2009/03/18

「ノン・プロフィット」とカネ社会

やはりだ。世界中の大多数のD.I.Yパンクスが「Fuck Work」(労働くそだ)を唱えながら、新たなバンドが生まれ、新たなレーベルが生まれ、新たなファンジンが生まれ、そこからまた新たなD.I.Yのアイデアが生まれ、新たな生きのびるためのアイデアが生まれ、新たな抵抗のアイデアが生まれ続けているのは、ともだちのための「ノン・プロフィット」があるからなんだな。

俺らはいつだって、働く
のがいやなやつやカネのないやつを決して責めたりしないで、レコードやファンジンやTシャツを分配しあってきたんじゃねえか。ときには価格を自由に変動させたり、ときには俺らの各々の「仕事」とトレードしたり、ときには(仕方なく)「ただ」であげたりしてな。

そう考えると、D.I.Yパンク/ハードコアのレコードやファンジンやTシャツは基本的に安くあるべきだと思うけど、なかなかそうもできない。「高く売ること」が悪いとも言えない。
ちなみに俺は、"既定価格変更のお知らせ" でも書いたが、運営のためには利益も必要という人はそれだけの利益をとればいいし、レコードにカネをつぎ込める余裕のある人はそれだけのカネをつぎ込めばいい、と思っている。結論から言えば、俺らがD.I.Yパンクのある種の「約束」を簡単に守れない状況をつくりだしてるのはこの社会構造。根本的な問題がこれだ。

「働かざるもの食うべからず」、「働いても働いても貧乏」、「だれもがカネを持っている」ってか。まったくふざけんな。

これこそが俺らの「ノン・プロフィット」をめちゃくちゃにし、俺らが自分が好きなことで食える夢をめちゃくちゃにしてるのさ。


だから何度でも言ってやる。

カネ社会、ファックオフ。

「ノン・プロフィット」の社会の実現のためにな。


Acclaim Collective

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