2009/05/30

New Distro Items: 5/30

LOVE POTION - Ejaculator CD (Too Circle Records) ¥1,000

デンマーク・コペンハーゲンは、"K-Town" のヘイト・ハードコア・パンクス "Love Potion" - 彼らは、Asbest、Death Token、Dead Instrument といったこの地のオールスターパンクスによって結成されたばかりのニュー・バンドである。本作は、同地の Adult Crush からリリースされた1st 7" "Ejaculator" のCDバージョンと言えるもので、追加で未発表2曲、さらにはデンマーク国内においてのみ流通されたというデモ・テープ "Taste the Love" が加えられた
全14曲を収録。

本作のオビでも宣伝されているとおり、まさに「新たな刺客」と呼ぶにふさわしい彼らのサウンドは、初期 Poison Idea、あるいは、Jerry's Kids のような 80's ボストン・ハードコアの影響を非常に感じさせるものである。そこに、80's スカンジ・テイストも加えられ、猛々しいことこの上ない。それでいて、曲の練られ具合も完璧と言えるもので、これはテンションが上がる。

また、憎悪を撒き散らしながら、ひたらす「Crazy Fucked Up 日常生活」に根付いた歌詞を叫ぶヴォーカリストもたまらない。オーバードース (薬物過剰摂取) な印象も受ける彼らだが、彼らにとって「オーバードース」とは、俺たちが「正常」思想に侵されない意識を持つための認識なのだ
(ここでは「実際の」オーバードースの概念は根本的に関係ない)。彼らの曲には、"Overdose" (オーバードース) という曲もあるぐらいだ。

しかし、だれが「オーバードース」しているのか? 俺たちは「オーバードース」を自分とは無関係の問題として捉えすぎている。あるいは、「オーバードーズ」を「特定」の人間だけの責任として押しつけすぎている。だって、俺たちはみな「オーバードース」しているじゃないか。「正常」思想なぞクソくらえだ。彼らの "Overdose" (オーバードース) の中で唄われている「人生が終焉を迎えている」は「道連れ」という名の俺たちの連帯を指している。もう一度言おう。俺たちはみな「オーバードース」しているのだ。

Love Potion: www.myspace.com/lovepotionfuckyou

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