2011/02/12

New Stuff in Acclaim Distro: 2/12

東京の Hardcore Survives から待望の2作が入荷しました。いや入荷していたのだけど、レビューを書いてから更新しようと思ってたので遅くなってしまった… Soくん、ごめん。

ASOCIAL TERROR FABRICATION - under the dark force EP (hardcore survives) ¥800

"5 tracks demo" をリリースしたときから注目していた東京の (エクスペリメンタル) ステンチ・クラスト "Asocial Terror Fabrication" の満を持してのファースト・シングルがついに Hardcore Survives からリリース。このバンドの暗黒クラスト・サウンドを説明するのに、Doom や Sore Throat といったバンド名の羅列は既に必要ないかもしれない。私はやはり彼らのそのエクスペリメンタル性が非常に気に入っている。Sore Throat に影響を受けているなら、もちろんそのことはうなづけるし、彼らの MySpace にアップロードされている "Nuclear Frost (Sunnova Edit)" などを聴くと、ますますこのバンドは面白いなあと思う。本作においてもそのような性質がところどころに垣間見えて本当にかっこいい。私的意見になるが、 Cress のような政治色濃いエクスペリメンタル性もあるような気がする。それとバンド自身が影響を公言する Agathocles の名前もあげていいかもしれない。レコーディングという手法を最大限有効に活用したようなつくりこまれた全6曲。

UNARM - hypocrisy EP (hardcore survives) ¥800

“Hypocrisy” (偽善) と題された東京のパワフル・ポリティカル・クラッシング・クラスト "Unarm" の本作が初となるファースト・シングル。いわゆる Unarm というバンドだけでなく、ムーブメントとしてのパンクをつくりあげようとしている彼らだが、個人的に本作ベスト・ソングと言える "Punk Revolution" はそうした経験から生まれたものなのだろうか? さだかではないが俺はその "Punk Revolution" の歌詞を読みこの曲を聴いたとき、彼らがまた一歩前進しているような気がした。全体的な仕上がりと言えば、こちらも最高の出来と言っていいかもしれない。90's東京クラスト影響下にありながら、とことん怒りと激しさを前面に押し出す Unarm 節をひたすら追及しつつ、曲の完成度があがっている。表情がある曲はメッセージにさらに説得力をもたらしてくれるということを体現してるんじゃないかな。3面パネル式のジャケットに描かれたアートワークも普遍的なものと一線を画したものになっている。怒りと激しさに満ちていること疑いない全8曲。

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