Distro Rakkos (日本)、Svoboda Records (フランス/チェコ)の全世界のDIYパンク/ハードコア4レーベルによる共同リリース。

“Second full length album by these crushing metal punkers out of Gothenburg City. A filthy d-beat driven crust-punk attack with slight blackmetal untertones in their songwriting. A brutal and bleak sight of societies war on the people and the poor. 

Recorded and mixed April 2015 at the Recording Machine by Pontus Redig (AGRIMONIA, MIASMAL). 

Mastered by Mattias Persson.”


2011/02/18

Insidious Process / Avfart 33 - split LP

Insidious Process & Avfart 33

Acclaim Collective が今海外においてフィーリングがハマるというのかな、もっとも注目しているのがスウェーデン。今回はもうじきリリースされる Insidious Process / Avfart 33 - split LP を紹介したい。

まずは
Göteborg 出身のアナーコクラスト・マッドネス "Insidious Process" は当コレクティブでも以前 demo CD-R をレビューした超期待の新鋭。2009年に結成され、Protestera のドラマーがこのバンドでもドラムを叩いている。

次に Malmö 出身の Avfart 33。かれらも2009年に結成されたばかりのニュー・バンドで、Beyond PinkProject Hopeless らのメンバーが在籍している。重厚なポリティカル・Dビートパンクが強力で、昨年 demo CD-R をリリースしたばかりだ


というわけで、この2組の注目バンドの split LP がスウェーデンの Halvfabrikat Records、アメリカの Aborted Society Records
、フランスの Undislessed の3レーベル共同でリリースされる。

*The band photos were taken from their myspace.

2010/02/14

Review: Insidious Process - demo CD-R

INSIDIOUS PROCESS - demo CD-R

スウェディッシュ・ニュー・アナーコクラスト・マッドネス。Insidious Process
──このバンドは Göteborg (イェーテボリ) の出身だ。現 Protestera のドラマーがこのバンドでもドラムを務める。本作は D.I.Y でリリースされたばかりの全8曲収録のファースト・デモ。同郷の Agrimonia のメンバーが Profane Existence のインタビューで地元の推薦バンドにあげていたこともあり、さっそくメンバーに直接オーダーして入手。その前にも MySpace で何曲か聴いてかなり気に入っていたが、こうして全曲聴いて今はこのバンドのとりこである。

その怒りの凝縮具合がたまらない。全体的にダークだが、いわゆる「モダンクラスト」や「ネオクラスト」のそれではない。ベースにあるのは90's以降のブルータルなスウェディッシュ・ハードコア/クラストという感じか。メンバーがつけているTシャツやパッチから察するに、日本クラスト──例えば、S.D.S、 Disclose、Framtid なんかからの影響もありそうだ。個人的に "Håller Hellre Käft" で聴けるような、黒い激情的なパートも巧みに取り入れているのは聴き逃せないところだ。メリハリあるメタリックなノイズ
ギター、強靭な (スカンジ・ビートというよりは) Dビート、基本猛撃しながらバランスよく変化がある展開──どれも文句のつけようがない。適度にダイナミックなサウンド・プロダクションもいい。ラストは爆発音とサイレンが鳴り響くインスト・トラックである。

そしてまたイーヴィルな雰囲気を醸し出す女性ヴォーカリストがこのバンドに「怒り」を注入している。咆哮する男性バッキング・ヴォーカルとのコンビネーションも抜群だ。歌詞はスウェーデン語/英語で唄われている。


"Everyone Thinks of Changing the World But No One Thinks of Changing Themselves" (みな世界を変えようと思っている。だが、だれも自分自身を変えようと思っちゃいない)──これはジャケットに載せられた言葉である。ここにこのバンドのメッセージの本質が込められていると言えよう。そこにはもちろん支配階級への闘争が意図されている。だが、俺たちはかれらから一つも自由じゃないことを忘れちゃいけない。「変革」とは、自分がどう支配され、また、自分がどう支配しているかを考えることと私は思っている。俺たちはそのことと向き合う勇気を持つこと。でなければ、俺たちはいつまでたっても支配階級の言う (不安を隠すための) 「変革」 (= Everyone Thinks of Changing the World But No One Thinks of Changing Themselves) から抜け出せないだろう。このメッセージからはそう読み取れる。

レビューの最後に "Lies" の歌詞の一部を紹介したい。


隠し事はない
心配することはない
──これが権力の巣だ

隠し事はない

心配することはない

──私たちの終焉を意図するために渇望しやがる


Self-Released: www.myspace.com/insidiousprocess

Year Released: 2010

Insidious Process
(photo by christina)

*The band photo was taken from their myspace.