2009/10/31

Avskum - Uppror Underifrån Japan Tour 09'

Avskum (band photo was taken from their myspace)

ポリティカル・スウェディッシュ・ハードコア・レジェンド "Avskum" が、かれら自身も語っているとおり、待望のジャパン・ツアーをこの12月敢行する。ツアー・タイトルにもなっている現時点での最新4thアルバム "Uppror Underifrån" LP/CD (Prank Records) を引っ提げて。パチンコをかまえる戦闘的鋲ジャン・アナーコパンクスが描かれた Crash Mange によるアートワーク、そのアートワークに比例して、Avskum 流とも言える不変の反国家・反資本主義スウェディッシュ・ハードコアを聴かせてくれた本作は非常に素晴らしかった。ジャパン・ツアーに合わせ、同じ Prank Records より Japan tour Ep もリリースされるようだ。

Avskum - Uppror Underifrån Japan Tour 09'

12/2 東京・高円寺20000V

12/3 岡山・津山K2

12/4 名古屋TINY7

12/5 大阪KING KOBRA

12/6 東京・中野MOONSTEP


東京の2公演は以下:


Isterismo presents "Distruttivo Sonoro vol.4"

Avskum (Sweden)

D-clone (Nagoya)

Unarm

Deathtribe

Isterismo


2009 / 12 / 2 (Wed) Tokyo Kouenji 20000V
Open. 18:00 / Start. 18:30

Adv. 1,800 yen / Door. 2,100 yen


U.T.B.P presents "Grind the Enemy vol.18"

Avskum (Sweden)
Life

九狼吽 (Nagoya)

Acute (Okazaki)

Alliance

Reality Crisis (Nagoya)
and more


2009 / 12 / 6 (Sun) Tokyo Nakano Moonstep
Open. 17
:30 / Start. 18:00
Adv. 1,800 yen / Door. 2,300 yen

2009/10/27

New Distro Items: 10/27

UNARM - Endless Exploitation TAPE (Konfusion) ¥500

東京の破壊的ピース・クラスティーズ "Unarm" のニュー・テープが、かれら自身のレーベル "Konfusion" よりリリース。本作はまた Konfusion の2作目のリリースとなる。 "Killer Blow" 3 way split CD w/ Khatarina & Screwithin 以前の2008年2月に録音された音源で、Crocodile Sink のカバー含む全5曲収録。JIRIKI Records の "Anti-G8 Compilation" CD に収録された名曲 "
Control" の ver-2 も収録されている。ここ数年ライブもますます凄まじいことになっているかれらだが、本作はそのことを裏付けるような強力な内容だ。音の方はもう説明するまでもないと思う。その裏付けを実感に言えば、パンクにおける「怒り」というものをバンドという形態で渾然一体と表現しきっている、となる。その「怒り」の表現はもちろん多様だ。それを躊躇なく全面に出しているのがかれらの最大の魅力だろう。という意味でも、やはりパンクは疑いなく「怒り」なのだ。シルクスクリーンの封筒 (ジャケ) に、プロコピー仕様のテープと歌詞カード封入。

Konfusion : unarm (at) live.jp

Unarm - Killer Blow Tour (Koiwa eMseven, Tokyo, April 12, 2009)
by Helena / Khatarina

2009/10/26

Realm of Chaos

以前、当ブログで「Acclaim Collective (A) が今もっとも推薦する D.I.Yパンク/ハードコア・バンドの紹介」として、スウェーデン・ストックホルムの Shades of Grey紹介したが、今回紹介するバンドもその内の1つ。

それは、デンマーク・K-Town の Realm of Chaos。とりわけ、既に日本で知られている同郷の Nuclear Death Terror 辺りのスカムなダニッシュ・クラストの雰囲気が好きなパンクスには自信をもって薦めたい。自称「New Wave of Death Metal Crust」とのことだが、これは、Bolt Thrower に影響を受けていると解釈してもらっていい (バンド名で明らか)。そして
今の US メタルクラスト・バンド、例えば、HellshockStormcrowSanctum 辺りの現代的な影響もあるのが、「New Wave~」たるゆえんでもあると思う。 女性ヴォーカリスト "Hellena" と、デスヴォイスのギター/ヴォーカル "Mathias" のコンビネーションがまたかっこいい。

現在までに、2本のデモをリリースし、その2本のデモを収録した CD-R 及び Tape もリリースされている。


気になった方はぜひチェックしてみてほしい。


Realm of Chaos: www.myspace.com/realmofchaos69

*The band photo was taken from their myspace.

2009/10/23

Scairt Radio

アイルランドのD.IYパンク/ハードコア・ジン "Protest zine" の Sean がプロデュース&ホスト役、US のアナーコパンク・コレクティブ "Profane Existence" が配信のパンク・ポッドキャストラジオ "Scairt Radio" を紹介。

かれの趣向によって、アナキスト・パンク、クラスト、Dビート、ハードコア、スラッシュ、グラインド、インディペンデント、メタル、パンク、ノイズなどが中心に選曲され、現在までに3回配信されている。

http://www.profaneexistence.org/radio-podcasts/scairt-radio

そのうえ、Mumia Abu-Jamal の G20スピーチなども流していて、かれの政治的なアティテュードも反映されている。


ちなみに、"Scairt" は、ゲール語で "shout"、あるいは、"cry out" という意味だそうだ。

かれのブログ "Hellbound Whirligig" からのプレイリスト:

Scairt Radio 001
Scairt Radio 002
Scairt Radio 003

Scairt Radio: www.profaneexistence.org/radio-podcasts/scairt-radio

2009/10/20

【転載】: オランダ語圏でスクォット禁止法出現の危機 連帯を!

★オランダ語圏でスクォット禁止法出現の危機 連帯を!

オランダ(以下、DKと略)国会は先週木曜(15日)、スクォット(奴らの言うところの”不法占拠”)することへの重罪を科す新法を通した。もはや上院のみが、その成立に向けて投票せねばならないだけとなっている。しかしながら、右翼多数の押し切りでもってDKの全スクォットが1月1日を期して排除される道筋が用意されるだろう。この事は、ある時代の終焉や我々の社会センターや施設群の滅亡のための白紙委任というものを意味することになるだろう。住居不足に苛まされている数千の個々人の犯罪者扱いには言及しなくとも、それらの個々人のためにスクォットが、常にそれらの個々人の露しのぎをする場を獲得するという合法的な意味合いを有してきたのだ。
奴らの投票中の議場前広場占拠は、抵抗テント村に襲撃をかけ、100人くらいの拘束を強いた警察部隊のせいで潰えた。

写真は次のリンク先・・・

http://www.indymedia.nl/nl/2009/10/62251.shtml

その日の写真、排除の写真群のリンク先・・・

http://www.indymedia.nl/nl/2009/10/62308.shtml


ユートレヒトで10月24日土曜日に、10月30日から11月1日まで行われる統一行動の前段としての抗議デモが予定されている。我々は、あなた方の連帯、デモへの参集もしくはあなた方の地域のDK大使館や総領事館への抗議を呼びかける。奴らに我々が世界中におり、創造的であることを見せつけ、抗議を示していただきたい!

デモと抗議行動日程の宿泊場所についてはメールで問い合わせを。


- 旅浪人氏の翻訳から転載

反権力 zine - issue# 01

大阪の反権力 zine の Mくんより連絡があった。

issue# 00に引き続き、この issue# 01も Acclaim Collective (A) でディストロする。ということで、宣伝。

前号に Gotcha のインタビューが掲載されていたこともあり、ディストロすることになって、つながりができた。


発売は11月1日予定。
今回も楽しみだ。

内容は以下のとおり:

インタビュー

・HUMPTY DUMPTY
・FRAMTID (メンバー個別)
・TECHNOCRACY
・ACROSTIX
・HAAVA
・KROSSA
・FORTITUDE
・PUNKSHOP VORTEX
・狂都タナカ君 (by NHK氏/SCREWITHIN)

コラム

・VORTEX BANのパンクロック・レコード BEST10
・関東逃亡研究所
・ミナミタケシ

PHOTO

・IT LOOKS FORWARD TO A LIFE 2008
(WARHEAD, SAND, FRAMTID, FORTITUDE, MASTERPEACE, ORGANISM, LEBENDEN TOTEN, etc)

Lyrics: Antisect - Channel Zero (Reality)

埋もれていたポリティカル・パンク/ハードコア・バンドの歌詞紹介。

今回は、Antisect の83年リリースの "In Darkness There Is No Choice" LP に収録された "Channel Zero (Reality)"。

国家と資本の洗脳・支配装置として利用され続けている「テレビ」に対して、これだけ緻密に言及したパンク・バンドの曲は、私の知るかぎり今もこの "Channel Zero (Reality)" だけかもしれない。


ANTISECT- Channel Zero (Reality)


わたしたちはそれをテレビと呼ぶ。それはいま存続する情報を大量に伝達する最大の表現形式として利用されている。とはいえ、わたしたちが画面で見ていることは、「自分の」情報不足のために信じ込んでしまう人間の道や、いくぶん常道を逸した存在を真に受けたりする人間の進歩を単に抜け目なく感じやすい影にしたものにすぎない。人類の進歩よりも前に位置する努力の一部を排除する分野においては、この驚くべき発明を産み落としてきた知識や科学技術が、一向に利用されてこなかった。たとえば周囲を取り巻くものと本当につながりのある生活を身につける一方で、貧困や不平等や強欲に対する責任を取り除いている。あたかも他の多くの人文科学という実践における「前進」のように。全くテレビは進化する一面においてのみ利用され続けている。生活の質の向上を図るどころか反対にその恩恵の可能性をたいてい見逃している。後に残されることといえば、薄っぺらな一般概念を再現したり、わたしたちがおもしろがったりすすり泣いたり、または憎悪や慈悲を感じるこの偽りのつまらない「憂き世」を模倣したりすることである。すなわち画面に映された特性に感化されてしまうので、仮に一歩でも横に動いたとしても、自分たちを個別の存在として明確に理解することができない。多くの人々にとってテレビは教養や啓蒙の実現のひとつというより楽しい気晴らしのよりどころとして重要視されている。わたしたちは自分たちが創造的思考力を失っていくのを許し、好みを別のところに転化させていく。つまりテレビはわたしたち自身の欠点を全体的につかむことができないのである。


ブラウン管を追っ払ってしまえ。現実を直視するんだ。貪欲で見せかけの世界や恐怖に悲観という事柄を、、、、、、。ものの見方の中心に、この現実逃避という方法しかなければ、この問題を実感するまではテレビ番組が同じ「ゼロ」状態である。


Lyrics from "In Darkness There Is No Choice" LP

2009/10/19

Protestera - Rock n Riot Video



唯一公表されている Protestera のライブ・ビデオ。大名作2ndアルバム "Rock n Riot" からのタイトル・ナンバー。かれらとしては、異色と思いきやそのタイトルとぴったりハマっているグレートなロックンロール・ナンバー。この曲を聴けば、「黒装束」 (black bloc) とはなにか、「暴動」とはなにか。そして 「黒装束」 (black bloc) の真実、「暴動」の真実が分かる。制作は、Chaoskanal.net。

Protestera: www.myspace.com/protestera

Protestera 3rd Fullength Album "01.05.1886"

スウェーデンの "Black Block Punk Rock" こと "Protestera" の3rdアルバムのリリースの用意がそろそろできるようだ。

タイトルは、"01.05.1886"。

本作は、現在はバンドを脱退した前ヴォーカリスト "Micha" 在籍時の最後の音源になる
。録音は、2008年6月6日~15日。

LPバージョンは、かれらのフル・アルバムを、ファーストから一貫してリリー
スし続けているドイツの Skuld Releases、CDバージョンは、こちらもスウェーデンにおけるファミリー的なレーベルと言っていい Halvfabrikat Records から。

かれら
の MySpace で、その3rdアルバムに収録される "Krossa Honom" を聞くことができる: www.myspace.com/protestera

以下は、Halvfabrikat Records のウェブサイトより転載:

PROTESTERA - 01.05.1886 CD (Halvfabrikat Records)

New Protestera CD, recorded June 6-15, 2008. The song Ett folk har rest sig are a re-recorded track initially to be placed on Rock n riot CD/LP, but this version are with a somewhat new text. The songs Världens vackraste brott and Drakar are initially from the recording for the Gränslösa land EP, where the song Världens vackraste brott where left and to be put on a split ten inch which the Japanese act Gotcha (which are not yet released). Those two are in new versions on this CD. Yes, the CD will be released by Halvfabrikat Records and the LP will be out on Skuld releases.

Protestera: www.myspace.com/protestera

New Distro Items: 10/19

SANCTIONS / DAWN - split 10" (Anti-Corporate Music, Inc.) ¥900

US・テネシー州ナッシュビルの両バンドによる split 10"。Sanctions は、1stアルバム "Home Sweet Home" に続く新作。そのアルバムのレビューでは、「きわめて「スクリー (エ) モ」に近い (early) Madame Germen」と書いた (Madame Germen が、Envy に影響を受けているという意味も含んで、例えに出した)。今回はよりストレートになっているような気がするが、その (モダン) クラスト~エモの中間を絶妙に行くサウンドは前作同様。そこの中心には、Tragedy & From Ashes Rise の明白な影響はある。とはいえ、アプローチはまったく違うし、それらの2バンドをただ例に上げることで、このバンドから離れないことを望む。Dawn は、少しブラックメタルの影響が見える
「不穏な」ハードコア。ブラスト・ビートやドゥーム・パートを取り入れ、ストレートに展開するといったサウンド。ネオクラストを思わすメロディも聞こえてくるが、大げさなほどではなく、さわり程度に取り入れている感じだ。両バンド共に5曲ずつ。

Anti-Corporate Music, Inc.: www.anticorporatemusic.com

2009/10/18

Voĉo Protesta - Vojo al libereco LP will be Out Soon from La Vida Es Un Mus

既にご存じの方もいると思うが、東京アナーコ・クラスト "Voĉo Protesta" の待望のファーストLP が、UK の La Vida Es Un Mus よりリリースされる。

現在は、ギター不在のため、ライブ活動を休止しているかれらだが、復活を待ち望んでいるパンクスも多いことだろう。俺も強く望んでいる。

というわけで、ここでも宣伝しておこう。ギター募集中。

ヴォーカルの uemotoくんのブログ "mukofungoj ĉiuloke" もぜひ。


以下は、レーベルのウェブサイトより転載:


VO
CO PROTESTA - Vojo al libereco LP (La Vida Es Un Mus)

Tokyo's VOCO PROTESTA blend the best of the last fifteen years of Japanese distorted hardcore with the early 80’s European punk attitude. Their sound has changed a touch since their three 7"s - It’s more dynamic, perhaps less CONFUSE and more CRUDE SS. However, their ideas are still the same, highly idealistic anarchist lyrics about a better world sang in Esperanto. Their sonic approach is still distorted, primitive and urgent. Fast and angry. 'Vojo el Libereco' is a classic slice of raw hardcore for any fans of GLOOM, FRAMTID, FRIGORA and other masters of the black and white high contrast artwork. Cover by Teodoro Hernandez.

Voĉo Protesta: a.sanpal.co.jp/protesta

Acclaim Upcoming Releases Update

現時点での Acclaim Collective (A) の次期リリース全作品。

ACM???
:
SHADES OF GREY - Freedom/Incarceration LP

Swedish female vocaled powerful modern anarcho-crust band. This is their first album.
Co-release with Nakkeskudd Plater (Norway), Contraszt! Records (Germany) and Sadness of Noise (Ireland).

Shades of Grey: www.myspace.com/shadesofgreylkpg

ACM023: GOTCHA / ROSAPARK - Punks Against G8 split CD

Japanese and French anarcho digital punk. This split CD is the
first anti-G8 project called "PUNKS AGAINST G8" of Acclaim Collective (A).

Gotcha:
gotcha1977-ftllbyourselves.blogspot.com

Rosapark:
www.freewebtown.com/rosapark


ACM
019: HALO - Armonia Para Resistir 7"

Uruguayan anti-fascist political emo hardcore with energetic female vocals. This 7" is re-release (includes new artwork + one unreleased song "la mirada de los otros" / "the look of the others") of their first work, entitled "Armonia Para Resistir" (2004) originally released by Uruguay's Catalina Records (tape version) and UK's Blackprint Records (7" version).

Halo: www.myspace.com/haloarmonia

ACM0
06: PROTESTERA / GOTCHA - split 10"

Swedish and Japanese "super" anarcho punk bands. We are really really excited
this project, because both bands are one of the best anarcho punk bands in the world, and it's very important that the anarchist resistance strategy of Protestera be translated into Japanese. By the way, for the world's punx who doesn't know Japanese GOTCHA : They are male/female vocaled experimental anarcho-punk band that used the drum-machine now from Fukuoka, and the activity is long in Japan. And they released three tapes (demo, split tape w/Control and "How long will we continute..." tape (same as split tape w/Control) and are participating in two compilations ("Crust Night 2001" comp CD that "Tribal War Asia Records" released, and "Nine-states Chain Strength" comp CD-R that "Koroshino Records" released) by present. Their music keep always changing, and now they play sounds like the "Massive Attack meets Crass meets Conflict"! The lyrics also are very inspirational.

Protestera:
www.myspace.com/protestera

Gotcha:
gotcha1977-ftllbyourselves.blogspot.com

New Distro Items: 10/18

NODSLAKT - Ingen Sa Du Ar Bra MCD (Reset Not Equal Zero) ¥800

スウェーデンのフィメール・フロンテッド・マンゲル・アタック "Nodslakt" が、日本の
Reset Not Equal Zero より、通産4枚目の作品にあたる MCD をリリース。本作は、メンバー・チェンジを経て、3人編成になってからの初のレコーディング作のようだ。ギター・レスになったとはいえ (録音では必要なところに入っている)、以前の Mob 47 直系の爆裂ぶりはそのままで、相変わらず「ノリ」も抜群。はっきりした声質で叫ぶヴォーカリストのアングリーぶりもまたそのままで、相変わらずテンション高い。一聴して、Nodslakt と分かる存在感はやはり凄い。スウェーデン語で歌われる歌詞は掲載されていないが、代わりに英語の解説を掲載。その皮肉たっぷりの (政治的な) 態度の在り方は、3枚目の作品のタイトルであり、かれらそのものを表すタイトルでもあった「Swedish Motherfuckers」の名に恥じない。パンクスは「Motherfuckers」で当り前、けっこうなのだ。かれらを聴いてると、いつもこう実感させられる。全7曲収録。

Reset Not Equal Zero: www3.to/resetzero

Easpa Measa / Divisions Ruin - split LP will be Out in This Autumn

Easpa Measa & Divisions Ruin

両バンド共に当レーベルからリリースしているということもあり、個人的に非常に楽しみにしているアイルランドの Easpa MeasaDivisions Ruin の split LP が遂にこの秋リリースされる。

Divisions Ruin に多少のメンバー・チェンジがあり、かれらは新編成での初のレコーディング作になるうだ。そのためもあって少し遅れているようだが、12月に敢行される Divisions Ruin のヨーロッパ・ツアーまでには間に合わせるとのこと。

おそらく何レーベルかによる共同リリースになる予定だが、今のところ、ドイツの Contraszt! Records、アイルランドの Distro-y が参加することしか分からない。

Divisions Ruin: www.myspace.com/divisionsruin

追記: 先月来日したスウェーデンの Fy Fan のベ
ーシストである Ian が、アイリッシュで、元 Easpa Measa のギタリストだったことには驚いた。Fy Fan ジャパン・ツアーの最終日・北浦和Kyara に、かれらを見に行ったときのこと、Too Circle Records の Mくんにそのことを教えられ、Ian ともそのことについて話すことができた。かれもまさか日本で私と会えるなんてと驚いていた。ちなみに、かれが Easpa Measa に在籍していたのは、 "Renounce & Dethrone" demo CD-R までで (そういえば、この時期はツイン・ギターだった)、次に当レーベルからリリースされた split 7" with Nemetona のころには既に脱退していたようだ。かれも Easpa Measa は怒りに満ちたバンドだと言っていたので、いずれ日本に呼びたい。かれは今デンマークに住んでいる。世界は狭い。

*The band photo was taken from their myspace.

New Distro Items: 10/18

ALTERCADO - Radio Rebelion CD (Persistencia Records) ¥900

チリのポリティカル・ハードコア "Altercado" の既に4作目となるフル・アルバム。以前の作品はすべて未聴だった。しかし、この作品で初めて聴いて非常に気に入った。基本は、「ファストコア」とも呼べそうな勢いのある、重量感も十分のハードコア・サウンドだが、本作を聴いていくうちに一筋縄ではいかないバンドと判明する。全編を支配するダークな様相から、そのことはうすうすと感じていた。Catharsis を彷彿とさせるモニュメンタル・パートをも緊張感たっぷりに導入しているのだ。これがまたかっこよく、「激情」も申し分なしと言えよう。ラスト・ソング "Radio Rebelion" はその集大成的な13分以上にも及ぶロング・ソングである。さらに、このことにより、このバンドの「存在」がどのようなものかも分かってくる。そのラスト・ソングの冒頭の歌詞には、「1982」とある。この1982年当時のチリは、ピノチェト軍事独裁政権の支配下にあった。軍事独裁政権によって、反対する人々への弾圧・拷問・虐殺が容赦なく行使され、また、その軍事独裁政権が推進した新自由主義によって、人々はますます貧困のどん底に追いやられていた。つまり、この曲はその「暗殺者」に対する告発がいまだチリ・パンクスの間で続けられている証なのである。その曲にまたある「Our love」ー「And our hate (against the tyrant)」を奪還するために。そのほかには、"Today I stopped loving private property. And believing in social peace." (今日、俺は私有財産を敬愛することを止める。そして社会平和を信じる) と唄う "The Lower Class Wants To Light the Sky" がよかった。というわけで、やつらの「私有財産」を徹底的に否定する完全D.I.Yな姿勢にも勇気づけられる全8曲。

Persistencia Records: www.myspace.com/persistenciarecords

2009/10/17

Massmord - Hatet vi alla bär 7" (ACM???) is Cancelled

"Acclaim Upcoming Releases" 及び "Massmord - News" で告知した MASSMORD - Hatet vi alla bär 7" (ACM???) ですが、新曲作りが順調のようで、より多くの曲を収録したいというバンドの意向から、本作は、かれらのニュー・アルバム (3rdアルバム) に変更になりました。ということで、この 7" のリリースは中止となります。

詳細は、www.massmord.net

現時点で、Acclaim Collective (A) は、財政的な理由からそのニュー・アルバムの共同リリースへの参加は辞退しました。

また何か変更あれば、このブログで知らせます。

2009/10/14

Acclaim Upcoming Releases: Shades of Grey - Freedom/Incarceration LP (ACM???)

Acclaim Upcoming Releases に、以前、当ブログでも紹介した (2009/0/7/10 - Shades of Grey) スウェーデン・ストックホルムの Shades of Grey の "Freedom/Incarceration" LP (ACM???) が新たに加わりました。

本作は、demo CD、split LP/CD with Massmord に続くかれらのファースト・アルバムで、Nakkeskudd Plater (ノルウェー)、Contraszt! Records (ドイツ)、Sadness of Noise (アイルランド) の4レーベル共同リリース。リリースは来年予定。


Shades of Grey: www.myspace.com/shadesofgreylkpg

2009/10/03

Petrograd - Back After 5 Years

Acclaim Collective (A) の Punks Against G8 Blog でも紹介した90年代を代表するルクセンブルクのアウトスポークンなポリティカル・メロディックパンク・バンド "Petrograd" が、2004年の活動休止から実に約5年振りに活動再開する模様。

その活動再開に伴ってのようだが、日本の SP Records から、かれらの編集盤 "
Assorted Lullabies" CD がリリースされる。内容は、"Nineoneone" LP/CD (2002)、split LP/CD with Daddy Longleg (2001)、"A.B.C." LP/CD (2000)、"Isabelle" LP/CD (1999)、"Another Happy Tale" 7" (2000)、split 10" with Unabomber から選りすぐりの全17曲を収録。

このバンドは、当時日本でも話題になった。しかし、かれらの作品はほぼ入手困難であることから、今、かれらを知るパンクスは非常に少ないと思われるので、この CD はうってつけだろう。

おそらくリリースされるであろう新作にも期待大である。

ここからは余話。実はKhatarina / Screwithin / Unarm "Killer Blow" Japan Tour with Acclaim Collective の際、ツアー車でかける CD を、当コレクティブから持っていったのだが、その中に、Petrograd (”A.B.C." CD) があった。そして、かれらはたちまち Screwithin 号のヘビーローテーションになった。ツアー中はこのバンドの話で持ちきりになったこともあった(笑)

PETROGRAD - "Assorted Lullabies" CD
(SP Records)
2009


Petrograd: www.myspace.com/petrogradband

2009/10/01

Punk And Destroy presents Hardcore Detonation Attack / Pisschrist Japan Tour 2009

Punk And Destroy presents
Hardcore Detonation Attack / Pisschrist Japan Tour 2009

10月


23日(金)新潟WOODY with AGE + more
24日(土)高円寺20000V with AXEWIELD, SCREWITHIN, COSMIC NEUROSE, ATF + more

25日(日)横浜CLUB24WEST with SYSTEMATIC DEATH, ANARCHY CONDOMS, V!XENISH + more

26日(月)四日市CLUB CHAOS with ACROSTIX, CONTRAST ATITUDE, UNHOLY GRAVE, TNA, D-CLONE

27日(火)大阪BEARS with NIGHTMARE, MASTERPEACE, LASTSENTENCE

28日(水)小倉FUSE with AI, 有毒物質 + more

29日(木)廣島BORDER with ORIGIN OF M + more

30日(金)高知CHAOTIC NOISE with CONGA FURY + more

31日(土)津山K2 with DISTURD, SKIZOFRENIA + more


11月

1日(日)大阪HOKAGE with FRAMTID, WARHEAD, DISTURD, FEROCIOUS X, SANPEDRO, SYSTEM FUCKER
2日(月)名古屋HUCKFINN with FRAMTID, REALITY CRISIS, 九狼吽, ORdER, ROTARY BEGINNERS, CONQUEST FOR DEATH

3日(火/祭)新大久保EARTHDOM with FRAMTID, VIVISICK, ELEKIDZ, CROW, KRIEGSHOG, CONQUEST FOR DEATH


PISSCHRIST / FRAMTID - hardcore detonation attack split 7"ep OUT SOON on H:G FACT

Pisschrist: www.myspace.com/dbeatholocaust

Punk And Destroy: punx.exblog.jp